女神小说

日文775

女神小说 2023-08-05 15:47 出处:网络 作者:女王小说编辑:@女神小说
No その名を、近卫前久。 信长に敌対し、信长包囲网の构筑に一役买ったかと思えば、甲斐府中まで同道して武田氏灭亡を见届けたりもする表裏比兴の男。
No
その名を、近卫前久。
信长に敌対し、信长包囲网の构筑に一役买ったかと思えば、甲斐府中まで同道して武田氏灭亡を见届けたりもする表裏比兴の男。
神出鬼没、何を考えているかもわからない、とにかく容易でない相手である。
人払いをした上で、寺の离れで近卫前久と向き合った光秀は、彼の话を闻き、目の前が真っ暗になるのを覚えた。
「―――今、なんと………」
早钟を打つ鼓动を抑えながら、喘ぐ様にして声を上げる。
近卫前久は扇を动かして、胸元にゆるゆると风を送りつつ、じっと光秀を见据える。
千年もの间、この国に涡巻く阴谋の涡中に在り続けた一族の末裔らしく、その眼差しからは何の感情も読み取れなかった。
「信长を讨て」
缲り返された言叶に、眩晕がしてくる。
事もあろうに、织田军の阵中、その只中である。
人払いをしているとはいえ、どこで谁が闻き耳を立てていてもおかしくないのだ。
「そ、それは、しかし………」
顔面を苍白にしながら、言叶を探す。
だが、何も见つからなかった。
そんな光秀に対し、前久はさらに追い打ちをかけてくる。
「これは主上の思し召しにおじゃる」
「っ………」
血の気が引くとは、まさにこの事。
いずれ、このような时が来るのではないかとは薄々感じてはいた。
元より、この国にも几多の権力者が生まれてきた。
その元で、天皇家が傀儡に甘んじる事も、ままあった。
だが、天皇家に“成り代わろう”とした途端、不思议なことに、これまでその者に向かっていた时流の风は、ぴたっと反転する。
待っているのは、灭亡の二文字である。
脳裏に、琵琶湖の湖面を赤々と染めて浮かび上がる安土城天主が浮かぶ。
“天下人”で我慢すればよかったのだ。
“天上人”になろうと望んでは、ならないのだ。
(龙の尾を踏んだ………)
ごくり、と生唾を饮み込む。
「せ、拙者などにそのような大役………」
顔面苍白のまま、声を震わせる。
「无论、おぬしのみに任せようとは思わぬ」
前久の言叶に、ハッとする。
「で、では、既に………」
「手筈は整っておる。武田を灭ぼした后、织田信长は毛利辉元を讨つため、备中に向かう。羽柴秀吉からの援军要请に応じてな。その大将には光秀殿、おぬしが任じられよう。そこに、信长を讨つ机が生まれる」
「それは………」
羽柴秀吉からの援军要请など、闻いたことがない。 copyright
だが、前久は既に确定している事であるが如く语る。
それはつまり、羽柴秀吉本人か、少なくとも羽柴秀吉に大きな影响力を持つ人物がこの计略に同意していることを意味する。
(羽柴殿が、まさか………)
百姓の子に生まれ、草履取りから军団长まで取り立てられた羽柴秀吉。
その信长に対する忠诚心は絶対であるように见えた。
そんな羽柴秀吉が信长暗杀に加担していると知って、心が大きく揺らぐ。
「时に、光秀殿。麿は若い顷、武士に憧れを抱いておった事があってな」
光秀の心情などお构いなしに前久は话题を大きく転じた。
「越后の长尾景虎の元に身を寄せ、その関东平定に手を贷していた事があった。あれは、1560年顷の事故、麿がまだ24、5歳の顷だった。今にして思えば若気の至り。とはいえ、得难き経験でもあった」 本文来自
「は、はぁ………」
话の着地点が见えず、生返事を返すので精一杯だった。
一体、何の话をしようというのか。
「その际に、会津の芦名氏の元まで足を伸ばしてみたことがあった。名高き白河関を见物するついでにの」
「………」
神出鬼没とは思っていたが、まさか奥州にまで足を伸ばしていたとは惊いた。
1573年には、毛利辉元に対する包囲网を构筑しようとした信长の求めに応じて九州に下向、大友氏、伊东氏、相良氏、岛津氏の和议を図っている。
その足迹は、ほぼ日本全土に及んでいるのかもしれない。
「その际に、舟木兵部少辅景光とやらの妻を孕ませてしまってな。生まれた娘を引き取った」
话の筋が见えてこない。
高贵な身分の者がやってくれば伽のものを出す事もあろう。
例え、夫ある身であろうと、前久に求められれば拒む事などできようはずもない。
子が生まれるとて、なくはないだろう。
だからどうしたというのだ。
一体、何を言いたいのか。
「この阵中にも伴っておる。信长に会わせようと思ったのだが、おぬしに会わせた方がよいのではと思ってな」
「………」
意味が分からな过ぎて反応に困る。
芦名氏の家臣の妻に産ませた子をなぜ自分に会わせる?
戸惑う光秀をにやにやと见つめ、前久が手を叩く。
微かな衣擦れの音とともに、一人の女性が部屋に入ってきた。
「あっ………」
その顔を见た途端、まるで雷に打たれたかの如く、光秀は硬直した。
まだ20歳そこそこの、美しい女だった。
白い肌は透けるようで、大きな黒い瞳は何もかも见透かすかの如く煌めいている。
すーっと通った鼻筋に、小さな口が爱らしい。
「どうじゃ、光秀。よく似ていると思わぬか?」
似ているどころではなかった。
その姿は、まるで帰蝶本人だった。
実际には、20歳前后の帰蝶を光秀は知らない。
知っているのは、15歳で帰蝶が信长に嫁ぐまで。
再会した时には、既に30歳を超えていた。
だが、20歳顷の帰蝶は、きっとこのように美しい女だったのだろうと疑いを持つ事もなく确信できるほど、まさに生き写しだった。
「ふふ、良い顔をするの。その顔を见たくて连れて参ったのじゃ」
してやったりと言った顔で前久は笑う。
「さぁさ、硬い话はここまでじゃ、光秀殿。酒でも饮みながら、ゆるりと语るとしようぞ」
半ば梦でも见ている気分のまま促されるままに人を呼び、酒肴の用意を命じる。
女も、率先して立ち働いた。
膳の用意が整えられていく间も、光秀は无意识のうちに、女の姿を目で追っていた。 copyright
「あまりに似ておるでな。麿は戯れに帰蝶と呼んでおる。帰蝶、光秀殿に酌を」
「はい」
帰蝶が颔き、光秀の傍らに控えて铫子を持つ。
促されるままに盃を手に取ったはいいが、盃を持つ手が微かに震えてくる。
年甲斐もなく、紧张しているのだ。
それを误魔化すように、注がれた酒を一息に饮み干す。
「帰蝶。あれを见せよ」
「はい」
前久の命に応じ、帰蝶がゆるりと立ち上がり、中央に进み出て扇子を开いた。
そして、朗々と謡いながら、舞い始める。

―――人间五十年、下天のうちを比ぶれば、梦幻の如くなり

信长がよく舞う、『敦盛』だ。
(悪ふざけが过ぎる………)
そうも思ったが、时に优美に、时に力强く舞う帰蝶から目を放す事が出来なかった。

―――ひと度生を享け、灭せぬもののあるべきか

「人の世の50年など、下天においては1日に过ぎぬ。诚に儚きものよ。见事であった、帰蝶」
「お目汚しを致しました」
前久の賛辞に一礼を返し、帰蝶が再び光秀の傍らに座る。
身体を动かして少し汗ばんだのか、衣に焚き染めた香が立ち昇り、鼻先を甘く擽る。
「见事であった。帰蝶……殿。盃をとらそう」
「ありがたく顶戴いたします」
ぎこちなく名を呼びながら、盃を渡し、酒を注いでやる。
帰蝶は小さな唇を盃に触れさせ、酒を饮み干していく。
盃越しに、目が合った。
その目に、微かな笑みが渗むのを见て、その匂い立つような色香に、どくん、と鼓动が大きく跳ねる。
その姿を见て、前久が満足そうに目を细める。
それから神妙そうな顔つきになった。
「帰蝶殿は残念じゃったな」
「は………」
言叶に诘まる。
心がざわざわとし、背筋に嫌な汗が浮かんでくる。
前久は知っているのだ。
帰蝶が死んだ事だけでなく、光秀が密かに想いを寄せていた事さえも。
谁にも话した事などない。
だが、确実に前久は知っている。
その情报力があればこそ、近卫家は今でも朝廷の中枢に在り続けることができているのだろう。
近卫前久が、“鵺”と呼ばれるのも、その得体の知れぬ薄気味悪さが故。
そして、そのような怪物になぞらえられる男は、光秀が、信长に対して抱いている屈折した思いにさえ、気づいているのかもしれない。
いや、きっと気付いているのだろう。
だからこそ、信长を讨つ役目に自分を选んだのだ。
帰蝶の恨みを晴らせ、と。
だが、帰蝶の最期の言叶は恨み言ではなかった。
帰蝶は、光秀に信长を託して、逝ったのだ。
前久の申し出に応じることは、帰蝶の思いを裏切る事になる。
光秀が葛藤に顔を歪めていると、前久は盃を膳に伏せた。
「さて……麿は退散するとしよう。光秀殿、帰蝶はそなたに与える。麿の“大切な娘”故、粗略には扱わんでくれよ」
にやにやと笑みを浮かべながら、前久が立ち去っていく。
光秀は言叶もなくその后ろ姿を见送る事しかできなかった。
前久の申し出を断るならば、拒絶すべきだ。
それはわかっている。
だが、准三宫?近卫前久の娘に耻を掻かせたとあれば、それはそれでまずいことになる。
何より―――もはや、光秀の心は帰蝶に魅了されていた。
「さあ、光秀様。もう一献………」
そう言いながら、帰蝶が盃を倾け、酒を己の口に含む。
濡れて辉く、朱色の唇に引き寄せられるように、しなだれかかってくる柔らかな体を受けとめ、腕を回し、唇を重ねる。
流し込まれる酒を饮み干す。
身体が热くなり、血が下半身に势いよく流れ込んで、肉棒を激しく滚らせる。
このようなことは妻?熙子を6年前に亡くして以来、ついぞなかったことだ。
帰蝶への恋慕を抱きつつも、明智城を落とされ、各地を放浪する中でも文句ひとつ言わずについてきてくれた熙子を、光秀は爱していた。
だから、これまで侧室を置いた事もない。
周囲から揶揄される程、夫妇仲はよかったと今でも思っている。
だが、今は。
欲望に突き动かされる身体を、心を、止めることができそうになかった。
(すまぬ、熙子………)
心の中で谢罪しながら、舌を伸ばし、络ませ合う。
帰蝶によく似た瞳が润む。
そこに映る自分の姿。
昔とは违う、年を重ね、衰えた丑い姿に、心が痛む。
帰蝶の白く美しい手が、裈を缓めて肉棒を取り出し、浮き出た血管をなぞるように指を这わせる。
その妖艶な仕草に、どくん、と鼓动が高く鸣る。
「そのような事は诠なき事。私の名は帰蝶にございます」
そう答えながら、光秀の股间に顔を埋める。
硬く张り诘めた肉棒に、赤く柔らかな舌が这いまわり、その小さく温かな口の中に咥え込まれていく。
「うぅっ………」
光秀の顔が、快楽に歪む。
熙子から、このような爱抚を受けた事などない。
未知の悦楽に、身体が痺れる。
その様を上目遣いに见上げながら、帰蝶が头を上下に振る。
その白い頬に数本の髪の毛が络む様が、また艶めかしい。
まるで、己の身に络みつき、络め取る蜘蛛の糸のようだ。

ずちゅっ、ぶちゅっ、くちゅっ……??

「くっ、あぁっ……?」
根元を唇で缔め付け、棹に舌を络め、喉奥で先端を缔め付ける。
大海の中で翻弄される小舟の如く、その唾液の中で肉棒が弄ばれる。
淫らな音が响く度、光秀の体がまるで女を知らぬ初心な少年かの如く小刻みに震えた。
后ろに手を突き、身を仰け反らせながら、少しでも快楽に耐えようと试みる。

ぐちゅっ、ずちゅっ、れろっ、じゅるっ……??

「あふっ?あぁっ?…き、気持ちいいっ……?」
光秀の我慢を嘲笑い、その心を蕩かそうとするかのように、帰蝶は様々な技巧で、肉棒に快楽を刻み付けていく。
さらには膨れ上がった睾丸を掌中に収め、コロコロと転がす。
その巧みな口淫の前に、光秀は他爱もなく喘がされ、あっという间に射精欲が込み上げてくる。
「あっ、あぁっ、も、もう、出るっ……?」
射精を覚悟した瞬间。
「ぷはっ?」
帰蝶が肉棒を吐き出し、根元を抑えて射精を阻害した。
「はぁっはぁっはぁっ……な、なぜ…」
荒い呼吸を吐きながら帰蝶に寻ねると、その口元に薄く笑みが浮かぶ。
「精を放たれる际には、私の名をお呼びください?」
「っ………」
それは、帰蝶を帰蝶として认めよという意味だ。
それを闻いた途端、光秀の顔つきが厳しくなる。
「それは………できぬ」
「何故にございますか?」
「知れた事。そなたは、帰蝶様ではないからだ」
「ふふ、光秀様は本当に、帰蝶様の事を好いておられたのですね」
肉棒を握り、軽快に扱き上げながら、帰蝶が目を辉かせる。
「む、无论だ。侬は帰蝶様を敬爱しておる」
「抱きたいと思っておられたのでしょう?」
「ふ、不敬な。帰蝶様はかつての主君の息女、そして今の主君の奥方様ぞ。抱きたいなどという不逊な思いなど一瞬たりとも抱いた事などない」
「そうですか。私は本物の帰蝶様を存じ上げません。ですがきっと、素晴らしいお方だったのでしょうね。もし私で成り代われるものならば、どうぞ私を抱いてくださりませ。しかし、饱くまでも帰蝶様の代わり。その事、ゆめゆめお忘れなきよう」
笑みを含んだ声音でそう告げ、肉棒の先端にちろちろと素早く舌を这わせる。
「だ、断じてっ……んあぁっ……そ、そなたを、帰蝶様の代わりなんぞと……おふっ?……お、思うてやるものかっ……??」
强がる言叶とは裏腹に、扱かれる度、先端から随喜の涙が溢れ出す。
一度は引き缔めた表情も、瞬く间に崩れていく。
捻りを加え、カリ首に引っ挂け、亀头を掌で擦り、実に滑らかな动きで扱き上げられる。
我慢汁を络めた手が动く度、くちゅくちゅと淫らな音が响く。
光秀はびくびくと体を震わせながら、ぎゅっと目を闭じ、ひたすらに快楽に耐えようとした。
睑の裏で、ばちばちと快楽の火花が散る。
身体の奥底から、射精感が込み上げてくる。
だが、文字通り光秀が射精する瞬间が手に取るようにわかるのだろう。
あと、一往复で射精に至るという瞬间に、帰蝶の手が离れてしまう。
「あっ、あぁあっ………」
口の端から、惜しむ想いが喘ぎ声となって零れ落ちる。
「ほら、こんなに………」
帰蝶が、我慢汁涂れになった掌を见せつけてくる。
小指から顺々に折っていくと、くちゅっ、じゅぷっと粘着质な音が响く。
寸止めをされた肉棒が切なく震え、次から次へと新たな我慢汁が渗み出てくる。
「次はこちらで………?」
帰蝶がゆっくりと着物の前を开く。
现れたのは、白くたわわな乳房。
先端の桜色の蕾に、视线を夺われ、さらに呼吸が激しくなっていく。
帰蝶が光秀の腰を引き寄せ、自身の膝に乗せる。
豊かな乳房の至近距离で、雄々しく耸える肉棒。
これからされる事への期待感に、さらに鼓动が弾んでいく。
「包んで差し上げます?」
乳房を広げ、ゆっくりと肉棒を包み込んでいく。
「はうっ?ふぁっ?こ、これっ?気持ちいいっっ……??」
柔らかくて、温かくて、ふわふわの感触はまさに极楽だった。
几ら引き缔めようと思っても、唇から力が抜け、涎が零れ落ちるのを止められない。
「动かしますね?」
「あひぃっ?あぁぁあっっ??」
帰蝶がゆっくりと乳房に添えた手を动かす。
柔らかく扱かれる肉棒は、もはや乳房との境目が分からなくなるほどに蕩け切り、思考能力がどんどん失われていくようだった。
「难しい事は何も考えず、今はただ心行くまで、堪能してくださいませ?」
「あぁあっぁあっ……??」
ぐるぐると视界が回る。
ぶちぶちと神経が千切れていく。
気持ちいいという事以外、何も考えられなくなる。
「出したくなったら、いつでも呼んでくださいまし。私の名を?」
体中の血が沸腾しているのではないかと思う程热い。
「呼んでくださらない限り、絶対に出させません?」
乳房を动かす动きが、自在に変化していく。
単に上下に擦る动きから、互い违いに扱き上げ、或いはむぎゅぅっと押し溃す。
さらに、谷间にとろとろと唾液を垂らす事で、我慢汁と混じり合い、ぬるぬるとした感触がさらに光秀を追い込んでいく。

ずちゅぅ?にちゅぅ?ぬぱんっ?ぱにゅんっ?もにゅんっ?
もっちゅんっ?ぱっちゅん?にっちゅ?ぬちゅぅっ??

「あっ?あっ?つ、强すぎるぅぅぅっ…‥??」
様々な快楽に翻弄され、訳が分からなくなっていく。
「気持ちいいでしょう、光秀様?」

ずちゅぅ?にちゅぅ?ぬぱんっ?ぱにゅんっ?もにゅんっ?
もっちゅんっ?ぱっちゅん?にっちゅ?ぬちゅぅっ??

「気持ちいいっ?はひんっ、き、気持ちいいっ?」
「このまま、どびゅどびゅって、気持ちよーく精を放したくはありませんかぁ?」

ずちゅぅ?にちゅぅ?ぬぱんっ?ぱにゅんっ?もにゅんっ?
もっちゅんっ?ぱっちゅん?にっちゅ?ぬちゅぅっ??

「あぁっ?だ、出したいぃぃっ??」
「そうですよねぇ。白くてぇ?どろどろでぇ?ねばねばのぉ?だしてぇ?私の顔とぉ?胸をぉ?い~っぱい、汚したいですよねぇ??」 本文来自

ずちゅぅ?にちゅぅ?ぬぱんっ?ぱにゅんっ?もにゅんっ?
もっちゅんっ?ぱっちゅん?にっちゅ?ぬちゅぅっ??

「ひあぁぅ?だ、出したいぃぃっ……??」
「ですよねぇ?そのためにはどうしたらいいんでしたっけ??」

ずちゅぅ?にちゅぅ?ぬぱんっ?ぱにゅんっ?もにゅんっ?
もっちゅんっ?ぱっちゅん?にっちゅ?ぬちゅぅっ??

「おふっ?あぁあっっ??な、名前をっ?んあぁっ?よ、呼ぶぅぅぅっ??」
「そうですよぉ。私のお名前?呼んでください?」

ずちゅぅ?にちゅぅ?ぬぱんっ?ぱにゅんっ?もにゅんっ?
もっちゅんっ?ぱっちゅん?にっちゅ?ぬちゅぅっ??

「あぁあっっ?そ、それはっ、だっ、だめっ、だめぇぇぇっっ?」
「ふふ、ダメなんですかぁ。じゃあ、このまま出させてあげません?」

ずちゅぅ?にちゅぅ?ぬぱんっ?ぱにゅんっ?もにゅんっ?
もっちゅんっ?ぱっちゅん?にっちゅ?ぬちゅぅっ??

「ひぃぃぃっっ?そ、そんなぁっ?お、おかしくっ、おかしくなりゅぅぅっ??」
髪を振り乱し、穴という穴から液体を垂れ流す様からは、もはや名将の面影もない。
帰蝶はふふ、と笑みを零すと、乳房を抑える手にさらに力を笼め、
「じゃあ、おかしくなっちゃいましょ?」
一気に肉棒を扱き上げる速度を加速させる。

ずぢゅっずぢゅっずぢゅっずぢゅっ??
ばぢゅっばぢゅっばぢゅっばぢゅっ??
たぱんったぱんったぱんったぱんっ??

「ひぃぃぃぃぃっ???」
光秀の背中が思いきり反り返り、舌を突き出しながら叫ぶ。
「ほら?ほら?もっと激しくしますよぉ?」

たぱんったぱんったぱんったぱんっ??
ばぢゅっばぢゅっばぢゅっばぢゅっ??
ずぢゅっずぢゅっずぢゅっずぢゅっ??

「ぎぃあぁぁぁぁっ???」
我慢汁がさながら射精しているかの如く周囲に飞び散る。
「まだ我慢なさいますかぁ??」

ばぢゅっばぢゅっばぢゅっばぢゅっ??
たぱんったぱんったぱんったぱんっ??
ずぢゅっずぢゅっずぢゅっずぢゅっ??

「――――っっ??」
バチバチと视界で火花が散り、头の中を白く染め上げていく。
冗谈でなく、死の恐怖すら如実に感じた。
「もういいじゃないですかぁ………ね??だから……堕ちちゃいましょう?」
暴虐的なまでの快楽と、慈爱の笼った优しい声音。
缓急织り交ぜての责めに、これまで、耐えに耐え続けてきた光秀の我慢も、遂に崩れ落ちてしまった。
「あぁぁあぁっ??き、帰蝶っ、きちょうっ、帰蝶ざまぁぁぁぁっ」
苦闷の表情を浮かべながら、その名を叫ぶ。
「はーい、帰蝶でございます?」
帰蝶が笑い、より一层胸の动きを激しくする。
「あがああぁぁぁぁっっ」
そして、光秀は爆ぜた。

どっぴゅんっ?びゅるるるるっ??どびゅどびゅどびゅっ??びゅくんっびゅくんっ?びゅるるるるっ?どびゅぅぅぅっっ……??

帰蝶の谷间からさながら喷水の如く喷きあがった白浊液が、びちゃびちゃと降り注ぎ、辺り一面を白く汚していく。
浓厚な栗の花のような匂いが充満していく。
「あぁぁっ?帰蝶っ?帰蝶様っ?帰蝶様ぁぁぁぁっ??」
一度决壊した堰はもはや何物も押し留める事は出来ない。
缲り返し缲り返し、帰蝶の名を呼び続け、心に开いた穴を広げていく。
その名を呼ぶ度、帰蝶は光秀を射精に追い込んでいく。
乳房で。
口で。
手で。
足で。
そして、秘所で。
「さぁ、光秀様?」
両膝を立て、自身の指で秘所を开いて诱う帰蝶。
「帰蝶………様ぁ?」
光秀は铅のように重い体を引きずるようにして帰蝶に伸し挂かり、その秘所を肉棒で贯いた。
「私が帰蝶です?贵方が爱する帰蝶?私も、贵方を爱します?だから、もっともっと、私の名を呼んでくださいまし?私の身に精を注いでくださいまし?」
柔らかな襞に缔め付けられ、あっという间に絶顶に押し上げられる。
帰蝶は穏やかな笑みを浮かべながら、何度も何度も、その身で精を受け止め続ける。
光秀の身に、快楽を深く刻み込み、その心に帰蝶の名を深く刻み込むように。
十数回も射精を重ねる顷には―――
「はひっ……?……あひぃっ……??……帰蝶、様ぁ………うひっ?……も、もっとぉ……??」
すっかり弛缓したその顔からはもはや、知性の片鳞さえ见出す事ができなくなっていた。

***

数日后、明智光秀は多くの武将たちの前で耻を掻くことになる。
诹访の法华寺において、徳川家康も含む武田征伐に加わった武将たち、穴山梅雪ら武田の降将たちも交えて开かれた戦胜祝いの宴にて、「私も骨を折った甲斐がありました」と光秀らしからぬ迂阔な言叶を口にしてしまったのだ。
これを信长は闻き咎め、「お前如きが何をしたというのだ!」と激怒。
诸将の前で、殴られ、蹴られ、投げ飞ばされ、栏干に头を押し付けられると言った散々な目に遭ったのである。
とはいえ、実际に光秀は甲州征伐において大きな功绩を挙げた訳でもないのだから、全く以て不用意な事を口にしたものである。
この日、伤の手当てをしてもらいながら、光秀はこれまで溜めに溜めてきた怒りや悲しみをあらいざらいぶちまけ、泣き続けた。 内容来自
帰蝶はそんな光秀を优しくあやしてくれた。
光秀は帰蝶の爱に溺れ、その身によって13度、精を搾り取った。

その后、信长一行は富士山见物を兼ねて骏河に向かい、骏河兴国寺城で北条氏政による接待を受けた。
光秀は帰蝶と体を重ね、その最奥に16度、精を放った。

浜松城では徳川家康の歓待を受け、光秀は帰蝶の身を贪り、22度、その身を白く汚した。

ゆるゆると东海道を进む间、宿泊の度に光秀は帰蝶を抱いた。
そして、4月21日、信长は渐く安土城に戻った。
信长に同行していた光秀も同日、居城?坂本城に帰り着いた。
帰蝶のために人目に付かない场所に离れを用意し、连日连夜、朝から晩まで入り浸った。

とはいえ、ゆっくりとはしていられない。
5月15日には信长の盟友である徳川家康が安土城にやってくる。
光秀は、その际の飨応役に任じられていた。
帰蝶の肌からの离れがたさを感じながらも、光秀は安土城に向かった。
太阳が黄色く感じられるほど疲労困惫し、足元もふらつき、意识は散漫としていた。
そして、この场で光秀はまたしても信长の怒りを买ってしまう。
信长の长年に亘る盟友である徳川家康のためにと光秀自身で献立から考え、苦労を重ねて用意した膳だったが、その鱼が腐っていたのだ。
これもまた、普段の用意周到な光秀であればあり得ないような失态である。
これに信长は激怒し、光秀に向って膳をぶちまけ、すぐにその场で家康の飨応役から解任。
そのまま羽柴秀吉の援军として备中に向けて出阵するように命じられたのである。
光秀は家康に慰めの言叶を挂けられても、缔まりのない笑みを浮かべて颔く事しかできなかった。
后を引き継ぐことになった丹羽长秀や长谷川秀一に引き継ぎを済ませ、安土城を出る。
大事な役目を解任された负い目や屈辱よりも、坂本城に戻れる喜びの方が胜っていた。
これで、帰蝶に会いに行けるのだから。

***

「あぁ、帰蝶様ぁ……?…また、上様の怒りを买ってしまったよぉ………??」
5月17日に坂本城に戻ってきた光秀は、そのまま帰蝶の下に向かった。
「まぁ、それは大変でしたね、光秀様?」
年甲斐もなく甘えた声を出す光秀を、帰蝶は优しく迎えてくれる。
それまで人目を気にして気难しい顔を取り缮っていた光秀だったが、帰蝶の姿を目にするなり、その顔が弛缓した。
すぐにお互い着物を脱ぎ捨て、肌を合わせる。
「帰蝶様?贵女が恋しくて、恋しくて……」
光秀は恍惚の表情を浮かべたまま、帰蝶の唇を吸い、胸元に顔を埋め、その秘所を対面座位で贯き、その名を呼びながらかくかくと腰を振るう。
「私も、光秀様に抱かれる事ばかり考えておりました」
その声を闻くだけで、言い知れぬ幸福感に心が満たされていく。
后头部をぎゅっと抱えられ、诱われるままに豊満な胸元に顔を沈める。
甘い香りに头の中が瞬く间に桃色に染められ、この数日の间溜まりに溜まった白浊液が射精を求めて喷きあがってくる。
「帰蝶様?帰蝶様ぁ?…も、もうっ……?」
「あら。もう出してしまわれるのですか?」
「出したい?出したいでひゅぅ……?」
そこには、イエズス会の宣教师ルイス?フロイスが着书『日本史』の中で、「计略と策谋の达人」と评した男の面影は欠片も残されていなかった。
帰蝶の胸元にべろべろと舌を这わせ、头を抚でられる事に至福の表情を浮かべ、ただ只管に腰を振って快楽を贪る。
もはや完全に、光秀の心は帰蝶で占められていた。
そのせいで、らしくない失言や失态を引き起こし、信长の怒りを买ってしまっている。
だが、もはやそんな事さえも気にならなくなっていた。
「いいですよ、光秀様?存分に、お出しください?」
腰に帰蝶のむっちりと肉付きの良い白い両足が巻き付き、さらに奥深くへと肉棒が诱われる。
无数の襞が络みつき、じゅるじゅると淫らな音を立てながら精を搾り取ろうと蠢く。
それは、まさに底なし沼である。
「あぁっ?き、帰蝶様ぁっ?で、出るっ!!」

どびゅんっ?びゅくびゅくっ?びゅぅぅぅっ??びゅるるるるっ??

びくびくと体を震わせながら、溜めてきた精を一挙に注ぎ込む。
「光秀様?」
帰蝶が光秀の顔を上げさせ、唇を重ねる。
そのまま体重をかけて、押し倒す。
仰向けに寝転がる光秀の腰に跨り、唇を重ね、舌を络め、唾液を贪り、秘所で肉棒を咥え込み、そのまま激しく腰を上下に振るう。

ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?
ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?ぱんっ?

二人の腰がぶつかる音が淫らに响く。
光秀は帰蝶の乳房を揉みしだき、帰蝶は光秀の乳首を弄缲り回す。
射精したばかりだというのに、あっという间に絶顶に押し上げられる。
「んん――――っっ??」
光秀が目を剥き、その体ががくがくと震える。
二人の结合部から、白浊液と爱液が混じり合い、泡立った液体が溢れ出す。
それでも、帰蝶は腰を动かし続け、神経を焼き切るような快楽を光秀に与え続けた。 内容来自
その姿はさながら、桔梗の花と戯れ、その蜜を贪り尽す蝶のようだった。
「あひぁぁっ?ま、また出るっ、出ますぅっ、帰蝶様ぁぁぁぁっ??」
豊かな乳房を指が食い込む程きつく握りしめ、その最奥に精を注ぐ。
帰蝶の腰が、まるで石臼のように肉棒を缔め上げ、睾丸の白浊液を最后の一滴まで逃さずに绞り上げる。
二人の肉宴は、光秀が精も根も尽き果て、意识を失うまで続いた。
意识を失う寸前、帰蝶は光秀の耳元で嗫く。
「私は帰蝶?信长の宠爱を得られなかった哀れな女?私の爱する光秀様?どうか、私の恨みを晴らしてください……?」
嗫きながら、肉棒をねっとりと缔め付ける。
「き、帰蝶様ぁぁぁぁ………?」
穴という穴から液体を垂れ流しながら、光秀は爱する女の名を呼び、その最奥にその日最后の精を注いだ。

その翌日も、そのまた翌日も。
昼间は家臣を指挥して备中への出阵準备を进めつつ、夜になると帰蝶の下を访れ、空が白むまで快楽を贪る日々を送った。

光秀が坂本城に戻ってから4日目の5月21日。
人目を忍ぶように、数人の男たちが坂本城を访れた。
光秀はその顔触れを见て大いに惊いたものの、一先ずは男たちを茶室に案内した。
「5月29日に信长は上洛する」
扇子で风を送りつつ単刀直入に告げたのは、近卫前久である。
今朝まで、近卫前久も安土城におり、信长による徳川家康歓待の宴に参列していた。
そこから帰洛する途中で、坂本城にやってきたのだ。
「今日、徳川家康殿と穴山梅雪殿は安土を発たれます。拙者は、津田信澄殿、长谷川秀一殿と共に、その飨応役を仰せつかっております故、このまま大坂に向かいまする」
そう発言したのは、信长を讨つ谋议の场にいるのが信じられない男の一人だった。
丹羽长秀である。
丹羽长秀は幼い顷から信长に仕えてきた股肱の臣。
现在の织田家中においては、北陆方面军司令官の柴田胜家と并ぶ双璧と言っていい。
光秀が解任された后の徳川家康飨応役を务め、近卫前久同様、今朝まで安土城にいた。
さらには、信长の三男?神戸信孝を総大将とする四国方面军の実质的な指挥官として、长宗我部元亲讨伐のために军団を编成している最中でもあった。
(まさか丹羽殿までが………)
その姿を见た时には、思わず声を上げそうになってしまった程である。
「上様が率いるのは森兰丸ら小姓衆30ばかり。妙覚寺に信忠様がおわすが、その手势も数百程度。ほぼ无防备と言っていいだろう。いずれも容易に讨ち取れる」 内容来自
そう発言したのは、细川藤孝である。
室町幕府13代将军?足利义辉に仕え、その死后は足利义昭を幽闭先から救出。
越前の朝仓义景、次いで织田信长の助力を仰ぎつつ、足利义昭の将军就任に尽力した男である。
足利义昭が信长と袂を分かった后は、信长に仕えてきた。
光秀自身も若い顷から世话になってきたし、娘の玉が彼の息子である细川忠兴に嫁ぐなど、光秀とも深い関係にある人物だった。
朝廷とも近く、この场にいたとしても违和感はない。
「明智様であれば铠袖一触。上様や信忠様の首を取るのはいとも容易い事でしょう」
ねっとりと耳障りな声で告げるのは、これまた光秀がこの场に居合わせる事に惊いた男である。
足を引きずるようにしてやってきたこの男、名を黒田官兵卫。
羽柴秀吉の军师である。
本来、远く离れた备中高松城に居るはずの男だ。
官兵卫は狷介な眼差しで一座を见渡す。
この场でもっとも身分の低い男とは思えぬ不逊な态度だったが、その迫力に押されて、谁も何も言えなかった。
「段取りを説明いたす。まず、决行の日は6月2日」
「その前日、6月1日には本能寺において、茶会の予定がある。麿も招かれておる故、信长周辺の备えを见ておこう。故に决行はその翌日が最适」
官兵卫の言叶を、前久が补足する。
となれば、明智军の出阵は6月1日。
(あと、10日は帰蝶様と共に过ごせる………)
话を闻く光秀の脳裏に、帰蝶の白い肌がちらつき、毎日大量に精を放ち続けているにもかかわらず、着物の下で肉棒が滚っていく。
「四国征伐军は同日、淡路に渡海する予定でおります。そのため、兵を动かしても怪しまれません。渡海する代わりに、堺を抑え、徳川家康殿を讨ちます」
丹羽长秀が続く。
信长の盟友で、戦上手な事でも知られる徳川家康は、やはり讨つ必要があるとの判断だ。
仅か30人ばかりの供と共に堺を见物している徳川家康を讨つなど、造作もないだろう。
「麿はすぐ朝廷を动かし、光秀殿を官军と致す。天下の义挙であるとな」
前久の言叶に一同が颔く。
信长暗杀が、ただの谋反と见做されれば天下の支持は得られない。
朝廷のお墨付きは絶対に必要だ。
「羽柴军はすぐさま毛利家と和议を结び、兵を返します。明智様にはそれまでの间に安土城をはじめとする近江を制圧していただきたい」
「柴田殿が戻ってくる前に、か」
「いかにも。上様や信忠様が讨たれたと知れば、柴田様は火の玉のようになって攻め寄せてきましょう。説得できるような相手ではありません。雌雄を决する必要があります。迎え撃つならば京周辺よりも、やはり近江。できるならば贱ヶ岳の辺りが望ましい」 本文来自
柴田胜家。
织田家の笔头家老にして、最强の男である。
麾下には、前田利家や佐々成政、佐久间盛政ら织田家中名うての猛将がずらりと揃っている。
真っ当にぶつかり合えば、この场に居る者の谁一人として胜ち目はない。
「明智、羽柴、丹羽の各军が共同して当たれば、いかな柴田殿と虽も対等に戦えよう。勿论、我が细川势も加わる。大和の筒井顺庆からも同意を得ておるしな」
柴田胜家を讨てれば、残るは関东の滝川一益のみ。
优秀な男であるが、柴田胜家を讨った后であれば大した胁威にはならない。
「上様を讨った后の……织田家の家督はどうするのです?」
既に、光秀を除く四人の间で、计画は练りあげられている。
光秀から见ても、この计画ならば容易に成功するように见えた。
「迹目については、信孝殿をと考えております」
ゆっくりと、丹羽长秀が名を挙げる。
「异论はなし」
すぐさま近卫前久が颔く。
「まぁ、信雄殿よりはな」
细川藤孝が苦笑する。
「元より、我らの狙いは信长?信忠の排除。主家を灭ぼし、天下を夺おうという訳ではござらぬ」
黒田官兵卫が薄く笑みを浮かべつつ颔く。
织田信孝は信长の三男。
実际に生まれたのは、次男の信雄よりも早かったが、信雄の母が信忠と同じ生驹吉乃であるのに対し、信孝の母が身分の低い侧室であったため、三男とされた。
北伊势の豪族?神戸氏の养子となったために、神戸信孝を名乗っている。
愚钝と言われる兄?信雄に比べて聡明で知られ、家臣からの人望も笃かった。
「どうかな?」
こちらの顔色を窥うように、前久が光秀を见据える。
(帰蝶殿から信长の宠爱を夺った吉乃の子より、几分よかろう?)
その目が、そう语っているように思えた。
(帰蝶殿の恨みを晴らすは今ぞ………)
他の面々には见えぬように扇子で口元を隠しつつ、前久の唇がそう言叶を纺ぐ。

―――私は帰蝶?信长の宠爱を得られなかった哀れな女?私の爱する光秀様?どうか、私の恨みを晴らしてください……?

脳裏に帰蝶の言叶が苏り、ごくりと喉が鸣る。
着物の下で、肉棒の先端から我慢汁が渗みだす。
「异论は………ございません」
「では」
前久がニッと鉄浆を涂った歯を剥き出しにして笑う。
「各々方、日本の为、全力を尽くしていただきたい」

***

谋议を図った日から20日余りが経过した6月13日。
明智光秀は、仅かばかりの供を连れ、道も分からぬ薮の中を进んでいた。
结论から言えば、何もかもがうまくいかなかった。

これも日本の安宁の为。
天道に悖る织田信长を讨つ义挙、そして何よりも爱する帰蝶の为と信じ、「敌は本能寺にあり!」と兵を京に向けた。
6月2日に计画通り本能寺と二条城を袭撃。
森兰丸ら小姓衆を讨ち果たし、本能寺を焼き尽くした。
信长も信忠も死んだはずだ。
しかし、信长や信忠の亡骸を确认する事が出来なかった。
そのせいで、全てが狂いだした。
まず、変の直后から信长?信忠父子が生存しているという噂が畿内に広まり、诸将の间に动揺が広がった。
実际に首级を示すことができないのだから、噂を否定する事など不可能だった。
光秀は计画通り近江の制圧に乗り出したものの、瀬田城の山冈景隆?景佐兄弟や日野城の蒲生贤秀?赋秀(后の蒲生氏郷)父子らの抵抗によって制圧に时间がかかってしまった。
彼らに抵抗を决断させたのは、信长?信忠生存の噂だ。
それは忠诚心というよりも、もし信长が生きていた场合、光秀に加担したと见做されれば一族根絶やしにされかねないという恐怖心が故だった。
そして、信雄を取り逃がし、さらに安土城が焼失してしまう。
谋议に加わった者たちの动きも、事前の计画とは大きく异なるものになった。
羽柴秀吉军は计画通り毛利氏と和睦を结んで军を返した。
羽柴秀吉と合流できれば事态は大きく好転するだろうと考え、その到来を心待ちにしていた。
しかし、羽柴秀吉は姫路城に达した时点で、あろうことか「光秀打倒」を呼びかけ始めた。
まさに、青天の霹雳である。
そこから、急な坂を転げ落ちるように事态は悪化していった。
大坂にいた丹羽长秀は、徳川家康を取り逃がした上、光秀の娘婿である津田信澄(信长の弟?信行の子)を自刃に追い込み、羽柴秀吉军に合流してしまった。
细川藤孝?忠兴父子、筒井顺庆に至っては何度催促しても军を动かそうともしなかった。
最大の误算は、朝廷が动かなかった事である。
朝廷のお墨付きが得られなかったことで、光秀の立场はただの谋反人に成り下がってしまった。
柴田胜家へ备える事ばかりに倾注したせいで、羽柴秀吉と戦う準备などまるでできていなかった。
信长?信忠父子生存の噂によって彼ら自身も保身に走ったのか。
それとも、これが彼らの元からの计画通りなのか。
それはわからない。
だが、谋られた、骗された、裏切られた、见捨てられたという思いは缲り返し脳裏に浮かんできた。
山崎の地で羽柴秀吉に决戦を挑んだものの、信孝を大将とし、丹羽长秀だけでなく摂津の池田恒兴、中川清秀、高山右近らの军も吸収して倍以上の大军を拥す、主君の仇讨ちという大义に意気轩高な相手を敌に回して胜てるはずもなく、明智军は败走を余仪なくされる。
长きに亘って苦楽を共にし、光秀を支えてくれた者たちの多くも命を落としてしまった。
そのような犠牲を払っても、光秀は坂本城を目指して、ただ只管に走っていた。
(なんでこんな事に……なんでこんな事に……なんでこんな事に……)
先ほどからずっと、头の中では同じ言叶だけが堂々巡りを缲り返している。
その为に、周囲の気配に気づくことができなかった。
脇腹にまるで真っ赤に燃える火箸でも押し当てられたかの如き激痛が走る。
目をやれば、薮から突き出された竹枪が深々と突き刺さっていた。
もんどりうって落马する。
「落ち武者狩りだ!」
谁かが怒鸣る声が闻こえる。
剣戟の音が响く。
仅かばかりの供が、こんな不甲斐ない主君のために落ち武者狩りと戦っているのだ。
相手の人数も分からない。
切り抜けられそうなのかどうか、それも分からない。
坂本まで、あとどのぐらいなのかも。
身体が燃えるように热くなり、急速に冷えていく。
身体の中から血が漏れだしていく感覚さえ、徐々に钝くなっていった。
虚空に向かって手を伸ばす。
口の中にも、血の味が広がっていく。
视界が歪み、黒ずみ、狭まっていく。
「き……帰蝶……様……」
その名を口にした时、脳裏に浮かんだ美しい女性。
それは一体………どちらの帰蝶であったろう………。

***

「落ち武者狩りに遭うとは……哀れな男だな」
盃を倾け、ゆっくりと酒を胃に流し込む。
近卫前久は、しばし瞑目して黙祷を捧げた后、傍らに控えて铫子を差し出す帰蝶に视线を向けた。
「よくやった」
「はい………」
労いの言叶を挂けられても、帰蝶の表情は冴えない。
「怒っておるのか?」
前久の言叶に、ぴくん、と细い肩が震える。
「すべて………思惑通りなのですか?」
「全てではない」
前久は首を横に振って、空になった盃を差し出す。
帰蝶が铫子を倾けると、
「戦场で死なせてやるつもりだった。かつて武士に憧れた麿からの、せめてもの饯としてな」
帰蝶の手元が乱れ、酒が零れる。
「粗相を………」
帰蝶が零れた酒を拭うために身を屈める。
「男に……?」
「そうじゃ。男装し、僧となり、光秀の霊も弔ってやればよい。そうじゃな………そなた、本当の名はなんだったかの?」
「アマミでございます」
「アマミ、な。ならば………」
酒を舐め、视线を空に彷徨わせる。
そして、何かを思いついたようににやりと笑みを浮かべる。
「天海じゃな。読みはテンカイ。そなたは今日から僧?天海じゃ」
「天海………承知いたしました」
帰蝶―――改め、天海が谛めたように颔く。
この鵺の如き男の思惑から逃れる事などできないことを、嫌という程思い知っていたから。

天海はこの后、徳川家康の宠臣となり、江戸の町割り、上野寛永寺の创建、日光东照宫の造営などに活跃する。
天海の推荐によって徳川家光の乳母に明智光秀の重臣?斎藤利三の子である春日局が任命され、家光の子の徳川家纲の乳母には、同じく明智光秀の重臣?沟尾茂朝の孙にあたる三沢局が任じられた。
1643年まで生きた天海は、明智光秀の居城であった坂本の地に葬られる事となる。
墓の周りには桔梗が咲き乱れ、季节になると多くの蝶が舞うという。

明治以降、西洋の风习である花言叶が日本に取り入れられた际、明智光秀の家纹たる桔梗にも花言叶が与えられた。
歴史に埋もれ、消え失せたささやかな想いを掬い上げる様に。

―――永远の爱、と。



徒兄弟


カーテンの隙间から丽らかな春の日差しが射し込む心地よい土曜の午后。
その平穏は、呆気なく崩れていくこととなる。

ぴんぽーん。
がちゃ。 内容来自

チャイムを鸣らした意味は何?と思わず突っ込みたくなるような早さで、玄関の扉が远虑会釈なく开けられる。
わかっていた事とはいえ、现実になると思わず头を抱えたくなってしまう。
「お邪魔しまーっす」
「しまーす」
声がして。
返事も待たず、家に上がる気配がする。
そのまま阶段を軽快なリズムで登ってくる、たんたんたんという足音。
「入るよー」
こちらの返事も待たずに、ノックすらせずに部屋の扉が开けられる。
「よ。お久?」
「久しぶり、优马君」
入室してきた一人目が、ニッと笑みを浮かべ、片手だけ挙げて気楽に声をかけてくる。
入室してきた二人目は、少しはにかんだような笑みを浮かべ、丁宁に头を下げている。
「―――久しぶりっすね、菜々姉、寿々姉」
俺―――久保优马は読みかけだった雑誌を闭じ、寝っ転がっていたベッドの上に座り直して二人を迎えた。
「うむ。ほら、退いて退いて」
手で虫でも払うような仕草をされ、溜息を吐きたくなる思いを隠しながらベッドから降りる。
腰まである长い髪を茶色く染めた菜々姉が、ベッドにぽふんっと腰を下ろし、きょろきょろと部屋を见回す。
とはいえ、ポスターの1枚とて贴っていない、特に见るべきものもない杀风景な部屋である。
「ふぅ。この部屋も久しぶり。なんか落ち着くわぁ」
「俺の部屋ですけどね」
「ん?何か言った?」
「なんでもないっす」
谛念とともに首を振ると、菜々姉は自分の隣をぽんぽんと叩く。
「ほら、突っ立ってないで寿々も座りなよ」
(だから俺の部屋だってのに……)
傍若无人な来访者の振る舞いに内心で突っ込みつつ、
「どうぞ、寿々姉。座ってください。俺、お茶淹れてくるんで」
ぎこちない爱想笑いを浮かべて、もう一人の来访者である寿々姉に座るよう促す。
「じゃあ、お言叶に甘えて。ありがと、优马君」
ぺこりと头を垂れて、ふわりとした微笑を浮かべた后、寿々姉が菜々姉の隣に座る。
よく似た顔立ちが二つ并ぶ。
それもそのはず、二人は双子なのである。
二人とも、アイドルと言われても何の违和感も抱かないであろう整った顔立ちをしている。
髪の长さも同じく腰の辺りまで伸ばしており、违いはその色だけだ。
菜々姉は茶色。寿々姉は黒髪。
二人が部屋にいるだけで、自分の部屋だとは思えないほど华やかに感じてしまう。
それに、二人が傍を通っただけで、ふわりと花のようないい匂いがする。
俺は部屋を出て阶下のリビングに移动し、お茶の用意をした。
二人と俺との间柄で言えば、従姉妹である。
俺の母亲の姉の子。
年は1个上。
俺が高校2年生なので、二人は现在、高校3年生と言うことになる。
こんな美人の従姉妹が二人もいるだなんて、健全な高校生男子ならば思わず己の幸运を神に感谢するのが正しい反応なのかもしれない。
少なくとも、同级生たちから羡ましがられることは间违いないだろう。
しかし、俺はそんな気持ちに等毛头なれなかった。
正直言って、俺はこの年上の従姉妹达が昔から苦手だったのだ。
仅か1歳しか违わないにも拘わらず、やたらと年上ぶり、近所に住んでいたこともあって、さながら奴隷のような扱いを受けてきたのだ。
泣かされた数など、それこそ数え切れないだろう。
しかも、亲たちの前では礼仪正しく振る舞うのだからやりきれない。
泣かされた上に、事情をよく知らない亲に何故か叱られるという理不尽な扱いを受けてきた。
思い出すだけで、暗い気持ちになる。
东京の私立高校―――确か、ヴェイン学园とかいう名前の―――に进学し、姉妹仲良く东京で暮らしていた为に暂くは平和な日々が続いていたのだが、ふらりと帰ってきたのである。
大学生になる前の、ちょっとした羽伸ばしという訳だ。
ちなみに、双子のご両亲は父亲―――俺にとっては叔父さん―――の仕事の都合で、海外に行っている。
その为、数日间、家に泊まる事になったという訳である。
折悪しく、俺の両亲は町内会の旅行だかで、この数日间は家を留守にすることになっている。
つまり―――彼女たちが滞在している间、この家は俺と姉妹だけになるのだ。
东京での暮らしで少しぐらいおしとやかになっていやしまいかと言う希望は、ここまでのやり取りでもはや崩壊している。
寿々姉に関しては昔からふんわりとしており、一见すると优しい雰囲気がするが、だからと言って気を许すのは危険だ。
そもそも、菜々姉の暴走を止めない时点で味方とは言えない。
(はぁ。嫌な予感しかしない………)
お盆にお茶とお茶菓子を载せ、忧郁な気分のまま自室に戻る。
扉を开けた瞬间、嫌な予感は的中した。
「―――何やってんの」
「お。早かったねぇ」
俺の声に、ベッドの下を覗き込んでいた菜々姉が体を起こす。
「ちょっと物色させてもらっていたの」
箪笥を渔っていた寿々姉が悪びれもせずに答える。
「物色て……何を?」
「何をって、决まってるでしょ。优马も年顷な訳だし。やっぱり、お姉ちゃんとしては気になるじゃない?ねぇ、寿々」
束の间、平穏な空気が流れる。
「そう言えば、彼女できたんだって?」
「ぶふぉっ!!??」
だが、平穏な空気を破り捨てて突然放り込まれた爆弾発言によって口に含んでいたお茶を盛大に吹き出してしまった。
ただの、岚の前の静けさに过ぎなかったようだ。
「うわっ、汚っ」
「大丈夫?优马君」
「げほっごほっ……えっ、えぇっ!?」
顔を颦める菜々姉。
心配そうにハンカチを差し出してくれる寿々姉。
俺は混乱する头と跳ね上がる动悸を抑えながら、二人の顔を交互に见比べる。
「な、なんで知って……」
动揺が収まらない。
何しろ、彼女ができたのは、まだ“2日前”なのだ。
友人も知らない。
ましてや家族になんて话せるわけもない。
谁にも话していないトップシークレット中のトップシークレットである。
「なんでって、おばさんに闻いたからに决まってるじゃない」
「买い物帰りに、公园で告白されている所を见ちゃったって嬉しそうに话してくれたわよ」
だが、二人はのほほんとお茶を啜りながら、まるで天気の话をしているかのようなさりげない顔で経纬を口にする。
「なっ……なっ……」
まさか母亲に目撃されているなんて!
しかも、よりにもよって、この二人に话すなんて!
「相手は、同じクラスの梅山彩加さん。评判の美少女なんだってね」
「はぁっ!?な、なんでそんな事まで……!!」
冲撃の连锁で、もはやノックダウン寸前である。
脂汗が止まらない。
「おばさんが、お母さんネットワークで调べたんだって」
「恐るべし、母の情报网」
「いや、2日で个人特定って、CIAかよっ」
「正确には昨日闻いたから、1日で特定されてる。有能さで言ったらCIAよりモサドね」
「悪いことはできないよねぇ」
にやにやと笑みを浮かべる菜々姉と、悟ったような表情でうんうんと颔く寿々姉。
俺の中で、嫌な予感が急激に膨れ上がっていく。
この事実を……こんな格好の“ネタ”を知って、この二人はどうするつもりだ?
「ところでさ」
菜々姉の声のトーンが低くなる。
と、同时に俺の背筋をぞくりと嫌な予感が駆け上っていく。
「な、なに……?」
「従兄弟のクセして彼女持ちとか生意気じゃない?」
「は、はぁ!?」
「どう思う、寿々?」
惊く俺ににやにやとした眼差しを向けた菜々姉が、寿々姉に意见を求める。
寿々姉は上品な仕草でお茶を啜り、
「これはお仕置きが必要だと思う」
とても冷静な声音でそんなことを宣う。
「う、嘘だろ」
「という訳で、优马。服、脱ぎな」
お茶を饮み干して、汤饮みをことりとテーブルに置き、厳かな口调で菜々姉が命令を口にする。
さぁっと血の気が引いていく音が闻こえる様な気がした。
「ふ、服って、じょ、冗谈だろ!」
「え、嫌なの?」
「そ、そりゃそうだろ!」
「へぇ。嫌なんだ?」
顔を真っ赤にして拒絶する俺を、にやにやと眺めながら、菜々姉が首を倾げる。
その様はまさしく、获物を甚振る肉食獣のそれだ。
「あ、当たり前、だろ………」
まさに蛇に睨まれた蛙。
俺の言叶も、どんどん尻窄みになっていく。
「ふーん。そんな事言っちゃうんだぁ。じゃあ、仕方ないよね。寿々。あれを」
「はい」
菜々姉の言叶に间髪入れず、寿々姉が掲げて见せたのはスマホの画面。
映っているのは、一枚の写真。
「げ、げげっ……」
それを见て、俺は思わず変な声を出してしまう。
写真に写っているのは、俺にとって人生最大の屈辱の瞬间だった。
まだ真新しい中学の制服に身を包んだ俺。
半泣き状态の俺は、上半身を同じ制服を着た女子に押さえつけられ、剥き出しのおちんちんを别の女子に踏まれている。
巧妙な角度で撮影された写真には、女子たちの顔は写っていない。
だが、それは纷れもなく菜々姉と寿々姉である。
忘れたくとも忘れられない、黒歴史だ。
俺を押さえ込んでいるのが菜々姉。
俺のおちんちんを踏んでいるのが寿々姉である。
そして、俺のお腹には点々と白い液体が飞び散っている。
そう―――俺が、二人の従姉妹による电気按摩によって、强制的に“精通”させられた瞬间を収めた1枚だった。 本文来自
「女子に电気按摩されて精通とか、マジきもーい。この写真、彩加ちゃんにも见せてあげよっか?」
「っっ……あ、彩加の连络先を知ってるのか!?」
「知らないよ。今は、まだね」
意味深に、ゆっくりとそう口にする菜々姉の言叶に、目の前が真っ暗になっていく感覚。
自分にできた初めての彼女の名前さえも、たった1日で特定されてしまう世の中である。
二人が、その気になれば、彩加の连络先を突き止めることぐらい造作もない……のかもしれない。
そんなことになったら、俺の人生は軽く终わるだろう。
「―――で、どうする?脱ぐの?脱がないの?」
「……ぎます」
「あん?闻こえないんですけど?」
「ぬ、脱ぎますっ……!」
「别に嫌々脱がれてもねぇ」
「ぬ、脱がさせてください!脱ぎたいんです!お愿いします!」 copyright
「うわ。変态。どう思う、寿々?」
「露出狂だったんだね、优马君。ちょっとおも―――残念」
「いや、今、面白いって言いかけ―――」
「何か问题でも?」
「うぐっ、あ、ありません……」
「ふふ。よろしい?……心配しなくたって、私たち、优马が本当に嫌がる事はしたことないじゃない?」
(嘘つけっ……!!)
内心で毒づくものの、言叶に出す勇気はない。
「じゃあ、优しいお姉ちゃんたちが见ててあげるから、脱いで良いよ?しょうがないなぁ」
(く、くそぉっ………)
屈辱のあまり半分涙目になりつつ、服を脱いでいく。
だが、さすがにパンツに手を挂けたところで踌躇してしまう。
だが、寿々姉が无言でスマホをひらひらと振るのを见て、観念せざるを得なかった。
意を决し、一気にずり下ろす。
「へー」
「へー」
露になったおちんちんを见て、二人の声が见事にハモった。
正直、二人に见られるのは初めてではない。
だが、だからと言って耻ずかしさが軽减される訳ではないのだ。
「な、なんだよ……」
「いや、暂く见ないうちに立派になったなーって思って」
「ちゃんと毛も生えてるし、大人のおちんちんになってる」
「う、うるさいっ、ま、前だって毛ぐらい……」
「そうだっけ?」
「ちょろっとだけね」
二人の视线を感じ、羞耻心に顔まで真っ赤にして、できるだけ身を缩こまらせる。
「も、もういいだろ、お仕置きはこれで终わり!」
「何言ってんの。まだまだこれからでしょ。寿々」
「はい」
菜々姉の指示に、寿々姉が颔き、鞄の中から黒い布を取り出す。
嫌な予感がどんどん膨らんでいく。
「この目隠しをして、ベッドに仰向けになりなさい」
「……マジで?」
「マジで」
踌躇したものの、今は菜々姉が満足するまで好きなようにさせるしかない。
目隠しを受け取り、装着する。
「ずれないようにしっかりと结んで」
「あ、ああ」
视界が塞がれるだけで、物凄く怖いし、心细い。
手探りで部屋の中を移动して、ベッドに仰向けになる。
正直、全裸でベッドに仰向けになる事すら嫌だった。
だが、そんなことは言っていられない。
「そのまま、万歳」
指示されるまま、両腕を头方向に伸ばす。
菜々姉か寿々姉かわからないが、どちらかに手首を掴まれ、头方向にさらに引っ张られて―――

―――がちゃん。

金属同士が噛み合うような音。
手首に感じるひんやりとした硬い感触。
「こ、これって……」
试しに腕を动かしてみると、

―――がしゃん、がしゃん。

予想通り、金属がぶつかり合う嫌な音がする。
间违いない。
万歳の体势で、両腕をベッドの支柱に手锭で拘束されてしまったのだ。
(こんなものまで用意してるなんて……)
目隠しに、手锭まで。
初めから、こうするつもりだったとしか思えない。
「ちょっ、い、いくら何でも洒落にならないって――――!」
「暴れても无~駄。简単には外れないんだから」
「暴れると、手首擦り剥いちゃうから大人しくして」
「んんっ……!!」
左から菜々姉、右から寿々姉の声が耳のすぐそばでしてこそばゆい。
そして、仄かに感じるぬくもり。
目隠しのせいで何も见えないが、すぐそばに二人の存在を感じる。
両侧から俺を挟み込むように添い寝しているようだ。
「ふふ、どう?目が见えないだけで、他の感覚が敏感になるでしょ」
「ふーっ」
「んあぁっ……!」
耳元で嗫かれ、耳の穴に息を吹きかけられるだけで、変な声が出てしまう。
「れろぉっ……」
「ちゅぱっ、ちゅるぅっ…」
「んんっ、あぁぁっ!」
首筋を舐められて、体が闷えてしまう。
「ちょ、や、やめて……!」
「やめて、とか女の子みたいじゃん?」
「でも、结构筋肉もついてて、男の子なんだね」
「んんんっ、く、くすぐったっ、あぁっ……!」
二人の手がさわさわと胸を抚でまわす。
ぞわぞわぁっと肌が粟立つ感触。
「くすぐったいだけ?」
「気持ちよくない?」
「あっ、あぁっ……んふぅっ……」
胸元を大きく抚でまわしていた二人の手が描き出す円の直径が徐々に小さくなっていく。
ゆっくり、ゆっくりとスピードを遅くしながら胸の一点へと近づいていって―――。
焦れったくなってきたところで、左右同时に、先端を弾かれる。
「あひぃんっ!!」
瞬间、俺の口から甲高い声が漏れ、びくんっと体が跳ねてしまう。
「あはは。乳首、ピンッてされるだけでどんだけ感じてんの!」
菜々姉が楽しそうに笑う。
「いーっぱい、気持ちよくしてあげるからね」
寿々姉が优しい声音で言って、乳首をカリカリと素早く爪の先で転がす。
びりびりと电流のような快感が体中を走り回る。
「身体热くなってるじゃん。冷ましてあげよっか」
「や、やめ―――」 内容来自
「ふぅ~~~っ??」
「んひぃあぁぁっ……!」
敏感になった耳に思いきり息を吹きかけられて、全身が震え、鸟肌が立つ。
そのまま耳朶を口中に含まれ、しゃぶられる。
ちゅぷちゅぷと厌らしい音が头の中に响き渡る。
「ちゅぷっ、くちゅっ……」
「じゅるっ、れろっ、ちゅぱぁっ……」
「あっ、んんっ、くひっ、あふぅ……」
左右から责められ、喘ぎ声も身体が闷えてしまうのも自分では抑えられない。
だが、両足に、左右からすべすべの脚が络みついてきて抑え込まれてしまう。
「すっごく気持ちよさそうじゃん。目隠しのせいで余计に気持ちよくなってるから、たまらんよね?」
「目、とろ~んって蕩けて。可爱いよ、优马君」
「あっ、くふぁっ、ふわぁっ……」
「そう言えば、精通はさせたけど、キスはまだだったよね」
「优马君、ファーストキスはまだ?」
「っ、ま、まだっ……」
「そうだよねー。初めて彼女ができたのが、まだ2日前なんだもんね。うわぁ、なんだか、青春って感じ?甘酸っぱ」
「ふふ、だったらさ、优马君の初めて、お姉ちゃんがいただいちゃおっかな?」
「えっ、ちょっ、やめ……」
抵抗する间もなく、唇に柔らかな感触が押し付けられる。
さらに舌が口の中に入ってきて、舌を络めとられる。
唾液が流し込まれ、舌先に促されるままに饮み干してしまう。
巧みなキス技によって、悔しいが、思考能力がどんどん钝っていく。
(そ、そんな、俺のファーストキスが………)
いずれは彩加と。
そんな甘酸っぱい期待も抱いていたというのに。
悪魔のような従姉妹に夺われてしまうなんて。
やがて、唇が离れていく。
「ファーストキスもーらい」
「気持ちよかった?この感触、忘れないでね」
「っ………」
「どう、优马?どっちとキスしたかわかる?」
「え………す、寿々姉?」
「えー、どうかなぁ」
「ふふ、教えないよ」
「ど、どっちなの?な、菜々姉だったの?」
「だから、内绪だってば」
「ひどいよ……」
「じゃあ、优马はどっちだったら嬉しい?」
「それは………」
思わず口笼る。
いくら経験不足の俺でもわかる。
この质问は地雷だ。
なんと答えても、嫌な未来しか思い浮かばない。
「ふふ、私だよね?」
「えー、私だよね、优马君?」
(ぶっちゃけ、どっちでも嬉しくない………けど………)
「ど、どっちでも……嬉しい……」
选択肢があるようでない质问とは、まさにこの事だ。
こう答える以外に、この场を切り抜ける方法などあるだろうか。
「なんだ、やっぱ、嬉しいんじゃん?」
「私も嬉しいよ」
二人の声が明るく弾む。
対照的に、俺の心は沈むばかりだ。
「これから、私たちだけでなく彩加ちゃんともいーっぱいキスするだろうけど、ファーストキスを谁としたかは一生わからないままなんだよ。私かもしれないし、私じゃないかもしれない」
「そ、そんな……」
「これは、三人だけの秘密。大切な思い出にしよ、优马君」
(手锭嵌められて目隠しされて无理やりキスされて、大切な思い出と言われても………)
「ほら、もっとチューしようぜ」
「舌、出して。一杯キスしたら、ファーストキスの相手がどっちかわかるかもしれないよ?」
促されるまま、おずおずと舌を伸ばす。
その舌に、左右から二人の舌が络みついてくる。
心は沈んでいるが、正直言って、その感触だけでも、気が远くなるほどに気持ちいい。
心とは対照的に、体は、舌は、唇は、二人の感触を求めてしまっている。
「ちゅっ、ちゅぱっ、れろっ、ちゅるっ」
「れろっ、ちゅるっ、じゅるっ、えろっ」
二人のキスは口だけに留まらず、口の周りや鼻、睑、おでこにまで及び、俺の顔中を唾液涂れにしていく。
まるで、自分のものだという刻印を刻み込もうとするかのように。
だが、何度唇を重ねても、ファーストキスの相手がどちらなのか、皆目见当もつかない。
「ふふ、优马。さっきまで、やめて~とか言ってた割に、全然抵抗しなくなったじゃん」
「本当は嫌じゃないんだもんね?気持ちよくて。もっとして欲しいって思ってる」
「そ、それは………」
「ま。やめてと言われてもやめないけど」
「やめてって言われたら、やめてって言えなくなるまで、い~っぱいキスしてあげる」
「头の中どろどろになっちゃうくらいね」
「私たちの事、好き好きぃってなっちゃって。彩加ちゃんの事、忘れちゃうかも?」
「で、どう?やめて欲しい?」
「……です」
「ん?闻こえないなぁ」
「やめてほしくない……です」
「あはは。じゃあ、しょうがないから」
「いっぱいキスしてあげるね?」
二人のキス责めがさらに激しさを増していく。
俺は喘ぎを止める事も出来ず、どちらの舌ともわからない舌に、自ら舌を络め、唾液を啜り、饮み込んでいく。
头の中が真っ白になっていき、徐々に时间感覚も失われていき、もう何时间もキスをされ続けているような気分になってくる。
「乳首もコリコリしてる。こっちもキスしてほしいんじゃない?」
「ぺろぺろって舐められたい?それとも、ちゅぅって吸われたい?」
「噛まれたいんじゃないの?优马、変态だから」
「じゃ、全部やってみよ?」
会话とともに、二人の気配が胸元に移动する。
先ほどからずっと责められ続けている乳首は、ひりひりと快楽を求めていた。
一瞬の空白の后。
左右同时に、乳首が吸われる。
「はむっ。じゅるるるるっ?」
「かぷっ。じゅるるるるっ?」
「あひぃぁぁぁあっっ!!」
俺は思いきり仰け反り、强すぎる快感に耐えようとする。
だが、そんな俺の抵抗など物ともせず、二人はたっぷりと唾液を载せた舌で、ちろちろと舐め、かりっと歯を立て、じゅぷじゅぷと唾液涂れにし、じゅるじゅると吸い上げていく。
时には左右バラバラに、时には同时に、双子ならではの连携技が一瞬たりとも快楽に惯れさせてくれない。
视界にバチバチと火花が散っていく。
乳首を责められるのがこんなに気持ちいいだなんて、知らなかった。
「めっちゃ気持ちよさそうに喘ぐじゃん、优马」
「い~っぱい、気持ちよくしてあげる?」
「あっ、あぁぁっ、あひっぃっ、き、気持ちよ、良すぎるっ、これっ、だ、ダメになるぅぅぅっ……!」
「あはは。なっちゃえなっちゃえ?」
「まだまだ、もっともっと、気持ちよくしてあげるからね」
「ところでさ、优马。优马の优马がとんでもなくじゃじゃ马状态になってるよ」
「ほんとだ。ばっきばきで、血管浮き出て、ひくひくして、とろとろって涙流してる」
「っ……」
「ちょぉっと耳元で嗫かれて」
「舐められて」
「乳首をちょぉっと弄ってしゃぶられて」
「キスされて」
「凄い勃起しちゃったんだぁ」 本文来自
「先っぽから我慢汁出てるよ。それも、た~くさん?」
耳元で実况されると、否応なく脳裏に映像が浮かび上がってくる。
二人の美女に両侧から添い寝されて。
全裸?目隠し?手锭姿の自分がみっともなく盛っている様が。
その様を思い浮かべるだけで体がさらに热くなり、感度がより高まってしまう。
「ひくひくしてるぞ、これ」
「んあぁっっ」
カリ首の辺りを、弱めの力で弾かれる。
「でこぴんしただけで、我慢汁が飞び散った」
「血管も太いね」
「あふぁあっっ……」
敏感な裏筋を指一本で抚で上げられて、思わず腰が浮き上がってしまう。
目隠しのせいなのか、キス责めのせいなのか、或いは乳首をしゃぶられているせいなのか、全身の感覚がいつもよりも遥かに鋭敏になってしまっているのだ。
「ぎゅって握ってほしい?」
「しこしこって扱いてほしい?」
强い刺激を与えれば、简単に暴発してしまう事だろう。
そのことがわかっているのであろう二人は、决して强い刺激を与えようとはせず、もどかしくなるような缓やかな刺激しか与えてくれない。
だが、そんな弱い刺激でさえ、びくびくと体が震えてしまう程気持ちいい。
「情けない顔してるな、优马」
「とっても可爱いよ、优马君」
柔らかくて、すべすべの感触が左右からおちんちんを抚で上げていく。
「あ、ほら、太ももに我慢汁付いたぞ。糸引いて、厌らしい?」
「涌き水みたいにどんどん溢れてくるよ。ネバネバしてて、とてもエッチな匂い?」
二人の気配がまた耳元に近づいてきて、ちゅぷ、と言う水音が左右からする。
そして―――乳首にぬめった感触が擦り付けられる。
「あぁぁっ……!」
ただ抚でられるよりも数段上の快感が、背筋を駆け上っていく。
先ほどの水音は、自分の指を咥えて唾液涂れにするための音だったのだ。
勃起したおちんちんを太ももで抚でられながら、しゃぶられてさらに感度が高まった乳首を责められて、敢え无く喘がされる。
性の経験などほとんどない高校生が、このような责めに耐えられるはずもない。
あっという间に、精嚢の中に溢れる精液が放出の瞬间を求めて煮え滚る。
「あっ、あっ、も、もうっ………!!」
こみ上げてくる射精欲を抑える事も出来ず、俺は腰を浮かせ、その时に备える。
だが―――。
「ざーんねん。まだイかせてあげなーい?」
「我慢、我慢?」
従姉妹たちは俺への责めを中断してしまう。
あと数秒责め続けられていれば、间违いなく人生最高の射精の瞬间を迎えていただろう。
射精に及ばず、ぐるぐると涡を巻く焦燥感に闷え、荒い息を吐く俺の乳首を弄りながら、
「もう少しでイけたのにねー」
「惜しかったねー、优马君」
二人の悪魔が嗫く。
きっと、とても楽しそうな笑みを浮かべているに违いない。
目隠しで视界を闭ざされていても、その笑顔ははっきりと脳内で像を结んでいた。
「でもさ、まだ握ってすらいないのにいくら何でも早すぎっしょ」
「まだまだもっと、気持ちよくなれるんだよ?」
早すぎ、という菜々姉の言叶がぐさりと心を抉っていく。
「あんま早すぎると、彩加ちゃんにも嫌われちゃうぞ~」
「我慢する练习、する?お姉ちゃんたち、协力するよ?」
话の云行きがおかしくなってきた。
最初はお仕置きと言う话だったのに。
「ほら、何をどうして欲しいか言ってみな」
「お愿いしてくれたら、お姉ちゃんたちが叶えてあげる」
耳元で甘く嗫かれる。
どくんどくんと高鸣る鼓动が脳内にまで鸣り响く。
脳裏に恋人の姿が思い浮かぶ。
仅か2日前に、告白してくれた少女。
前から好きでした、と顔を真っ赤にしながら勇気を出して告白してくれたのだ。
(彩加………)
クラスでも评判の美少女。
どうして自分なんかを好きになってくれたのかと疑问に思う程、分不相応な相手だった。
だから、大切にしようと思った。
大切にしなければ、と。
彼女にとって相応しい男にならなければ、と。
けど、これはなんだか、违う気がする。
「おっ。结构、我慢してるね。じゃあ―――これで、どうだ」
「んぁぁっ……」
菜々姉の声と同时に、おちんちんがむっちりとした肉の感触に包み込まれ、これまでよりもさらに强烈な快楽が闪光となって全身を贯く。
一瞬、何が起こったのかわからなかった。
だが、菜々姉の体势を考えれば、できる事は限られる。
「どう?膝裏に挟まれた感触は。太ももとふくらはぎに挟まれるの、结构気持ちいいっしょ。このまま―――むぎゅぅぅって缔め付けたり?」
「あぁっ、ふぁぁぁっ……!」
「むぎゅっ、むぎゅってマッサージするみたいに揉んでも気持ちいいっしょ」
「おっ、こ、これっ、やばいっ……あぁぁっ……」
「さらに、上下に动かすと、あはは、にゅぽにゅぽって凄いエロイ音がする?」
「ふぁぁっ、き、気持ち良すぎてっっ……おぁぁっ……」
荒い口调とは裏腹に、菜々姉は缔め付けすぎて痛くなる寸前、最高に気持ちいい感触になるように力加减を调整している。
自分でするオナニーとは比べるべくもない快楽。
あっという间に射精欲がぶり返すが、菜々姉はその予兆を察すると力を抜いて、决定的な刺激をくれない。
「―――えて欲しい……」
「え、何?闻こえないよ」
「もう一度、もう少し大きな声で言ってみて、优马君」
「俺を………锻えて欲しい………」
俺の言叶を闻いて、二人がどんな表情をしたのかは、予想はつくものの、あまり考えたくはなかった。
「いいよ。だけど」
「ここですると汚れちゃうから、场所を変えましょう?」
するり、と目隠しが外される。
久々に浴びる光の眩しさに目を细める俺を见下ろす二人は―――玩具を前にした子供のような、辉くような笑顔を浮かべていた。

***

场所を変えた先は、浴室だった。
脱衣所で踌躇いもなく服を脱いでいく二人の従姉妹の、记忆の中にあるものよりも遥かに女性らしさを増した肢体に居た堪れなくなって、先に浴室に入って风吕椅子に腰を下ろす。
だが、当然、そんなのは逃亡にもなっていない。
数十秒后には、生まれたままの格好になった二人も浴室に入ってくることは分かり切っていたのだから。
「なーに、耻ずかしがってんの」
「今更だよ、优马君」
「そ、それは……そうだけど……」
远虑がちに二人の肢体に目をやれば、二人とも着やせするタイプだったのか、服の上からではわからなかった膨らみの豊かさに视线を夺われる。
その瑞々しく眩しい柔らかそうなおっぱいに、ぴくんとおちんちんが反応してしまう。
そんな初心で正直な反応を示す俺に、二人は満足そうに笑みを浮かべる。
「身体洗ってあげる?」
「绮丽にしましょ」
二人がシャワーを浴び、ボディーソープを手に取り、当たり前のように自身の体に涂りたくっていく。
たちまち、その肢体が泡だらけになる。
菜々姉の手が、背骨をなぞるように背中を上下するのも、お尻を厌らしく揉まれるのも気持ちいい。
足の指の间まで丁宁にヌルヌルと洗われて、梦见心地になってしまう。
人に洗ってもらうのが、こんなに気持ちいいだなんて。
颚に力が入らず、涎が零れ落ちてしまう。
菜々姉に手を握られる。
普通の握り方ではなく、指と指とを络ませ合う、所谓恋人握りで。
目の前に、菜々姉の绮丽な顔。
「ね。チューしたい?」
寻ねられれば、ぷっくりと魅力的な唇を意识しない訳にはいかない。
梦见心地のまま、こっくりと颔く。
「舌、出して」
言われるまま舌を伸ばす。
たっぷりと唾液に涂れた菜々姉の赤い舌が伸びてきて、空中で淫らに络み合う。
うねうねとそれ自体が生き物であるかのように蠢く舌による爱抚を受けるだけで、おちんちんがびくんびくんっと跳ねてしまう。
目隠しをされている状态のキスも気持ちよかったが、相手の顔を见ながらするキスも格别だった。
(チュー、気持ちいい………)
「ねぇ、优马君。私ともしましょ?」
背后から耳元で、寿々姉が嗫く。
颚を优しく抑えられ、左横を向かされる。
菜々姉の舌から离れて一瞬だけ口寂しさを覚えたが、すぐさま寿々姉の唇に塞がれる。
口内奥深くにまで入ってくる长い舌が頬粘膜や歯茎まで爱抚していく。
右耳に、菜々姉が吸い付き、じゅるじゅると音を立てながらしゃぶられる。
(気持ち良すぎて……もう、何が何だか……)
どんどん头の中がダメになっていくような感覚。
それが気持ちいい。 copyright
暂く寿々姉とキスを楽しんだ后は、再び菜々姉と唇を重ね、互いの唾液を贪り合う。
その间、左の耳が寿々姉の温かい口の中で弄ばれる。
そんなやり取りが数回缲り返される间、寿々姉の手にずっと弄られていた乳首はすっかり性感帯として开発されてしまっていた。
少し抚でられるだけで、びりびりと痺れる様な快感を感じてしまう。
「もう、こっちもパンパン?」
俺の股间に手を伸ばし、限界まで勃起しているおちんちんを軽く握り、菜々姉が嬉しそうな笑みを浮かべる。
「も、もう………」
精嚢の中は精液で充満し、头の中は射精する事だけで一杯一杯だった。
「いいよ。今度はおちんちんを気持ちよくしてあげる?」
菜々姉が、俺の足の间に跪く。
その眼前で、快楽を待ち望んでひくひくと震えるおちんちん。
先端からは、涙の如き我慢汁が止め処なく溢れ続けている。
菜々姉が至近距离で観察しながら、おちんちんを握った手をしこしことリズミカルに动かす。
无论、他人にそれを握られること自体初めての経験である。
「どう、女の子の手で握られる感じは?」
「や、柔らかくて……はふぁっ……温かくて……気持ちいいっ……」
「イきたくなっても、できるだけ我慢するんだよ」
感じている俺の顔を上目遣いで见つめ、捻りを加えながら徐々に扱き上げるリズムを速めていく。
「泡と我慢汁が混じり合って、エッチだね。じゅるっ。もうパンパンで、すぐにでも爆発してしまいそう」
耳朶に舌を这わせ、変わらずに乳首を弄りながら、寿々姉がおちんちんの様子を実况する。
扱かれているおちんちんは勿论、しゃぶられている耳も、弄られている乳首も、背中に当たる寿々姉の柔らかなおっぱいの感触も、すべてが気持ちいい。
ここまで焦らされ続けてきたおちんちんが、こんな快楽に耐えられようはずもなかった。
瞬く间に射精感がこみ上げてくる。
「あぁっっ、出るっ、出ちゃうっ……!!」
「まだダメだよ、优马。もっと我慢しな」
「顽张って、优马君」
我慢しろと言いながら、菜々姉は螺旋を描くようにおちんちんを扱き上げ、どんどん射精に追い込んでいく。
お尻に力を入れて、何とか耐えようとするが、无理だった。
精嚢から込み上げてくる精液が、我慢の堰を遭えなく决壊させる。
「もっ、もうっ、だ、だめっぇぇぇっ」
「しょうがないなぁ。いいよ。出しな」
「どびゅどびゅって、出しちゃえ、优马君」
菜々姉と寿々姉。
二人の许可を受けて、俺は爆ぜた。

どくんっ、どびゅっ、びゅるるるるっ、どびゅどびゅっ、どびゅるるるっ………!! 本文来自

大量に放たれた精液が、菜々姉の绮丽な顔も、茶色い髪も、滑らかな肌も白く染め、汚していく。
これまでの人生で、経験した事のない、头の中が焼き切れるような快楽。
菜々姉はびくびくと震えるおちんちんをゆっくりと扱き上げ、最后の一滴まで丁宁に搾り取ってくれた。
射精の余韵に浸り、力が抜けてぐったりとする身体を、后ろから寿々姉が优しく支えてくれる。
「うっわ。めっちゃ出たじゃん」
「凄いよ、优马君」
二人の惊叹の言叶が、男としての満足感をさらに高めてくれる。
「でもま、やっぱり早すぎだけど」
「っ………」
しかし、続けて浴びせられた言叶は、男としてはショックなものだった。
「気にしなくても大丈夫。大丈夫だよ、优马君。初めてだったんだし」
寿々姉に头を抚でられる。
その优しさが、余计に惨めさを痛感させる。
「そうそう。それに、持続力はあるようだし。悪くないよ、うん、悪くない」
菜々姉の视线の先で、おちんちんは未だ硬さを失ってはいなかった。
「じゃあ、今度は私」
そう言って菜々姉と寿々姉が位置を入れ替える。
「座ってんのしんどいだろうから、横になりな」
そう促され、正座する菜々姉の太ももの上に头を载せて仰向けになる。
「シャワー挂けるよ」
全身にシャワーが挂けられ、泡と精液が洗い流される。
「―――じゃ、いただきます?」
寿々姉が、軽く手を合わせた后、俺の股间に顔を埋める。
おちんちんが、温かく、ぬめりのある感触に包まれていく。
(く、咥えられてる………!)
无论、その行为がフェラであることは知っている。
だが、AVで见るのと実际にされるのでは全く异なるという事を、まざまざと思い知らされた。
「あっ、あぁぁっ………」
温かな口内で、おちんちんがずぶずぶと蕩けていくような心地よさ。
寿々姉が头を上下に振る度、舌や唇、頬粘膜が络みつき、真绵で缔め付けるように优しく扱かれる。
时折当たる歯の感触もアクセントとなって、さながら云の上にいるかのような、ふわふわとした极上の悦楽に包まれる。
(もう、戻れない………)
若干の恐怖とともに、訳もなく理解してしまう。
この快楽を知ってしまったら、もう知らなかった顷の自分には戻れないという事を。
「気持ちいいだろ」
なぜか自分の事のように得意げな笑みを浮かべつつ、菜々姉が俺の、情けなくも蕩け切っているであろう顔を见下ろす。
悔しいという思いもどこかにあったが、俺は素直にこくりと颔いてしまう。
抵抗しようという思いさえも消え去るほど、寿々姉の口の中は気持ちよかった。
「へへ」
菜々姉はそんな俺の様子を见て笑みを零す。
「でも、まだまだこれからだよ」
そう言って菜々姉は俺の胸元に両手を伸ばし、寿々姉によって开発された乳首を摘まむ。
寿々姉よりも遥かに强く、本来ならば痛みに顔を颦める様な强さで。
しかし―――。
「んふあぁぁぁっ………」
俺の全身を贯いたのは、纯然たる快楽だった。
すっかり性感帯と化した乳首は、痛みすらも快楽に変换するようになってしまっていたのだ。
背中を逸らし、目を剥き、涎を零しながら喘ぐ。
おちんちんはさらに硬度を増し、睾丸はキュウッと押し上り、精嚢では精子の増産に拍车がかかる。
头の中で、闪光が何度も瞬く。
感じている俺の顔を上目遣いに见つめつつ、寿々姉が限界まで深く、おちんちんを饮み込む。 copyright
その目が、「イっていいよ」と促してくれているような気がした。
「ふわぁぁぁぁぁぁっ………!!」
そんな喘ぎとも悲鸣ともつかぬ声を上げながら、どくんっと腰が大きく跳ね上がる。
それによって喉奥を突いてしまい、その刺激がトドメとなった。

どびゅぅっ、びゅるるるるっ、びゅくびゅくびゅくっ、どびゅるるるるっ………!!

一度目の射精にも劣らない量の精液が寿々姉の喉奥に叩きつけられる。
寿々姉は目尻に涙を浮かべ、何度もえずきそうになりながら、ヨーグルトのような粘り気の强い精液を饮み込んでいく。
最后に尿道に残った精液も吸い出し、ちゅぽんっという音とともに口内から解放されたおちんちんが久々の空気に触れる。
「また大量に出して。量は凄いね。さっきよりさらに早かった気もするけど」
「ふふ、気持ちよかった?优马君」
「はぁ、はぁ、はい……すごく」
「そう。ありがと」
寿々姉が嬉しそうに微笑む。
と、视界が突然闇に覆われる。
「ふえっ」
それは先ほども体験した感触だった。
目隠しである。
「な、なんで……」
「次は童贞を贳う」
耳元で菜々姉が宣言する。
「キスの时と同じ。どっちとシたのかは、内绪?」
楽し気な寿々姉の声。
「そ、そんな……!」
「おっと。自分で、目隠し外すのはナシだよ。外したら………」
目隠しに伸ばしかけていた手をおずおずと下ろす。
「ふふ、いい子いい子」
头を抚でられる。
声は寿々姉だが、抚でているのも寿々姉かどうかはわからない。
浴室の床に仰向けになる。
先ほどまであった菜々姉の柔らかな太ももの感触もなく、硬い床の感触によって心细ささえ感じてしまう。
少しでもヒントを得られないかと视覚以外の感覚を研ぎ澄ます。
かぷっ。じゅるるるるっ?
「あああああっ………!!」
前触れもなく耳が咥えられ、激しく吸い上げられた。
头の中に啜られる音が木霊し、訳が分からなくなる。
さらに固くしこった乳首もカリカリと素早く弄り回されて、全身がびくびくと震えてしまう。
とてもヒントを探るどころではない。
二度の射精にも拘わらず、硬さを失わずに屹立し続けているおちんちんを握られ、位置を调整するように动かされる。
やがて、先端が柔らかく、湿った感触に触れる。
と、思った次の瞬间には何の踌躇もなく、ずぶずぶと饮み込まれていった。
「おっ、あああっ、な、なにこれっ……すごっ、こ、これっ、あぁぁあっ……!!」
未知の感触に圧倒される。
四方八方からぬるぬるの襞が无数に络みついてきて、ぐちゅぐちゅと缔め付けられ、奥へ奥へと引きずり込まれていく。
脳裏に、蛇に丸饮みにされるイメージが思い浮かんだ。
「童贞卒业おめでとう?」
「気持ちいいっしょ?もっと気持ちよくなりたいよね?だったら我慢して。我慢して我慢して、限界まで我慢して。それからイくのが一番気持ちいいんだからさ」
一度、根元まで饮み込まれたおちんちんがゆっくりと引き抜かれていく。
襞は抜かさせまいとするかのように络みついてくる。
先端まで引き抜かれたところで、再びずぶずぶと饮み込まれていく。
まるで、蚁地狱に引きずり込まれていくような。
その动きが徐々に速さを増していく。
単调な上下运动だけでなく、捻りを加えたり、石臼で粉を引くように回転したり、ぎゅっと缔め付ける强さを増したり。
多彩な技术に、俺はただただ翻弄されるだけ。
括れた腰に手を置き、自らの意思とは関係なく、体が更なる悦楽を求めて自然と突き上げる。
その动きが、さらに快楽のバリュエーションを多彩なものにしていく。
パンッパンッパンッと肉と肉がぶつかり合う音と、二人の喘ぎ声が浴室内に反响し、共鸣し合うかのように徐々に大きく、早くなっていく。
その喘ぎ声がどちらのものか判别しようとするものの、激しく耳をしゃぶられているせいもあって判然としない。
どちらかを识别しようという思考さえも、暂くすると胧に霞んで、消えて行ってしまった。
あとに残されたのは、単纯な欲求のみ。
とにかく腰を突き上げる。
女の最奥に、己の分身を突き立てる。
快楽を贪り、その顶を目指す。
全身から汗が喷き出る。
理性などかなぐり捨てて。
ただただ、本能の赴くままに、獣の如き唸り声を上げながら、ただ只管に贪り食らう。
理性の皮を被った人间とて、薄皮一枚取り払ってしまえば、ただの獣に过ぎないのだと思い知らされる。
头の中で无数の闪光が炸裂する。
或いは、脳细胞が破裂でもしているのではないだろうか。
闪光が一つ炸裂する度に、どろりと何かが溶け出していく。
とても甘美な感覚。
自分という存在が作り変えられていくような。
(これが、大人になるって事………?)
今にも消えそうになっている“子供”の自分が、半泣きで问いかけてくる。
その问いに答えようとして、手を伸ばそうとして。
伸ばした手が握られる。
指と指を络め合う、恋人握り。
安心感が膨らんでいく。
幸福感に満たされていく。
唇を重ねられる。
大量の唾液とともに、舌が入り込んでくる。
缒るような思いで、舌に己の舌を络めていく。
乳首に爪が立てられ、摘ままれ、思いきり引っ张られる。
鋭い痛みさえ、快感になって、腰の奥にガンガンと响く。
头の中で白い闪光が次々に炸裂し、すべてが白く涂り溃される。
絶顶した女の叫びが、世界を圧する。
ぎゅんっ、とこれまでにない力で缔め付けられ。
“子供”の自分に、なんと答えようとしたのかも忘れたまま、俺は絶顶の顶に駆け上った。

どびゅっ、びゅるるるっ、びゅくびゅくびゅくっ、どびゅぅぅぅっ……!!

体中、すべての水分が精液となって喷き出しているのではないかと思うほどの快楽。
身体に力を入れ过ぎて、全身の骨が砕けてしまったかのような脱力感。
その心地よさと睡魔に身を任せて、俺は意识を手放した。

***

『もしもし、优马?お母さんだけど』
「あ、あぁ、うん、か、母さんっ、な、なにっ……んぁぁっ……ふ、ふぁっ……」
『どうしたの、优马?风邪でも引いた?』
「ふぁぁっ、ご、ごんごん、するぅっ……」
『ごんごん?箪笥の奴?』
「な、なんでも、んんっ、なんでもない、からぁっ……あぁぁあっ……」
『そう?……菜々ちゃんと寿々ちゃんとはうまくやってる?』
「う、うんっ……と、とても、よっ、ふぁぁっ、よくっ、し、してもらって、あぁぁっ……も、もうっ……」
『そう。お母さん、また余计な事言っちゃったかもと思って。ほら、彼女の事。大丈夫だった?』 内容来自
「あひぃっ……っっ、んああぁっ……だ、大丈夫ぅっ……」
『そう、よかった。明日には帰るから。お土産楽しみにしててね。あと、彩加ちゃんの事もいろいろ闻かせてね、ふふ?』
「わ、わかったぁぁぁっ、わかったからぁぁっ……あふぁっ、んあぁぁっ……」
「电话切れたよ、优马君」
「あぁぁっ、いぐっ、いぎまずぅぅぅぅっ!!!」
びくびくと震えながら、精液を吐き出す。
正常位で繋がった相手の胸の谷间に顔を埋め、谷间の底を涎で汚しながら。
その相手は、俺の耳元に当てていたスマホを傍らに放り捨て、优しく头を抚でてくれる。
だが、そのまま絶顶の余韵に身を任せて脱力することは许されなかった。
「ほらほら、もっと突いてあげるよ!」
「あぎひぃぃぃっ………!!」
俺の背中に覆い被さったもう一人が、腰をめちゃくちゃに动かす。 内容来自
俺の尻穴を贯く极太のペニバンに付いた无数のイボイボが柔らかな肠壁をゴリゴリとえぐっていく。
全身を贯く快楽によって背骨が折れるのではないかと思う程仰け反ってしまう。
その刺激で、射精したばかりのおちんちんは瞬く间に硬さを取り戻し、络みつく膣壁によって缔め付けられ、作られたばかりの新鲜な精液が子宫口の奥へと搾り取られていく。
少しでも気を纷らわせようと乳房を口に含み、乳首に舌を这わすが気休めにしかならない。
逆に、俺がおっぱいを舐める度、お返しとばかりに乳首を强くひねられ、时に爪を立てられ、引っかかれる刺激の方が强く、头の中をどろどろに溶かしていく。
上下サンドイッチ状态で责められ、快楽の逃げ场もない。
さらに、両手は后ろ手に手锭を挂けられ、目は目隠しに覆われ、今、自分が贯いているのがどちらで、自分を贯いているのがどちらなのかもわからない。
喋り方で分かりそうなものだと思うかもしれないが、双子を舐めてはいけない。
确かに、普段、菜々姉は男っぽい喋り方をしており、寿々姉はおしとやかでおっとりした话し方をしている。
しかし、その気になれば、二人は互いに喋り方を変えられるのだ。
互いに位置を変えたり、位置を変えた振りだけして喋り方を変えたり。
もうどちらがどちらなのか、全くわからない。
土曜日こそ、ベッドを汚してしまうからと言って浴室で事に及んだが、日曜日からは所を选ばなくなった。
「まぁ、扫除すればいいもんね」
と言うのが菜々姉の出した结论である。
勿论、扫除するのは俺なのだが。
その为、部屋でもリビングでも风吕场でもトイレでもベランダでも。
常にどちらかに责められ続け、もはや何度射精したかも覚えていない。
ありとあらゆる性感帯を开発され、かなりアブノーマルな方向への成长を余仪なくされている。
もう、初心だった顷の自分には戻れそうにもなかった。
月曜日以降、学校に行っている间だけは解放された。
このままいっそのこと、家に帰らないという事も考えた。
友人の家に泊まらせてもらってもいい。
或いは、カラオケでも満喫でも、时间を溃す手段など几らでもある。
だが。
「学校が终わってから30分以内に帰ってこなかったら………わかってるよね?」
笑顔でスマホを掲げられれば、その选択肢は採りようがなかった。
しかも、そのスマホの中に収められている写真は、あの精通写真だけではない。
この数日间で、俺が晒した膨大な痴态が収められているのだ。
パシャッとシャッター音が响く。
今もまた、穴と言う穴から液体を垂れ流しながら情けなくよがり狂っている姿が1枚、スマホの中に刻まれた。
その音を闻く度、腰の奥がずんっと甘く痺れ、头の中でどろりと何かが溶け、びゅっと精液が喷き出す。
例え胁されていなかったとしても、俺は学校が终わればダッシュで帰ってきただろう。
授业を受けていても、全身の疼きが止まらないのだ。
胸や背中に刻まれたひっかき伤が疼き、おちんちんは勃起し、だらだらと我慢汁を垂れ流す。
我慢しきれずに休み时间の度にトイレに駆け込み、扱きまくった。
だが、射精できない。
もう、自分では无理だった。
もう自分は、昔の自分ではないのだと、その度に痛感させられる。
彩加はそんな俺を心配して、あれこれと声を挂けてくれた。
休み时间の度にトイレに駆け込むのを腹具合が悪いと思ったのか、胃薬をくれたりもした。
本当に、优しくて、いい子だった。
自分には勿体ないような、素晴らしい彼女だと何度も思った。
自分も、何かしらの答えを返していたはずだ。
だが、何を喋ったのか、全く覚えていない。
头の中の大半を占めるのは、どろどろとした欲情だった。
そして、今日は金曜日。
「週末、どっか游びに行かない?」
そんなことを言われたような気がする。
だが、一刻も早く帰りたかった俺は、「ごめん」とだけ谢って学校を飞び出してきた。
そのまま、一目散に帰ってきたのだ。
玄関を开け、阶段を駆け上り、自室へ。
扉を开けて。
ただいま、と声をかけて。
おかえり、と言われて。
服を脱いで、目隠しをして、手锭をしてもらって。
それから、どれほどの时间が経ったのだろう。
どれほどの射精を缲り返したのだろう。
すべての感覚が溶けて、崩れて、搾り尽されて。
ただただ、気持ちいいという感覚に満たされる。
気持ちよくなることだけを考えていればいい时间は、幸福そのものだった。
だが、そんな生活も间もなく终わる。
明日には両亲が帰ってくるし。
明后日には、双子も帰るはずだ。
それを考えると、安堵感とともに恐怖感が込み上げてくる。
この二人がいなくなる。
この快楽が、もう得られなくなる。
そんな生活に、耐えられるだろうか。
元の自分に戻れるかどうか、自信がなかった。
「気持ちいい、优马君?」
「ぎもぢいいですぅぅぅっ………」
「でも、もうすぐこんなこともできなくなっちゃうねぇ」
「っっ……い、いや、嫌ですぅぅぅっ」
「嫌って言われてもねぇ。そうだ。何なら私たちと一绪に住む?」
「はへ……?」
「大学生になると忙しくなるし、家事をやってくれる人がいると助かるなぁ」
「部屋は余ってるから大丈夫」
「高校は転校すればいいし」
「ヴェイン学园なら転校大歓迎だよ。可爱い子も一杯いるし。手続きなら私たちに任せて」
全身を贯く快楽のせいで、二人の言叶がうまく头に入ってこない。
流れるように缲り出される言叶は、まるで予め用意されていたもののようにも感じられた。
一つだけ确かにわかった事は、彼女たちの言う通りにすれば、この快楽をずっと味わっていられるという事。
「彩加ちゃんとはお别れすることになっちゃうけど」
「どうする?」
おちんちんを缔め付けられ、肠壁を抉られ、乳首を摘ままれながら耳元で嗫かれる。
「私たち、优马君が本当に嫌がる事はしたくないから。だから」
「どうして欲しいのか、教えて?」
耳にスマホが押し当てられる。
闻こえてきたのは、すすり泣く女の子の声。
闻き覚えのある声だった。
その声を闻いて、ずきんと胸が痛んだ。
と、同时に、射精した。
危険な脳内麻薬が头の中に分泌され、全身を袭う快感をさらに强く感じてしまう。
そして、俺はなけなしの思考力を振り绞って、従姉妹达からの问いを思い浮かべる。

その问いに、答えを迷うことはなかった。



大使


中东、某国―――。

大使着任を祝うパーティーがお开きとなって、俺は大使馆内にある大使の私室に戻った。
俺の名は瀬崎竜。日本の大使として、今日、中东のこの国に赴任してきたばかりだ。
上着を脱ぎ、ネクタイを外してベッドに横になる。
「はぁ。まったく、なんでこんな辺境に………」
酒臭い息とともに、思わず愚痴が零れ落ちる。
最初はイギリスの一等书记になるはずだったのが、先任の大使が倒れたために大使ポストが一つ空き、俺の所に打诊が来た。
一等书记よりも位では上だからと承知したが、失败だったかもしれない。
中东と言えば石油と言う印象だが、この国には石油资源がない。
かつてはシルクロードの交易で栄えた歴史を持ちながら、现代の中东でもかなり贫しい国である。
日本からの経済支援で成り立っているような国だ。
経済支援を続けていても、日本にとってメリットにはならない。
それだけに、日本にとってこの国の优先度も低い。
(にしても、なんだあの体たらくは………)
大使馆职员たちの顔を思い出して腹が立つ。
着任の挨拶をする自分を见る目に、一切の覇気が感じられなかった。 copyright
30代の若造が大使になる事が気に入らないと敌忾心を剥き出しにしているというのならばまだマシだった。
自暴自弃になったような冷めた目つき。
それでいて、口元にはニヤけた笑みを浮かべ、追従の言叶ばかりを吐きやがる。
(胸粪悪い)
仕事への情热など当に失せ、すべてがどうでもよくなっているという态度だった。
そして、この国の外务省主催で行われた歓迎パーティー。
王族や贵族と言った特権阶级の连中は、街角で见た庶民とは比べようもなく豪奢な衣装を身に缠い、宝石をじゃじゃらとぶら下げ、鼻が曲がりそうな香水をつけまくっていた。
だが、そんな事よりも気に食わないのは、彼ら彼女らの目だった。
まるで、何か哀れなものを见る様な目。
(胸粪悪い………)
无论、そんな感情を表に出しはしない。
爱想笑いを浮かべ、ウィットに富んだ会话を楽しむ风を悬命に装った。
だからこそ、疲れた。
肉体的にと言うよりも、精神的に。
身体が泥のように重い。
だが、自分まで腐ってしまうつもりはなかった。
(俺はこんなところで终わらない……)
その为にも本国から课された使命を果たさなければならない。
即ち、この国に対する経済援助の削减を、机嫌を损ねないように纳得させること。
日本にとって优先度の低い国とは言え、国连で一票を投じる権利を持っている事には変わりない。
安保理常任理事国入りという、いつ果たせるともしれぬ悲愿を成就させるためには、どんな小国の一票とて无駄にはできないのだ。
酒が入っているとは言え、怜悧な头脳で知られた俺の思考は狂わない。
(援助を减らしたとしても、友好関係は维持しなければならん………损な役回りだ……)
难しいミッションだが、これを成し遂げれば将来は安泰だ。
(だが、外务省で闻いた话は本当だろうか………?前任の大使が倒れたのは………)
コンコンコンコン。
外务省で先辈から闻いてきた话を思い出そうとしていたところで、部屋の扉が軽やかなリズムで4度、ノックされた。
「…。键なら开いていますよ」
答えながら、手は懐へ。
触り惯れない冷たく、武骨な感触を确かめる。
平和な日本で生まれ育つと遂忘れがちだが、それは世界では例外中の例外。
古今东西、世界共通の普遍原理は今でも普遍原理のままなのだ。
即ち、弱肉强食?油断大敌。
用心に越した事はない。
だが、俺は扉を开けて入ってきた人物を见て、思わず口の中でうお、と呟いてしまった。
その相手が、思いがけない相手だったから。
褐色の肌と薄紫色の髪、琥珀色の瞳、妖艶な紫リップに彩られたぷるぷるの唇。
すらりとした四肢と豊かな胸、くびれた腰、长い足。
まるで、砂漠に一轮の花が咲いたかのような华やかさと艶やかさ。
その艶めかしい肢体を包むのは踊り子の衣装。
いや、包むという表现は不适切かもしれない。
仅かばかりの布が、魅惑的な裸体に络みついていると言った方がしっくりくる。
その女は先ほどのパーティーで、この国伝统の歓迎の舞を踊っていた踊り子の一人だった。
数十人はいたであろう飞び切りの美女たちの中でも、俺が一番美人だと思った女だった。
「贵女は确かパーティーの时に」
ダンスの时の艶っぽい仕草も鲜明に覚えている癖に、わざとうろ覚えのように口にすると女はにこりと微笑んで、优雅な仕草で一礼する。
一つ一つの动作が洗练されていて、気品に溢れ、そして妖艶だ。
「ターニャと申します。瀬崎様」
美しく、思わずぞくりと来るような甘い声だった。
流畅な日本语を操る事にも惊きを禁じ得ない。
「ターニャ。どうしてここへ?女性が男性の部屋を访れるには非常识な时间かと思うが」
「ふふ、女が殿方の部屋をこのような时间に访れたのです。その理由を问うのは野暮というものでは?」
「…つまり?」
「王に命じられて、夜伽に参りましたの」
「夜伽!」
この国にはまだそんな风习があるのか。
そう惊くと同时に、俺がどの女を一番気に入ったのかを完璧に见破られていることにも惊いた。
脳裏を、王侯贵族たちの哀れむような眼差しが过る。
完璧に取り缮っていたつもりだったが、権谋术数涡巻く宫殿内で镐を削る猛者たちの前では児戯にも等しい仅かばかりの抵抗に过ぎなかったのかもしれない。 本文来自
(油断できないな………)
「そうか。それはご苦労様。でも俺………は………はぁ」
断ろうとした俺は思わず絶句し、叹息していた。
ターニャがゆっくりと衣装を脱ぎ捨てたのだ。
アクセサリー以外、全裸。
美しい裸体が、俺の眼前に惜しげもなく晒される。
そのまま、妖しい微笑を浮かべながら腰をくねらせ、手をくねらせ、俺の方にゆっくりと近づいてくる。
动く度に、金のアクセサリが揺れ、凉やかな音を立てる。
俺は言叶も失って、近づいてくる丽しい肢体に见蕩れるばかり。
猛烈な势いで、下半身に血が流れ込んでいく。
(まずい、まずいぞ。ここで女を抱くのは………)
2004年に起こった上海総领事馆员の自杀事件が脳裏を过る。
いや、それだけじゃない。世界何処の国でも外交官に美女は危険なのだ。
外交官は多くの机密情报を持っている。
それを闺で闻き出すために、各国は选りすぐりの美女を送り込む。
この女も间违いなくそうだろう。
わざわざ王が送り込んできた事からもそれは分かる。
俺を篭络し、情报を闻き出すための刺客なのだ。
まさか、赴任当日に送り込んでくるとは思わなかったが。
(そもそも、どうやってここまで………)
今更ながらにそんな疑念が浮かび、愕然とする。
脳裏に、にやけた笑みを浮かべる覇気の感じられない大使馆员たちの姿が思い浮かぶ。
この大使馆内には、既に协力网が张り巡らされているという事なのだろう。
蜘蛛の巣に挂かった哀れな羽虫。
それが俺だ。
外务省内でも切れ者で通っている俺の头脳は悬命に警钟を鸣らしている。
この场を切り抜けなければ、外交官としてのキャリアは终わる。
それがわかっていながら。
「た、ターニャ………」
呼び挂ける声が震える。
视线は妖艶にくねる、くびれた腰の辺りを行ったり来たり。
脳内には先ほどのパーティーで见せられた彼女の浓艶な舞が何度も何度も再生されている。
诱うような微笑。
柔らかな腰の蠢き。
淫らな手の动き。
身体が燃えるように热い。
鼓动が高鸣り、烦いほどだ。
「安心してください、瀬崎様」
结局、抵抗もできないまま、ターニャの接近を许してしまった。
ターニャは俺の首にふわりと両手を挂け、俺の太腿の上に腰挂ける。
俺の胸に、彼女の胸の先端が当たり、彼女のすべすべでむちむちの太腿が俺の股间を刺激してくる。
日本ではまず嗅ぐことのない汗と香油の混ざった香りが容赦なく本能を直撃してくる。 本文来自
「私は王の歓迎の印なのですから」
「し、しかし………うぁ……」
俺の耳にふ~っと息を吹きかける。それだけで、ぞくぞくと快美な感覚が背筋を走り抜ける。
「安心して受け取ってください??…んちゅっ??」
彼女が俺の耳にキスをし、そのまま舐めまわしてくる。
「う、うう………」
「それに、我慢はよくないですよ??」
「あ、そこは……あ、ぁぁっ?」
ズボンにはっきりと张ったテントの形をなぞるように抚でられる。
俺のそこは既に彼女を受け入れる気満々だった。
「ほら、こんなに大きく、硬くなってる……パーティーの时からずっと。そうなんでしょう?」
そう言われるとそんな気がしてくる。
彼女の舞を见てからずっと、兴奋していたのかもしれない。
酒を饮んでいるせいか、体が非常に火照る。
これまでに経験した事のないような情欲を感じる。
ターニャを抱きたくて抱きたくて溜まらなくなる。
それほど、彼女が魅力的だという事なのか。
(それとも、まさか、媚薬でも饮まされた………?)
ありえそうな话だ。だが、体が全く言う事を気かない。
悬命に、この穷地から脱する手段を考える。
「瀬崎様。何も考えないで。私に身を任せてください??」
ターニャが优しく嗫きながら、その豊満な胸の狭间に俺の头を导く。
「あぁ……」
抵抗することもできずに、柔らかな胸に包まれてしまう。
幸福感が心を満たしていくままに、身を任せたくなる。
思考が、云散雾消していく。
余りにも魅惑的な感触に、危机感が钝っていく。
少し汗ばんでいるのか、より浓厚な芳しい香が肺を満たしていくのが心地よい。
ターニャは俺の头を优しく抚でる。
(ああ……良い匂い……癒される……だんだん、头がボーっとしてきて……四肢から力が抜けていく……あぁ、まるで花畑にいるみたいな、良い気持ち……)
こんな风に、谁かに优しく头を抚でられるなど、いつぶりだろう。
「私に身を任せてくださいますか?」
优しいその问い挂けに俺はこくりと颔く。
ターニャは俺の头を胸の谷间に挟んだまま、ゆっくりと俺を横たえて行く。
俺を横にするとシャツ、ズボン、下着を脱がし、それからゆっくりと俺にキスをした。
「用心深い事はいい事です。でも今は、こんなものは要りません」
懐に忍ばせていた拳铳も取り上げられる。
仅かに抵抗しようと身动ぎしたが、
ちゅ……むちゅ……れろれろ……???
ゆっくりと、优しく、丁宁な甘い口付けに头の中がとろとろにされて、抑え込まれる。 copyright
(俺は、怜悧な……こんな色仕挂けなんかに……あぁ、だめだ、気持ち良い……??)
ターニャのさらさらの髪が頬に当たるだけでも気持ち良い。
んちゅ…あむ、はむはむ…れろれろ……???
舌を吸い込まれ、甘噛みされ、舐めまわされる。
ターニャの唾液がとても甘い。
舌が戻されるのと同时に、その唾液も流し込まれ、俺は思わずこくこくと呑み込んでしまう。
蜂蜜のような甘露な味わいに、魅了される。
思わずこちらから舌を伸ばし、ターニャを求めてしまう。
「んふ??……瀬崎様、可爱いですよ、とても??」
ターニャは甘く鼻を鸣らし、俺の求めに応じてくれる。
二人の口の间を二枚の舌が络み合いながら行ったり来たり。
その度に、唾液が搅拌され、交换され、俺はこくこくと饮み込まされる。
やがて、俺の四肢が完全に脱力するとターニャはキスを止め、首筋に唇を这わせる。
「はぁぁ……??」
情けないとは思うものの、喘ぎ声が止められない。
更に锁骨を経由して、胸へ。
ちゅっ、ちゅちゅ、とキスを降らせる。
紫色のキスマークが刻まれる度、何かを失っていくような丧失感と、その间隙をターニャの赍す快楽が埋めていく感覚が强くなっていく。
「くすぐったいよ、ターニャ………」
「瀬崎様、绮丽……とても滑らかで、白い肌……」
胸に丁宁に唇と舌を这わせる。ターニャの息吹が妖しく性感帯を擽る。
「あぁぁ、ターニャぁぁ……??」
「まるで女性みたい、ふふ。羡ましいです」
「んぁぁぁ………??」
深い深い叹息。ターニャの唇がふわりと乳首を包む。
舌がちろちろと擽られ、乳首が勃起してしまう。
「こういうのはどうですか?」
カリっ
「んっ」
勃起した乳首を軽く噛まれる。
砂糖のような甘い快楽に浸っていた体にぴりっと香辛料の快楽が波纹を描く。
きりきりきりっ………
「っ、痛い、ターニャ、痛い!」
歯を立てられる痛みに、苦闷の声を上げる。
「ごめんなさい、ふふ、でも、こうしたらどうです?…れろぉっ……??」
强めに噛まれたところへ、舌が慰めるように这わされる。
「あぁぁぁ??……気持ち良い……??」
歯型がつくほどの强さで噛まれる痛みによって、神経が剥き出しになっているところへ、纯度100%の快感を流し込まれて、他爱もなく蕩けさせられる。
「気持ちよくなるのはこれからです」
唇と舌で唾液の线を俺の体に刻みながら、ターニャが俺の体を滑り降りていく。
脐の中に舌を突っ込み、うねうねと蠢かせたかと思いきや、阴毛を掻き分ける。 内容来自
「んっ……」
思わず喘いだのは舌が触れたからではなく、俺の肉棒にターニャの滑らかな頬が触れたから。
すりすりと頬ずりされる。
「ああっ、すべすべして、気持ち良い……」
もはや、ターニャの肌に触れるだけで、惊くほどの快楽を感じてしまう。
「ありがとうございます???」
嬉しそうに微笑み、舌はそのまま太腿へ。
「え……」
ペニスへの爱抚を期待していただけに、はぐらかされて仅かに失望が顔に浮かんでしまう。
「まだです。気持ちよくなるのはまだこれから。瀬崎様。夜はまだ长いんです。王の歓迎のしるしは、たっぷり、ねっとりと、ね??」
ぞくぞくするような甘い声音で纺がれる嗫きが俺の脳を溶かしていく。
抵抗しなければ、逃げなければという外交官としての思いが、甘い甘い絶望に涂りつぶされていく。 内容来自
ターニャの言叶は、朝までこの部屋に谁もやって来ないことを示している。
助けは来ない。
朝まで、责められ続ける………。
(そんなの、耐えられる訳ない………)
蜘蛛の巣に挂かった虫に、もはや逃れる术はない。
甘く络めとられ、ゆっくりと贪り食われるのを待つしかないのだ。
ターニャは唇だけでなく、指も太腿に这わせる。
十本の指がばらばらに动き、さながら楽器を奏でるかのように太腿を爱抚する。
「あぁっ、んんんっ、ひっ、た、ターニャ、す、凄いっ……??」
舌と唇と指。
俺の体を这うそれらがまるで无数にあるかのような错覚。
快楽に、喘ぐのを止められない。
俺のペニスはひくひくと震え、涙を流している。
最初は一滴、二滴だったものが、片足への爱抚が终わるころには既に几筋もの流れに変わっていた。
足の指の一本一本を口に含み、ねっとりと唾液をまぶして丹念に舐め回し、ちゅぽんっと音がするほど吸う。
股の间も丹念に舐める。
もう片方の足を、ターニャは自分の体全体を使って这いあがってくる。
唇、舌、胸、腹、あそこ、太腿、足、指……。
女のありとあらゆる场所を駆使しての爱抚に、股间の逸物が切なさに震える。
「ターニャ、早くぅ……」
ゆっくり焦らすような至极の快楽に、もはや俺の头の中に外务省で恐れられた怜悧な判断能力は残されていなかった。
柔らかな女の肢体に包まれ、ベッドの上に四肢を投げ出し、ただただ极楽を漂う。
(早くすっきりしたい……)
ぼんやりとした头で思うのは、射精の事ばかり。
(何时になったら、射精させてくれるんだろう………)
ターニャが俺の足を这いあがってくる。 内容来自
同时にぞくぞくとした快楽も这いあがってくる。
早く来てくれと叫んでいるかの如く、俺のペニスは震えていた。
「ふふ、瀬崎様。こんなに期待してくださってるんですね」
遂に。俺の物にターニャが顔を近づける。
赤黒く勃起し、震えるペニスを前に、ターニャが目を细め、口元に微笑を浮かべる。
「ふふ、瀬崎様、凄いぴくぴくしていますよ。それに我慢汁が凄い染み出てます」
「ううっ……」
我慢汁なんて日本语まで知ってるのか。
「まるで泣いているみたい。ふ~っ」
「あうっ!!」
息を吹きかけられただけで、ぴくんっと震える。
「ふふふ、可爱いです」
「ああ、焦らさないで……」
「あ、ごめんなさい。别に焦らしてるつもりはなかったんですけど」
嘘だ。絶対に焦らしてた。
ターニャは軽く谢ると根元を握って、见せつけるように舌を伸ばして见せる。
赤く、ぬらぬらと辉く舌。
それがゆっくりと、ペニスに近づいていき―――裏筋を舐めあげる。
肉厚な舌にれろぉ~っと舐め上げられただけで、浓厚な快楽が背筋を駆け上がって、脳髄を直撃する。
先端からは次々と我慢汁が涌き出してきてしまう。
「あぁっっ……??」
待ちに待った肉棒への爱抚に、高い喘ぎ声が漏れる。
「すごぉい。我慢汁がぴゅるぴゅるって。まるで射精しているみたいですよ」
「あぁ、ターニャぁ……??」
「ふふ」
蕩けている俺の様子に、笑みを见せ、俺の肉棒にキスをまぶす。
くちゅ、ちゅ、くちゅ。
赤黒いペニスに、ぷるぷるの唇が押し付けられる度、紫色のキスマークが刻まれていく。
それはまるで、何かの呪印のようだった。
「んあぁ……??」
さらに、ねっとりと舌を这わせて来る。
舌に载せられたたっぷりの唾液が、ペニスをコーティングしていく。
「うはぁ……??」
「気持ち良いですか?」
「凄い良い……??!」
「それじゃ、もっと気持ちよくなってください」
笑みを浮かべてそう良い、丁宁に舌と唇を这わせていく。
れろれろ、ぺろぺろ。
俺の肉棒が饴菓子と化して溶けていきそうな快楽。
どこまでも优しいその爱抚に、全身が震える。
(まずい、魅了されかけている………)
俺はターニャに恋をしようとしている。
(まずいまずいまずい……)
心の中で警钟が鸣り响く。
ここでもしターニャに惚れてしまったら………。
想像するだに恐ろしい。世界の大使达を见舞った数多の悲剧。
それらの多くが女性関係で引き起こされているのだ。 本文来自
―――美女に気を付けろ。
それは、外交官にとって基本中の基本である。
(まずいまずいまずい……)
そんな感情が自然と体に现れたのか。
ターニャはふと俺を见て、にこりと微笑む。
「もっと体の力を抜いてください??……今はただ、気持ちよくなる事だけ、考えてください???」
そう言って、俺の亀头を咥える。
はむはむ、もぐもぐ、ちゅうう???
「うあぁぁ??はぁぁ??んあああっ???」
咀嚼され、吸い上げられ、强制的に四肢から力が抜けていく。
「気持ち良いですか?」
「あひっ……良い……??」
涎を垂らして答える。俺の思考が再び悦楽に染まったのを确认して、ターニャは穏やかに微笑む。
「なら、もっともっと気持ちよくなってください??」
そう言って、ターニャは再び俺の股间に顔を埋める。
ちゅるっ、はむっ、はむっ??? 内容来自
「あぁぁっ!」
玉袋を口の中に含まれ、唾液と舌をたっぷりとまぶして咀嚼される。
じゅるじゅるじゅるっ……???
「だめぇぇっ!!」
睾丸を吸われて、俺の腰が跳ねる。
「我慢できませんか?」
「あぁぁっ…??…はぁはぁはぁ」
「ふふ、可爱い」
れろれろれろ……???
「はうっ!」
ターニャの舌が蚁の门渡りを通り、菊门の方へ这い进む。
柔らかな舌の感触が移动するにつれて、ぞくぞくとした快感が背筋を駆け上がる。
俺の物はびくびくと振るえ、先走りの涙を流す。
ターニャはそんな俺の様子を见て、ゆっくりと俺の物に指を络め、リズミカルに扱きながら菊门の皱を一本一本伸ばすように舐める。
「た、ターニャ……も、もう……」
「イきたいですか?」
「い、イきたい……」
「それじゃ、最高に気持ちよくイってください???」
何かの呪文のようにそう言うとターニャは俺を跨ぐ。
ま、まさか………
俺の物の头上で、指で秘所を开いてみせる。
俺を爱抚している间に自分も濡れていたのか。そこからはねっとりとした爱液がぽたぽたと俺の物に振りかかる。
ひくひくと蠢く膣。
ぴくぴくと震えるペニス。
互いに互いを呼び合っているように………。
「あぁぁぁ………???」
いけないと分かっている。ここで女を抱くのが外交官としてどれだけ不利に働くかと言う事は。
しかし、男としての本能の方がより强烈に诉え挂けてくる。
あの中に入れば、とてつもない快楽を感じられるだろう、と。
俺を见下ろすターニャの优しい笑顔。
その汗で耀く美しい裸身。
甘い香り。
ひくひくと震える俺の分身。
本能に味方するものは多々あれど、理性に味方するものはなく………。
「私の中に、たっぷりと出しちゃっていいですから」
「え、それはまず―――」
ぐちゅ
俺の言叶を遮って、ターニャの阴唇が俺の先端に触れる。
「あぁぁぁっ……???」
ただ、阴唇が亀头に触れているだけ。
であるにも拘らず、俺の全身に陶酔感の岚が吹き荒れる。
四肢の力を强制的に吸い上げ、头の中を真っ白に染め上げてしまう悦楽。
じゅるじゅると阴唇は俺の物を奥に引き込もうと啜っている。
入り口だけでこれなら、中は一体どのような魔窟なのか……。
俺が戦々恐々としているにも関わらず、ターニャはゆっくりと腰を沈めていく。
「た、ターニャ、凄い、凄过ぎる……!」
ターニャの中で、无数の肉襞が络み付き、肉壁が缔め付け、奥へ奥へと诱うかのように甘く蠕动している。
まるで、何本もの触手に络みつかれ、奥へ奥へと引きずり込まれていくような……。
「気持ち良いですか、瀬崎様」
「ああっ、気持ちいい、こ、こんなの、だめだぁ……??」
「ふふ、存分に感じてください。私の膣、まるで何本もの触手が络みついて奥に引きずり込むようでしょう?だから―――《クラーケン》って呼ばれてるんです」
船乗りを海中に引きずり込むとされる海の魔物。
「あっ、あぁぁっ??」
その触手のように络みつく襞が、奥へ奥へとと引きずり込んでいく。
「さぁ、引きずり込んで差し上げます。光も届かない、快楽の深海に??」
頬を上気させ、胸を抑え、ターニャが笑みを浮かべる。
その笑顔を见ただけで、俺の鼓动が高鸣る。
(駄目だ。完全に……捉われた……)
俺の中の冷静な部分が絶望的に呟く。
もう俺は完全に彼女に恋をしてしまっている。
彼女の虏になってしまっている。
「私の中で、瀬崎様のがぴくぴく震えています……」
「ああ、ターニャの中、気持ち良い……」
「私、瀬崎様と一つになれているんですね。とても嬉しいです。瀬崎様は?瀬崎様はいかがですか?」
「ああ……お、俺も、嬉しいよ」
「嬉しい。动きますね」
にこりと笑って、ターニャが腰を蠢かす。
「うああああああああああああっ!!」
俺は絶叫していた。
ターニャの腰の动き。それはパーティーの时に见たあの动き。
ぐねぐね、うねうね、ぐにょぐにょと関节があるのかと思うほどに自由自在に蠢く。
蠢くのは腰だけではなくその内部、膣全体が蠢いて、俺の物を缔め付ける。 本文来自
缔め付ける场所も自在に変わり、无数の肉襞が全体を舐めしゃぶり、子宫口が强力に吸引する。
その予想もつかない动きは、确かに《クラーケン》の名に耻じない。
ぐじゅぐじゅ、くちゅくちゅ、ずちゅずちゅ……???
俺の物を咀嚼するかのようにターニャの腰が动き、结合部から搅拌された爱液と先走りの混じった液が溢れ出す。
「あああっ、そ、それ、だめぇっっ!!」
俺は必死にターニャの腰にすがりつくが、その动きを止められない!
「あぁぁぁ……」
目の焦点が合わない!ターニャが何人にも见える。
何人ものターニャに微笑み挂けられる!
「瀬崎様」
ターニャの细腕が首に周り、ふにっと胸の谷间に挟められる。
骑乗位から座位に変わる。
だが、俺はまったく动けない。
动いているのはターニャだけ。それでも、凄まじいばかりの快楽が俺を袭う。 内容来自
俺は少しでも快楽に耐えるために、ターニャの乳房に吸い付いた。
「あぁんっ、気持ち良いです、瀬崎様」
ターニャが俺の头を抚でる。
しかし、それでも、彼女の腰が赍す快楽は一向に衰える事はなく。
むしろ、口の中に広がる彼女の乳房の味に、俺は止めを刺された。
自ら快楽を求め、腰を突きあげてしまう。
「ぬおおおおっ!!」
凄まじい快楽に、神経がぶちぶちと切れていく。
「全て何もかも忘れて、私に溺れてください、瀬崎様」
ターニャは妖艶に笑み、俺の突きあげを柔らかく受け止めつつも、自在な动きで缔め付けてくる。
それが、真正の止めとなった。俺の脳内で白色の爆発が起こる。
「むをををををっ!!」

どびゅぅっ、びゅくびゅくびゅくっ、びゅるるるるっ、どびゅっ、どくっ、どくんっ、びゅるぅっ………

口一杯に彼女の柔らかな乳房を頬张ったまま、彼女の中に大量の、それこそ生まれてこの方これ以上はないだろうと言うほどの精子をどばどばと注ぎ込む。
「ふぁぁぁぁ………」
俺の全身の血が一気に下がり、俺は気を失って仰向けにベッドに倒れた。
「あは。瀬崎様のが、私の中に……凄い量です……??」
ターニャが俺の物を抜くと结合部からぐぼっと大量の精液が零れる。
ターニャはそれを指で掬い、ちろっと舐め、うふ、と笑う。
「美味しい?…やっぱり、前任のおじさんより瀬崎様の方が美味しいです??」
快楽に蕩けきった表情で眠っている瀬崎に向かって优しく微笑む。
その身に布団を挂けてやり、自身も布団に入り、彼の体に四肢を柔らかく巻きつけながら、
「もう逃がしませんよ。たっぷりと経済支援を顶かないと。それに、瀬崎様には総理大臣の访问を準备していただきたいのです。ご安心ください。我々が责任を持って、総理大臣を歓待申し上げますので??」
耳元に甘く甘く嗫くのだった………。

3か月后、内阁総理大臣は中东歴访の途次、现职の内阁総理大臣として初めて、この国を访れる事となる。
そして、日本からこの国への経済援助は减额どころか3倍に増额される事となった―――。

総理が経済援助の増额を発表するのを、瀬崎は会见场の后方から眺めていた。
その瞳からはかつての怜悧さも覇気も消え失せていた。
その顔には、居并ぶ大使馆职员たちと同じにやけた笑みが张り付いたように浮かんでいた。

甘美なる监狱
単発物
#28
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12,644文字
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梦か幻かわからない暗闇の空间に、美しい女の嗫き声が响く。
「―――ようこそ、お出でくださいました、勇者様」
声に惊き、口を开こうとしたが、なぜか声が出なかった。
それどころか、何も见えない。
どうやら寝かされているようだった。
手足も感覚はあるものの、动かすことができなかった。
「余计なことは考えなくてよろしいんですよ、勇者様」
「そうよ、勇者様。さぁ、こちらを见て」
女の声に导かれるように、目の前に目を凝らす。
すると、闇の中に淡い光が浮かび上がってきた。
ゆらゆらと、まるで蛍かのように虚空を揺らめく光。
青、オレンジ、赤と次々に色を変えながら、左右に、上下に、时に円を描きながらふわふわと漂う胧な光。
「ふふふ」
「あはは」
女の妖しい笑い声がし、その声が不思议と何重にも反响して闻こえてくる。
まるで头の中で嗫かれているかのように。
「さ、こっちを见て」
不思议な光が二つに増え、ゆらゆらと揺らめく。
必死に目を凝らすが、何が光っているのかはわからない。
光を见ているうちにだんだんと、头の中がぼーっとしてくる。
「こっちを见て」
「いいえ、こっちを见て」
妖しく、煽情的な女の声が头の中で几重にも反响する。
だんだんと、身体の力が抜けていく。
「いい子ね……ふぅっ?」
びくぅっ。
突然、耳元に吐息を吹きかけられて、身体が震える。
「ふふ、惊いた?私の、吐息に集中して。はぁっ?」
「私の吐息に、集中して。ふぅっ?」
左右から交互に甘く、微かに热を帯びた吐息が吹きかけられて、徐々に体が热くなっていく。
少しずつ闇に惯れてきた视界の中、笑みを湛えた女たちの笑顔が浮かび上がる。
左侧の女は茶髪のミディアムヘア。
右侧の女は金髪のボブヘア。
润んだ瞳。
整った顔立ち。
鲜やかな唇。
甘い香り。
思わず见惚れてしまうような美しい女たちの顔が交互に视界に现れ、微笑みかけてくる。
视界から消えた女は、耳元に顔を寄せ、吐息を吹きかけてくる。
今がどういう状况なのか必死に考えようとするが、吐息を吹きかけられる度、思考が雾散し、记忆を辿る事が出来ない。
「ほら、身体の力を抜いて?」
「私たちの呼吸に合わせて、ゆっくりと深呼吸して?」
「すー?」
「はー?」
女たちの呼吸に合わせ、ゆっくりと深呼吸をする。
「そう、その调子。すー?」
「どんどん、リラックスできますよ。はー?」
女たちの唇を、身体を、今にも触れてしまいそうなほど近くに感じる。
「吸って。すー?」
息を吸う度、肺の中が甘い香りで満たされていく。
「吐いて。はー?」
息を吐く度、女たちの息が耳に吹きかけられ、头の中まで桃色に染められていく。
「ふふ、耳が敏感になってきたでしょう?」
「息を吹きかけられるだけで、もう溜まらない程に?」
女たちの言う通りだった。
息を吹きかけられる度、びくびくと体が震えてしまう。
「どきどきしてきたでしょう?」
「兴奋するでしょう?」
「耳が、まるでおちんぽみたいに敏感になってきて」
「犯してほしく堪らないでしょう?」
交互に、息を吹きかけられながら淫らな言叶を嗫かれて、异常なほどに鼓动が高鸣っていく。
「耳だけでなく、头の中も、ぜ~んぶ、おかしくなっちゃいましょう??」
「私たちに、ぜ~んぶ、任せて。快楽に身を委ねましょう??」
「そう。おちんぽ。お耳はおちんぽ?」
「もっと硬くして?あなたの体は、全身おちんぽ??」
嗫かれているだけなのに、本当に耳がおちんぽになってしまったかのように、全身がびくびくと震える。
普段、おちんぽなどと言う言叶を使ったことすらないはずなのに、女たちの嗫きのせいか、思考の中に自然とその言叶が浮かんでくる。
まるで、おちんぽと言うのが当然であるかのように。
「これから、たぁっぷり気持ちよくして差し上げます、勇者様?」
「耳だけで射精させてあ?げ?る?」
「全身もたぁっぷりマッサージして差し上げます?」
「心も体もトロトロになってぇ??」
「何も考えられなくなるくらい??」
「勿论、本物のおちんぽがビンビンになっちゃったら、そちらもたぁっぷりマッサージして差し上げます?」
「なので、期待していてくださいね。これまでに体験した事のない快楽をお约束します?」
左右の女が手を耳元にまで移动させる。
ぐちゅぅっ。
粘性を感じさせる音が、耳のすぐ傍でする。
ぐちゅっ、ぐちゅぅっ。
敏感にさせられた耳のすぐ傍で响く淫らな音に、今后の展开を予期して鼓动が高鸣る。
「こちらは特製のオイルです」
「このオイルを使って、たぁっぷり全身をマッサージして差し上げます」
「じっくり、味わってくださいね?」
「両手と両足、同时にさせていただきますね」
「失礼します」
左右の女が手を取り、指を络めるようにマッサージを始める。
足元の女は、太ももをゆっくりと抚でまわすようにマッサージをしていく。
ぬるぬるとした感触と女たちの指の柔らかな感触にくすぐったさと気持ちよさが织り交ざったような感覚に袭われる。
「力加减はいかがですか?」
「なんでも、远虑なく仰ってくださいね?」
「リラックスしてくださいね」
「体の力、抜いてくださいね」
「気持ちいいですかぁ?
「気持ちいいですよねぇ」
手足を揉み解される快感に、思考が钝くなっていく。
「オイル追加していきますねぇ」
ぴちゃぴちゃと、身体に直接オイルがかけられる。
ぐちゅっ、ぐじゅっ、と厌らしい音が脳内に响き渡る。
「たぁっぷり、楽しんでくださいね」
「オイルの、じゅるじゅるっていう音、闻こえますか?たぁっぷり、全身に涂っていきますからねぇ」
「全身、てかてかですね」
「だんだん身体が温かくなってきますよ」
「特に、下半身が?」
「もっと、足を大きく広げてください?」
先ほどまで自分の意志で动かせなかった足を、女に促されるまま大きく开いていく。
「鼠径部のマッサージをしますよ?」
「全身、隅から隅まで、マッサージしていきますからね??」
「鼠径部と一绪に、敏感な乳首もマッサージしていきますよ?」
女たちの手がより敏感な部分を这いまわる。
「いかがですか?すっごく、コリコリしてますよ、勇者様の乳首?」
「ふふ、こちらの乳首もマッサージする前からビンビンになってますよ?」
「寻常じゃない程、硬くなってますよ?」
「鼠径部も、とぉっても热くなってきましたよ?」
勃起した乳首を指の腹や爪、掌まで駆使して解され、ぴりぴりとしたこれまでに感じたことのない快感に身闷えする。
「お客様、おちんちん、凄く勃起してますよ」
「おちんぽの先っぽから、何か出てます??」
「ひくひくして、とても可爱らしいです??」
女たちの视线が股间に集まり、余计に热くなってくる。
敏感な部分を手が通る度、切ない気持ちになる。
触ってほしい。
そんな愿望が、ゆっくりと全身を支配していく。
「で?も、おちんぽのマッサージはまだですよ」
あと少しで触ってもらえる!と言う位置にまで近づいてきた手が、すーっと离れていく。
もどかしい気持ちが膨れ上がっていく。
「乳首、敏感なんですね」
「オイル、追加しますね。もっと、もぉっと、乳首をぬるぬるにして差し上げますね?」
「滑りがよくなって、どんどん気持ちよくなっていきますよ?」
「マッサージもどんどん进めていきますね」
先ほどまで、足元にいた黒髪ロングの女が右侧に、右侧にいた金髪ボブの女が左侧に、そして左侧にいた茶髪ミディアムの女が足元へと时计回りに位置を入れ替える。
「私のマッサージ、気持ちよかったですか?」
黒髪ロングの女が耳元に吐息交じりの嗫きを吹き込む。
「三人それぞれ、异なった気持ちよさがありますので、存分に堪能してくださいね?」
「下半身、とっても元気ですねぇ?びくんびくんって震えて、苦しそう」
「そろそろ、おちんぽのマッサージも始めていきましょうか?」
オイル涂れでぬるぬるの手が、限界ギリギリまで勃起し、我慢汁を垂れ流しているおちんぽに络みつく。
「耳はぁ」
「私たちの舌で、マッサージして差し上げます?」
柔らかな舌が左右から耳に挿入され、ぴちゃぴちゃと唾液の音を立てながら尝め回される。
「おちんぽマッサージはいかがですか?片手でも、両手でも、しっかりとマッサージして差し上げますね?」
「勿论、乳首の方もしっかりマッサージして差し上げます??」
「おちんぽ、じゅるじゅるって音を立てながらしゃぶられてるの、闻こえますか?」
「しっかり耳を研ぎ澄ませて、音を聴いてくださいね。そうすればもっともぉっと、どんどん、気持ちよくなっていきますよ??」
「お口マッサージ、気に入っていただけましたか、勇者様?」
「まだまだ、続けさせていただきます??」
女たちが再び位置を入れ替え、おちんぽは金髪ボブの女の口中に饮み込まれていく。
「乳首もおちんぽもマッサージされて、幸せでしょう?」
「ふふ、勇者様ったら、とぉってもだらしなくて、とぉっても素敌なお顔をしてますよ?」
「そのまま、私たちに身を任せて。もっともっと、気持ちよくなってくださいね?」
「たっぷり嗫いて差し上げます。耳までマッサージされて、もう梦见心地でしょう?」
「おちんぽも、乳首も、耳もとぉっても気持ちよくて気持ちよくて、脳みそが溶けてきちゃいそうでしょう??」
「私も、勇者様のお耳、たぁっぷり舐めて差し上げます?」
「私のおちんぽマッサージは、いかがですかぁ?勇者様のおちんぽ、どんどん硬くなって、どんどん热くなって、ずぅっとびくびくって震えていらっしゃいますよ??」
「指も绮丽にしゃぶって差し上げます??」
「金玉も、蚁の戸渡もしっかりと舐めて差し上げます??」
「脇の下も、ぺろぺろして差し上げますね?」
「もう、全身、どこもかしこもぬるぬるでぇ、どこもかしこも気持ちよくて、おちんぽ、おかしくなっちゃいそう?」
「脳までおかしくなってください?」
「おちんぽのお口マッサージ、次に行きますよ?」
女たちが三度位置を入れ替え、最初の态势に戻る。
「まだ、おちんぽは耐えられますか?ふふ」
「なんてみっともない恰好。とても素敌ですよ?」
「いかがでしたか?私のお口マッサージ?楽しんでくださいましたか?」
「おちんぽ、もう耐えられそうにありませんか?」
「だめですよぉ、胜手に射精したら?」
「我慢してくださいね?」
「射精のタイミングも、私たちに任せてくださいね?」
「すべて、私たちに身を委ねてくださいね」
「おちんぽの限界まで?」
黒髪ロングの女が、股间をおちんぽに擦り付ける。
「いかがですか?パンツの奥にある、热くてぇ、トロトロしたおまんこ、感じられますか?」
左右の女がゆっくりと白衣のファスナーを下ろしていく。
白いブラに包まれた、豊かな乳房が目の前で柔らかそうに弾む。
「耳でも?」
「おちんぽでも?」
「乳首でも?」
「目でも?」
「いっぱい兴奋してくださいね?」
足元の女がむっちりとした太ももでおちんぽを挟みながら、他二人と同様にファスナーを下ろし、胸元をはだける。
太ももに挟まれ、すりすりと揉まれているところへ、さらにオイルが追加され、感触がどんどんぬるぬるへと変化していく。
太ももと阴唇とによって形成される魅惑の三角地帯で、おちんぽは揉みくちゃにされながら随喜の涙を流し続ける。
左右の女によって耳と乳首がしゃぶられ、身体全体がびくびくと震える。
射精欲が込み上げてくる。
女たちは、こちらの状况などお见通しで、决して最后の一押しを与えようとはしない。
常に限界ギリギリで、コントロールしている。
「ふふ、全身で闷えて?」
「もう我慢の限界ですか?」
「我慢の限界、越えてみませんか?」
「もっと、もぉっと、気持ちよくなれますよ?」
「勇者様が知らない、快楽を」
「私たちが教えて差し上げます」
「限界の?」
「その先まで?」
「お连れ致します?」
再び女たちの位置が入れ替わり、おちんぽが茶髪ミディアムの女の股间に擦り付けられる。
「気持ちいいですかぁ?一杯擦れていますよぉ」
「もっともっと、気持ちよくなってくださいね?」
「耳元で厌らしく嗫いて差し上げます?头の中を真っ白にしてしまいましょう?」
「心を解放して?快楽を受け入れてください??」
「ずぅっと勃起して、こりっこりの乳首も丹念に、丁宁に、心を込めてマッサージして差し上げます?」
「他の事なんて、なぁにも考えず、今はただ快楽に溺れてください??」
「女の子みたいに、喘いでもいいんですよ?あん?あん?って、声出しちゃっても」
それまで言叶を発することはできなかったのに、女に嗫かれた途端、止め処もなく喘ぎ声が漏れ出す。
だが、意味ある言叶を口にしようとしても、言叶にはならなかった。
ただただ、喘ぎ声をあげるのみ。
「ふふ、もっともっと喘いでください?」
「気持ちよさそうな声?」
「喘げば喘ぐほど、どんどん気持ちよくなっていきますよ?」
「ふふ、おちんぽが爆発しちゃいそうです?」
「乳首も取れちゃいそう?」
「耳もふやけて、お顔も溶けてしまいそう?」
「おちんぽとパンツが擦れる刺激、いかがですか?気持ちいいですよねぇ?」
「一杯擦れて、おちんぽ、もう真っ赤になっちゃいましたね?」
「今度は、こういうのはいかがですかぁ?」
茶髪ミディアムの女がブラを外し、露になった乳房におちんぽを押し付ける。
「见てください?赤黒く、パンパンになったおちんぽがおっぱいにめり込んでますよ??」
「柔らかな乳肉にめり込んでいく感触が溜まらないでしょう?」
「挟んで差し上げますね?」
おちんぽを谷间に挟んで、上下に扱き出す。
「勇者様、すっかり蕩けきったお顔?」
「勇敢な勇者様のお顔も素敌ですけれど、今の勇者様のお姿もとぉっても素敌ですわ?」
「なんだか、私たちも兴奋してきてしまいました?」
またまた女たちが位置を入れ替え、金髪ボブの女の股间におちんぽが擦り付けられる。
「敏感な勇者様、とても素敌です?」
「もっと、もっと、体中がびくんびくんってなるくらい感じてください?」
「头の先から、つま先まで、どこもかしこもおちんぽになったみたいに敏感になって?」
「とろとろと蕩けてしまうくらい?」
「涎も、舐めて差し上げます??」
口元に舌が这いまわり、涎を掬い、唇を重ねられる。
ぬめる舌が口内に侵入してきて、舌を络め、歯茎の裏まで蹂躙していく。
「い~っぱい我慢してください、勇者様?」
「もっと、もぉっと、気持ちよくなってください?」
「そんな勇者様の健気なお姿を见ていると……私のあそこもキュン?ってしちゃいます」
「一生悬命我慢している姿を见ていると、もっと激しく动きたくなってしまいますぅ」
股间に擦り付ける动きがどんどん早くなっていく。
射精欲はとっくに限界値を越える水準に达し、今にも射精してしまいそうだ。
もはや、头の中はとっくに射精の事しか考えられなくなっている。
だが、どうしても射精することができない。
女たちが动けと言わなければ动けず、喘げと言わなければ喘げなかったように、彼女たちの许しがなければ射精することもできないのだろう。 本文来自
我慢しているのではなく、させられているのだ。
射精したくてしたくて、必死に足をばたつかせる。
「ふふ、勇者様ぁ?そんなに足をばたばたさせて、どうされたんですか?」
弾むように股间を擦り付けながら、女が笑う。
残り二人も乳首を舐めながら、笑みを浮かべてこちらの様子を窥っている。
「もう限界なんですかぁ?」
「もっともっと我慢してください?」
「まだまだ、マッサージは続きますよ??」
「おちんぽみたいにギンギンに勃起している乳首も、もっともっとマッサージして差し上げます」
「勇者様、指がお寂しそう」
右侧の女が手を取り、自らの乳房に诱导する。
柔らかな乳房に、まるで手が沈んでいくような感覚。
「指は、おっぱいでマッサージして差し上げます。ゆっくり、揉んでみてください?」
动くことを许され、これまで动かすことができなかった指を动かす。
柔らかく、淫らで、决して饱きる事のない感覚に、止めることもできず、揉み続ける。
左侧の女もブラを外し、胸板に押し付けてくる。
「勇者様、乳首同士が擦れているのわかりますか?私の乳首ももうビンビンなんです?」
「おちんぽ、このまま溶けちゃいそうなぐらい热くなってますよ?」
「これから、三人のお口でおちんぽをマッサージしていきますね?」
三人が、ゆっくりと足元に移动する。
「ふふ、待ちきれないって感じですね?」
「それでは、三人でゆっくりと舐めて差し上げます」
「三人それぞれの舌の违い」
「じっくり感じてくださいね?」
赤黒く、限界を超えて屹立するおちんぽに、三人の女が顔を寄せ、舌を这わせる。
上目遣いにこちらの様子を窥いながらゆっくりと舐め上げる女たちの表情はとても淫らで、その光景を见ているだけで头がどうにかなってしまいそうだった。
「いかがですか?」
「三人の舌がそれぞれいろんな动きをして」
「最高ですよね?」
「もっともっと、おかしくなっていいんですよ?」
「おちんぽ?もう限界なんですもんね」
「こんな风におちんぽをたくさんの女性から舐められるって、なかなかないですよね?この状况、脳とおちんぽでしっかり噛みしめてください?」
「きっと、一生忘れられない思い出になりますよ?」
「もうおちんぽ、堪らないでしょう?」
「気持ちよくて、射精したくて射精したくて、头の中どうにかなっちゃいそうでしょう?」
「びくびく震えて?」
「我慢汁もだらだら出して?」
「目を血走らせて?」
「涎垂らして?」
「もう、射精する事しか考えられないでしょう?」
「ぺろぺろって舐められて?」
「ちゅうちゅうって吸われて?」
「ずちゅずちゅって、扱かれて?」
「厌らしい音に、耳も脳も犯されて?」
「射精したいでしょう?」
「私の口の中に?」
「私の顔に?」
「私のおっぱいに?」
「じゅぼじゅぼじゅぼ?」
「おちんぽ、じゅぼじゅぼ?」
「おちんちん、じゅぼじゅぼ?」
「沢山しゃぶられて??」
「一杯舐められて??」
「散々吸われて??」
「と~ってもエッチで?」
「すっご~く気持ちよくて?」
「溜まらなく幸せ?」
「ガチガチのおちんぽ、じゅぼじゅぼ?」
「厌らしい舌遣いで闷絶?」
「もう我慢できない?限界?」
「でも、もっともぉっと我慢すれば、その分、もっともぉっと気持ちよくなれますよ?」
「オイルももっと追加して?」
「もっともっとぬるぬる、とろとろにして差し上げます??」
三人の女たちに代わる代わるおちんぽを舐められ、乳首を爱抚され、耳元で厌らしい嗫きと吐息を吹きかけられ続けて、头の中はもはや射精することで一杯になり、この状况から抜け出さなければならないという思考は完全に駆逐されてしまっていた。
おちんぽを咥え込んだ黒髪ロングの女が头を激しく上下に振る。
ずじゅっ、じゅちゅっと厌らしい音が响き、唾液と我慢汁とオイルの入り混じった液体が周囲に飞び散る。
「ふふ、容赦ないわねぇ」
「体中びくびくさせて、バラバラになっちゃいそう?」
「ふふ、こんな厌らしい舌遣いで责められたら、さぞかし辛いでしょうねぇ」
「―――ふふ、もう射精しちゃいたいですよね?」
「で?も、勇者様、射精しちゃってよろしいんでしたっけ?」
左右からの女たちの嗫きに、脳内にかすかな疑问が生じる。
「勇者様、すっかりトロトロになっちゃった头でちゃ~んと思い出してください?」
「ここは魔王様のお城?」
(魔王の………城………)
「勇者様は、魔王様を倒すために、お仲间や大势の军队を引き连れて果敢に攻めてこられたんですよ?とても、凛々しくて素敌でした?」
(そうだ………俺は……魔王を……倒すために………军势を率いて攻め込んで……仲间たちと先行して魔王城に侵入して………)
「今でも、勇者様の加护を受けた军势は魔王城の外で戦い続けておられます?」
「お仲间たちも、この城の各地で魔王军の干部の皆様と戦っておられますよ?」
(そうだ………俺は……魔王军の干部に遭遇する度に、仲间たちに任せて先行して………)
「そして、勇者様は魔王様が控える玉座の间の一つ手前、この部屋に辿り着かれたんです」
「とても勇ましくて、素敌でした?」
(そうだ……俺は……この部屋に入った途端、トラップ魔法に引っかかって気を失ったんだ………)
普段ならば决して引っかからないだろう简単な罠に。
部屋に飞び込んだ瞬间に感じた甘い香りと、三人のあまりの美しさに一瞬、ほんの一瞬だけ集中が乱れてしまった。
「ふふ、思い出されたようですね、勇者様?」
「勇者様にとって私たちは憎むべき淫魔。その淫魔から受けるマッサージはいかがだったですか?」
「とても気持ちよかったでしょう?……ふふ、感想をお闻かせくださいな」
「っ、ふざけるなっ……とても気持ちいいでふぅ??……なっ、お、俺は何を………」
自分の口から発せられた言叶に愕然とする。
「ふふ、嬉しいですわ、勇者様?」
金髪ボブの女が満足そうに笑う。
「お礼に、勇者様のお望みをおひとつ叶えて差し上げますわ?」
茶髪ミディアムの女の提案に、息を呑む。
茶髪ミディアムの女は続けて、部屋の奥を指さす。
そちらを见ると、大きな扉が见えた。
「あの奥に、魔王様はいらっしゃいます」
「もし、勇者様が魔王様を倒される事を望まれるなら、このまま解放させていただきますわ」
「っ………」
「で?も?」
金髪ボブの女が右乳首を弄りながら、吐息を吹きかけてくる。
「他の愿いでも构いませんよ?」
茶髪ミディアムの女が左乳首を爱抚しながら、耳の中を舐めあげる。
视线は自然と足元へと向かう。
そこでは、一切会话に加わらないまま、黒髪ロングの女がおちんぽを咥え、舐め、しゃぶり、啜り上げている。
上目遣いの眼差しと目が合い、鼓动が大きく高鸣る。
「そんなの………决まっているじゃないか……お、俺は……勇者……なんだから……」
「ええ、そうですわね?」
「とても勇敢で、强くて、素敌な勇者様です?」
「そ、そうだ……だから、解放されなくたって……自力で何とかして见せる……」
「さすがです?」
「とっても素敌です、勇者様?……それでは、愿い事を教えてください?」
「―――せてください」
「はい?」
「闻こえませんわ、勇者様。もう一度、大きな声で仰ってください?」
「俺を……イかせてくださいっ!!!」
「ふふ、あらあら、魔王様を倒さなくてよろしいんですか?」
「いいっ、そんなの……い、いやっ、あ、あとで!后で倒すから!」
「まぁ?さすがは勇者様。たしかに、勇者様ならその気になれば、魔王様も倒せるかもしれませんわね。その気になれば、ですけど?」
「お、お愿いだ……お愿いだから……ぐすっ」
「あらやだ、勇者様ったら、泣き出しちゃった。ふふ、可爱い?」
「ご安心ください、勇者様。勇者様の愿い、喜んで叶えさせていただきますので?」
「ほ、本当に………?」
「ええ、思う存分、射精なさってください?」
许可の言叶を口にし、三人の女が一斉におちんぽに群がる。
亀头に柔らかな舌と唇が这いまわり、棹やカリ首、玉袋に20本の指が袭い挂かる。
さらに、両乳首も忘れずに左右5本ずつの指が、それそれがまるで别个の生き物であるかのような複雑にして繊细な动きで快楽を纺ぎだす。
腰の奥底から、これまで抑えに抑えられてきた射精冲动が凄まじいまでの势いで膨张していく。 copyright
「くちゅっ。ほら、イってください、勇者様??」
「じゅるっ。仲间も大义も夸りも何もかも捨てて、気持ちよーくどびゅどびゅしちゃいましょう?」
「ちゅるぅっ。射精?射精?天井まで届くぐらい、思い切り射精しちゃってください??」
「あっ、あぁぁぁっ、あああああっ!!!!す、すごいっ、これ、気持ちいいっ、だめっ、こんなの、我慢できないっっ、あひぃぃぃっ???」
女たちの连携业の前に、射精冲动が爆発する。

どびゅーっ!!!どびゅるるるるっ!!!!びゅくびゅくびゅくっ!!!びゅるるるるっ、どびゅどびゅどびゅっ、びゅるるるるっ、どびゅっ、どびゅっっ、びゅくっ、びゅるるる――――!!!!

次から次へと放たれる白浊液。
天井に当たり、びちゃびちゃと周囲に降り注ぎ、俺自身も女たちも、当たり一面を白く染め上げていく。
间违いなく、これまでの人生で味わったことのない快楽。
人间相手では决して味わうことのない破灭の悦楽だった。
射精をし続けている最中も、女たちは手を止めない。
降り注ぐ白浊液を全身に浴びながら笑い声をあげ、一向に射精が止まらないおちんぽを扱き続ける。
射精はたっぷりと数分は続き、止まった。
「―――ふふ、すごぉい、沢山出ましたね?」
「とても浓くて、匂いも凄い?」
「见てください?」
俺の眼前で、三人の女たちが体を络ませあい、互いの体に付着した白浊液を舐めあう。
その煽情的な姿に、射精して尚硬さを失わないおちんぽの先端から我慢汁が溢れ出す。
「勇者様の体もザーメンまみれ?」
「お扫除していきましょうね?」
白浊に涂れた姿のまま、女たちの舌が再び全身に这いまわる。
「残っているザーメンも、ぜぇんぶ出してしまいましょう?」
「金玉の中、カラカラになるまで、私たちがしっかり搾り取って差し上げます?」
「ひぃっ?あふぅっ?気持ち、気持ちいいよぉっ??」
二度目の射精は一瞬で访れた。
元々、彼女たちがその気になれば、人间の勇者など简単に射精させることができるのだ。
「ふふ、すっかり堕落し切ってしまわれましたね?」
「これでは、きっと外の军势もお仲间さんも勇者の加护が切れてしまってますね」
「そうなると、大势の方が亡くなってしまうかと思いますが」
「そんなのっ、も、もう、どうでもいいよぉっ?」
少し前までの自分だったら、决して口にしなかったであろう言叶を口にする。
今はただ、快楽だけがすべてだった。
「あらあら?」
「ふふ、凛々しいお顔も素敌でしたけど、今のお猿さんみたいなお顔もとても可爱らしくて素敌です?」
「ひぃっ、あんっ、お、お尻の穴にっ、指がぁっ?そ、それジンジンするぅぅ?」
「ご安心ください、勇者様……いえ、元?勇者様?……勇者様に危害を咥えるつもりはありません。勇者様は亡くなられると転生してしまわれますので」
尻穴に指を突っ込み、前立腺を巧みに刺激しながら黒髪ロングの女が嫣然と微笑む。
「そう?ほら、私たちのおっぱいをお饮みください?……私たち、淫魔のお乳を饮んでいれば絶対に死にませんから」
口元に宛がわれた茶髪ミディアムの女の乳首に吸い付き、ちゅうちゅうとお乳を饮む。
信じられないほどの幸福感に満たされていく。
「ずぅっと、永远に、気持ちよぉく、マッサージして差し上げます??」
金髪ボブの女が嗫き、茶髪ミディアムの女と両侧から同时に耳たぶが咥えられる。
たったそれだけの事で、精が喷き出す。
「オイルを足しましょう?」
「手でもお口でもおっぱいでも、おまんこでも気持ちよくして差し上げます?」
「耳だけじゃなくて、乳首を触られるだけでも、お尻の中を弄られるだけでも射精できるようにして差し上げます?」
女たちによる奉仕は终わらない。
永远に。
もはやそれは、幸福以外の何物とも感じられなかった。
女たちは宣言通り、ありとあらゆる方法でマッサージを続け、俺は精を放ち続けた。

それから一体、どれほどの时间が経ったのか。
それすらも忘れかけた顷―――人间の国の一つが灭びた事を闻かされた。
それは、俺が生まれ育った国だった。
だがもはや、それすらも、どうでもよく。
俺は首を横に振って话を遮ると、その话を泣きながらしていた赤髪ショートの女を组み敷き、悲鸣を上げ、抵抗するのを抑え込んで、着ていた服を引き裂き、濡れてもいない秘所を贯いた。
処女血が周囲に飞び散るのもお构いなしに腰を振り、女の悲鸣が呜咽に代わり、やがて何の反応も示さなくなるまでその最奥に精を放ち続けた。
痉挛する女から身を放した俺に、黒髪、茶髪、金髪、三人の女が抱き着く。
「いかがでしたか?あなた様の初恋の方と闻いてますが?」
黒髪ロングの女にそう闻かれて、改めて赤髪ショートの女を见下ろす。
今初めて気づいたが、确かに、幼驯染で、秘かに恋心を抱き、ともに魔王城に乗り込んだ女だった。
かつては、とても大切な感情を抱いていた相手である。
だと言うのに、自分はそんな彼女に気づく事すらなく、あろうことかその処女を夺ったのだ。
だが、今は罪悪感の一つさえ抱くことはなかった。
ただ、一言。
「気持ちよくなかった」
俺はただその一言のみを吐き捨てて、黒髪ロングの女と唇を重ねる。
金髪ボブの女がおちんぽを谷间に挟み、茶髪ミディアムの女が尻肉を割って顔を埋める。
黒髪ロングの女の手が胸板を这う感触を感じながら、俺は金髪ボブの顔に向けて精を放つ。
赤髪ショートの女のことなど忘れたかのように、俺は三人の女が赍す快楽に没入していった。

「Dランクに昇格、おめでとうございます!カーディフさん」
「はは、ありがとう、メアリちゃん。随分、时间挂かっちゃったけど」
ギルドの受付嬢メアリの弾けるような笑顔に照れ笑いを浮かべながら后头部を掻く。
亲の反対を押し切る形で故郷を出て、この辺境の町―――ロマリアにやってきて、ギルド《三头の子犬》所属の冒険者となってから约半年。
渐く、ギルドの规定に定められたレベル、クエストクリア数に达し、新人冒険者を意味するE级から冒険者として一人前と认められるD级に昇格を果たしたのだ。
「そんなことないですよ。十分に凄いです?」
「そ、そう?えへへ………」
褒められて悪い気はしない。
特に冒険者连中からの人気も高いメアリ嬢からの言叶とあれば犹の事だ。
「―――ところで、カーディフさん。今までお一人でクエストを受けていらっしゃいましたが、今后もそうされるおつもりですか?」
「え?う~ん……いや、実はちょっと迷っててね。俺は剣士だから、できれば后卫で戦える魔法使いか回复役として僧侣なんかを仲间にした方がいいのかなって。メアリちゃんはどう思う?」
「そうですねぇ。一人で行动されている冒険者の方も多くいらっしゃいますが、より上位のクエストを受けるのであればやはりパーティーは组んだ方が无难だとは思います」
頬に指を当て、可爱らしく小首を倾げながら俺の相谈に答えてくれる。
それから少し耻ずかしそうに俯き、
「できれば、カーディフさんにはあまり危険な目に合ってほしくはないんです。それに、もっと上のランクに进めるだけの素质があると思いまして……」
「うぅ、メアリちゃん、なんてええ子やぁ。俺の心配までしてくれて……」
「と、当然です!カーディフさんは私にとっても大切な方なんですから」
「えっ、め、メアリちゃん!?そ、それって……」
意味深な言叶に、思わずどきりとしてしまう。
「冒険者さんがクエストを成功して、ギルドに手数料が入ってこないと私たちの给料も出ないんですから」 本文来自
だが、メアリちゃんは受付嬢らしい完璧な笑顔で身も盖もないことを言ってくれる。
「あはは。そりゃそうか……」
一瞬だけ舞い上がってしまった分気耻ずかしくもあったが、メアリちゃんの言う事は正しい。
苦笑を浮かべつつ、颔く。
「でも、うん、やっぱ、そうだよね。よし。じゃあ、ちょっと酒场に行ってよさそうな人がいないか探してみるよ」
「承知しました。ご存知かとは思いますが、パーティーを组む际にはギルドでのパーティー登録手続きが必要になりますので、お仲间が见つかったらお知らせください」
「了解?」
笑顔で见送ってくれるメアリちゃんに軽く手を振りながらギルドを出て、俺は仲间探しのために酒场へと足を向けるのだった。
クエストの报酬に加え、ギルドからの昇给お祝い金も出ているので、今日は珍しく懐が温かい。
例え、仲间が见つからなくても、久々にうまい饭と酒が饮めれば十分。
俺の足取りは軽かった。


***


酒场兼宿屋薄明の夜明け亭。
「おっちゃん、肉と酒をくれ」
カウンターに座り、大将に注文する。
血管の浮いた秃げ头に、ごりごりの筋肉、太い眉毛に浓い口髭と子供だったら一目见て泣き出しそうな风貌の大将は眉をピクリと上げ、
「珍しいな」
「あぁ。渐く、昇格できたもんで」
「ほぉ。やっと一人前になったわけだ」
「そういう事」
「それで、祝いにうちに金を落としてくれようってか。ありがたいこって」
「そういう事、そういう事。あと、仲间も探してる」
「なるほど。一匹狼を廃业して、パーティーを组もうってか」 本文来自
「そういう事」
「―――ふむ。お望みは?」
人の集まる酒场では、往々にして冒険者同士の斡旋业も営んでいる。
要望を寻ねてくる大将に、俺は先ほどメアリちゃんにしたのと同じ考えを伝える。
「后卫か……しかも、魔法使いか僧侣」
话を闻いて、大将の表情が昙る。
「いないか?」
「まぁ、どちらも人気だからな」
「そうだよな」
一匹狼でやってきた冒険者がパーティーを组もうと考えるなら、まず最初に仲间にしたいと思うのはやはり魔法使いや僧侣など后卫を任せられる职业の者になる。
「―――まぁ、のんびり探すさ。别に急いでるわけじゃない」
肩を竦めて言い、运ばれてきた酒を、喉を鸣らしながら半分饮み干し、肉に啮り付く。
「まぁ、そうだな。谁かいいのが来たら绍介してやる。とりあえず、今日のところはゆっくりしていきな―――こいつは、俺からの祝いだ」 copyright
大将がそう言って煮込み料理を置いてくれる。
「ありがとう。そうさせてもらうよ」
会话を终え、大将は仕事に、俺は食事に取り挂かる。
ややあって。
「―――ねぇ、お兄さん」
と、俺に声をかけてくる者がいた。
「ん?……うおっ」
何気なく振り返って、思わず惊きの声を上げてしまう。
一言で言えば、バニーガールだった。
鲜やかなピンクの髪、ちょっとそこらでは见かけないほどの美貌。
特に、目元の泣きホクロが色っぽい。
だが、やはりバニーガールだった。
布面积が限りなく小さく、俺の头ぐらいありそうな乳房の上半分も、绮丽なお腹も、くびれた腰も露になっている。
さらに、むっちりとした太ももを半ばまで包むニーハイソックスが作り出す絶対领域が目に眩しすぎる。
そして、头の上には申し訳程度のウサギの耳。
やはり、どこからどう见てもバニーガールだった。
こんなボロい酒场には似つかわしくないようなとびっきりの美女。
しかも、何度も言うが、バニーガールだ。
「私に一杯奢ってくださらない?」
突然、目の前に华が咲いたかのようなバニーガールの登场に言叶を失う俺に、女がそんな事を言ってくる。
まるで、体中に络みついてくるような甘ったるい声音だった。
「な、なんで俺が………」
目线が泳いでしまっているのを自覚する。
顔を见れば、ハッと惊くほどの美貌。
かといって胸元を见れば、あまりにも深い谷间に眩晕がするし、くびれた腰や太ももを见ていると思わず口中に涎が溢れてくる。
结局、俺は耳まで顔を真っ赤にしながら、正面を向いている事しかできなかった。
するり、と隣の席に女が座る。
グラスを握る俺の手に、女の指が络みついてくる。
柔らかくて、细くて、伤一つない指。
(白鱼の如き指ってのは、こういうのを言うんだろうな………)
ゆっくりと手の甲を指が这いまわる。
それだけで、股间が热くなってくる。
さらに、女がぐっと身を寄せてくる。
视界の端で、谷间がより深い峡谷を形作るのを确认して、ごくり、と喉が鸣る。
「―――お兄さん、羽振りがとってもよさそうだから?」
耳元に顔を寄せ、热い吐息とともに嗫かれる。
ぞくぞくと背筋が震える様な嗫き。
花の蜜のような甘い香り。
はっきりと、ズボンの中で硬くなっていく肉棒の滚りを感じる。
「―――わ、わかった。た、大将、この人にも酒を」
「エミリアよ、お兄さん?……ふふ、ありがとう」
「伟い别嫔さんだな」
「あら、ありがとう?」
女の格好に鼻の舌を伸ばしながら、大将が酒を置く。
そして、俺に向かって下手粪なウインク一つ。
気を利かせたつもりなのか、话が闻こえない位置に移动して、女に见えないように亲指を立ててくる。
(余计なお世话だ………)
「あら。女が名乗ったのに、お兄さんはだんまりなの?」
「…。カーディフだ」
「家名じゃなくて」
「……。ライオネル」
「じゃ、ライちゃんね?」
「ライって………」
「だって、ライオネルじゃ呼びにくいでしょう?……ほら、乾杯しましょ、ライちゃん?」
すっかり女―――エミリアのペースに乗せられたまま、グラスの縁を合わせる。
エミリアがグラスに口をつける。
形のいい柔らかそうな唇が仅かに形を変えるのを见て、慌てて虚空に视线を逃がす。
「―――実は、さっきちょっと话を闻いちゃって」
「え?」
「仲间。探してるんでしょう?」
「………ああ」
「なら、私を仲间にしてみない?」
「………。はい?」
突然の、予想の斜め上を行く提案に、思わず间を开けてから闻き返す。
「お宝やドロップアイテムの获得権は贵方にあげる。その代わり、毎日银货10枚を报酬で顶戴。どうかしら?」
「―――本気で言ってるのか?」
「当然」
呆れを多分に含んだ俺の言叶に臆することもなく、エミリアは大きく颔く。
「……。君は……」
俺は改めて、エミリアの外见を确认する。
头のてっぺんから足元まで。
(改めて、凄い美人で物凄いスタイル………だけど)
「君は………バニーガールだろ?」
「そうよ。それ以外の何かに见える?」
「茶化すな。俺だって、自分で马鹿な事を闻いてる自覚はある」
笑みを含んだ声音で闻き返してくるエミリアに怃然とした态度で酒を煽る。
「俺が言いたいのは、バニーガールに何ができるのかって话。実は攻撃魔法が使えるとか?」
「使えないわ」
「…。回复魔法は?」
「いいえ」
「补助系魔法」
「からきし」
「……。実は、无茶苦茶力持ち?」
「あら、こんなかよわい女性を捕まえて、それは失礼なんじゃないかしら」
「それはすま―――じゃなくて。じゃあ、一体何ができるのさ」
「そうね………贵方を癒してあげられる、かな」
「癒す………?」
「そう。例えば………」
エミリアの手が俺の太ももに置かれ、きわどい内ももを指先がくすぐってくる。
「ぅ………」
俺の耳元に顔を寄せ、吐息を吹きかけながら嗫く。
「私の身体を见ておっきくなっちゃってる、おちんちん、とか?」
「っ………」
嗫きと同时に、耳をれろっと舐められ、太ももに置かれた手が股间に移动する。
股间に张ったテントが抚でられる快感に、背筋が震える。
エミリアがさらに身を寄せてきて、大きな胸が俺の肩に押し当てられ、ぐにゃりと歪む。
さらに、俺の右手を手に取ると、自身の股间に诱导し、むっちりとした太ももで挟み込む。
柔らかな肢体の感触を存分に感じさせられて。
甘い香りに包まれて。
心臓の鼓动がどんどん早くなり、抚でられる股间へと血を送り込んでいく。
ぐんぐんと硬さを増していく肉棒に、5本の指が络みつき、ズボンの上からだと言うのに得も言われぬ快楽を纺いでいく。
「确かに、私には魔法使いや僧侣みたいなことはできない……で?も、魔法使いや僧侣にはできないようなことが、できるの?」
心がぐらぐらと揺れていく。
「银货10枚………」
「そう?たったそれだけ」
たったそれだけ、と言えるほど安価な金额ではない。
だけど、払えないほどの金额ではない。
絶妙な设定金额だと言えた。
「―――でも、そ、それだけなら」
「売春妇でも抱けばいいって?」
反论の言叶を先に言われて、言叶に诘まる。
「ふふ、それはどうかしら。考えてもみて。売春妇は町でしか抱けない。でも、クエストの间は何日も移动したり、ダンジョンに潜ったりしなきゃいけないでしょ?溜まり过ぎちゃって自分で慰めた経験、ライちゃんにもあるんじゃない?」
「そ、それは………」
「性欲が溜まり过ぎると判断も钝っちゃうでしょう?実力のある冒険者が焦りで犯した思わぬミスで死んじゃうケース、结构あるじゃない?」
「确かに………」
「それに、もし性欲が溜まってる时に淫魔に遭遇しちゃったら?万事休す、でしょ?」
「うーん………」
エミリアの言う事は确かにあり得る。
だが、とてもレアケースであり、早々起こりうることではない。
しかし、エミリアの诱惑によって思考能力が钝ってしまい、うまく考えが缠まらない。
「でも、仲间ならその间もずうっと一绪に行动しているのよ?この意味、ライちゃんならわかるわよね?私なら―――いつでも?どこでも?移动中でも?ダンジョンの中でも?ライちゃんが気持ちよ~く、癒されたい时に、癒してあげることができるのよ?」
「う………」
ズボンの上から、玉袋を擽られる。
「ここに悪いものが溜まっちゃったらすぐにぴゅっぴゅって?……ふふ、むしろここに溜まる前に、ぴゅっぴゅってしちゃうこともできるのよ?」 内容来自
甘い甘い诱惑の言叶に、淫らな想像が広がる。
移动の马车の中で。
泉で水浴びをしながら。
野営している时も。
ダンジョンの中でさえ。
いつでも、どこでも………。
ぴちゃぴちゃと耳がしゃぶられる。
「いつでも?どこでも?」
しゃぶられながら嗫かれ、まるで头の中まで侵されているような気分になってくる。
「いつでも……どこでも……」
「そう。しかも、たった银货10枚で?」
「银货10枚………」
「高くないでしょう??」
「高く……ない……」
売春妇の场合、当たりはずれもある。
だが、エミリアの场合―――。
改めて、彼女の顔を见る。
その美貌に鼓动が高鸣る。
そして、この魅惑の身体。
この美貌を、この身体を、一日当たり银货10枚で自由にできるなら、确かに悪くはない话だ。
かりかりと肉棒の先端部分をズボンの上から刺激され、射精感が込み上げてくる。
「―――とはいえ、初めての仲间选びだもの。ライちゃんが慎重になるのもわかるわ。だから、こうしましょう?」
このまま粘られたら、きっと俺は承知してしまっていただろう。
だが、エミリアはさらにきつく俺を抱きしめる。
どこまでもどこまでも、その柔らかな体に沈んでいってしまいそうな幸福感にも似た感覚を覚えながら、エミリアの提案に耳を倾ける。
「私、今日ここに部屋を取ってあるの?」
どくん、と鼓动が大きく脉打つ。
「だから、私の癒し……试してみない??仲间にするかどうか、それから决めてくれればいいから?……ね???」
「う………」
「こうやってズボンの上から触れられているだけじゃもどかしいでしょう?直接しこしこってシテあげる?」
エミリアの甘美な嗫きが脳裏にこだまする。
この绮丽な手で握られ、扱かれたらきっと物凄く気持ちいいだろう。
「手だけじゃないわよ。この唇で、全身にキスマークをつけてあげる?ぶちゅぶちゅって?全身を舐めて、唾液涂れにするのもいいかも?れろれろぉ、ぺろぺろぉって?贵方が何度も盗み见てるおっぱいで包んであげたら、喜んでくれるかしら。顔でも、おちんちんでも、蕩けさせてあげる。ぱふぱふ?もちゅもちゅ?贵方の手を挟んでる太もも、滑々で気持ちいいでしょう?ここにおちんちん挟んだら、気持ちよさそうだと思わない?スリスリって?それともやっぱり、おまんこがいいかな?私のトロトロのおまんこに、ライちゃんのギンギンに勃起したおちんぽをずっぽり嵌めて、パコパコって?そして、私の一番奥に、ライちゃんの浓~い精液をどびゅどびゅって注ぐの?」
エミリアの嗫きによって、脳内に次々に映像が浮かぶ。
ありとあらゆる奉仕を受け、情けない顔で射精を缲り返す自分の姿。
「しこしこ?ぶちゅぶちゅ?れろれろ?ぺろぺろ?ぱふぱふ?もちゅもちゅ?スリスリ?パコパコ?どぴゅどぴゅ?」
厌らしく嗫かれる度、次々に浮かんでは消えていく妄想。
头の中がどんどん淫らな妄想に埋め尽され、理性が溶けて崩れていく。
ズボンに、我慢汁の染みが広がっていく。
「………ね?试してみない?今日一晩だけ?」
顔を覗き込んでくるエミリアの笑顔。
その、あまりにも魅惑的すぎる提案を断る理由など、俺にあろうはずもなかった。


***


冒険者ギルド《三头の子犬》に勤める受付嬢メアリにとって、冒険者カーディフは単なる冒険者ではなく、秘かに想いを寄せる相手でもあった。
他の荒くれ者とはどことなく违い、そこはかとなく漂う気品のようなもの。
人当たりもよく、仕事も热心。
困っている人を放っておけない性质で、报酬の悪いクエストでも頼まれれば嫌とは言えない。
そのせいで、Dランクへの昇格は他の冒険者に少し遅れを取ってしまったが、依頼人からの评判も良く、最近では彼指名で入るクエストも少なくない。
新人冒険者としては异例の事だ。
それだけに、彼のDランク昇格は自分の事のように嬉しかった。
嬉しさのあまり家でも彼の话をしてしまい、普段仕事の话をしないことから妙な勘缲りまで受けてしまった。
言动の端々から、彼が自分に対して好意を抱いてくれている事も何となく感じていた。
もし、彼が告白してくれたら。
そんな妄想に頬を朱く染めたことも一度や二度ではない。 copyright
きっと将来は、このギルドを背负って立つような冒険者になってくれるのではないか。
そんな期待も込め、仲间を募ってパーティーを组むように奨めたのだ。
だから。
「おはよう、メアリちゃん。パーティー登録手続きをお愿いしたいんだけど」
「は、はい………」
ギルドへとやってきたカーディフを见て、思わず頬が引き挛ってしまった。
いつもの精悍な顔つきとはまるで违う、腑抜けきったにやけ顔。
その腕に自身の腕を巻き付け、豊満な胸を押し当て、ぴったりと寄り添うバニーガール。
「えっと………」
あまりにも予想の斜め上を行く展开に、头がついて行かない。
「パーティー登録………ですか?」
「うん。彼女……エミリアとパーティーを组みたいんだ」
「そう……ですか……では、こちらの书类に必要事项の记入を……」 copyright
淡々と事务作业を进めながら、心の中で何かが音を立てて崩れていくのを感じた。
记入内容を确认していく。
见た目に反して、実は魔法使いや僧侣なのではないかという淡い期待は、职业栏に书かれた【バニーガール】の文字に崩壊していった。
「それでは宣誓を行います。冒険者の証を掲げてください」
メアリの指示に従って、二人が冒険者の証を掲げる。
「それでは、复唱してください。まずはカーディフさん。我、パーティーのリーダーとして、仲间を信じ、その声に耳を倾け、己の全知全能を用い、パーティーを良き方向へと导くことを誓う」
「我、パーティーのリーダーとして、仲间を信じ、その声に耳を倾け、己の全知全能を用い、パーティーを良き方向へと导くことを誓う」
「はい。次に、エミリアさん。我、パーティーの一员として、リーダーを信じ、その声を頼りとし、己の全知全能を用い、パーティーに贡献することを誓う」
「我、パーティーの一员として、リーダーを信じ、その声を頼りとし、己の全知全能を用い、パーティーに贡献することを誓う」
「―――これで登録手続き完了です」
「これからよろしくね、ライちゃん?」
ギルドと言う人の多い场所で、白昼堂々と、エミリアとかいうバニーガールがカーディフの頬にキスをする。
「ああ、よろしくな、エミリア」
頬にキスを受け、だらしなく表情を崩すカーディフ。
メアリは自身の中で、カーディフに対する恋慕の情が失望へと変わっていくのを确かに感じていた。


***


エミリアと出会った日、俺は“お试し”と称してエミリアに散々犯され、その身体と卓越した性技の虏となった。
一体自分が、どれほど射精したのかも覚えていない。
部屋に入った途端に抱きしめられ、キスをし、彼女の圧倒的な技巧に骨抜きにされた俺は服をはぎ取られ、ベッドに押し倒された。
ベロチューをしながら手コキをされて射精。
胸の谷间に顔を埋めさせられながら、太ももに挟まれて射精。
乳首を爱抚されながらフェラチオで射精。
パイズリで射精。
パイフェラで射精。
玉袋をしゃぶられながらの手コキで射精。
そして、彼女の膣に挿入してからは抜かずの三连射。
その辺りまでは覚えている。
だが、その先の记忆がない。
次の记忆は朝起きた时。俺の肉棒は彼女の口中にあった。
そのままフェラとパイズリで2度ずつ射精させられた后、彼女はこう寻ねてきたのだ。
「私の事、仲间にしてくれる?」
断れるはずもなかった。
俺が颔くと、彼女は、
「嬉しい?」
と笑って、再び俺の肉棒を咥え込んだ。
そのまま、2连射。
たぶん、気を失っていたのだろう。
次に目覚めてから、二人でギルドに出かけて行ってパーティー登録の手続きをした。 copyright
応対をしてくれたのはメアリちゃんだったろうか。
彼女がどんな顔をしていたか、なぜか思い出せない。
でもたぶん、いつも通り可爱らしい笑顔を浮かべてくれていたのではないだろうか。
无事に手続きを终えた后、《薄明の夜明け亭》に戻り、パーティー结成のお祝いと称して饮み、食べた。
夜も更けてから、大将に冷やかされながら部屋に戻り、再び僕たちは身体を重ねた。
パイズリで。
或いは、彼女の膣で。
何度も何度も、精を放った。

次の日、ギルドに行ってクエストを探そうと提案する俺の头を乳房でぱふぱふしながら、彼女は颔いた。
「そうね。クエストを受注しなくちゃね。でも、おちんちん、こんなに大きくしてたら大変でしょう?一発抜いて、すっきりしてからにしましょう?」
俺はその提案に乗り、夜までパコパコと腰を振ってしまっていた。

次の日、今日こそはギルドに行こう、と决意していた俺だったが、彼女からの、
「お尻でもしてみる?」
と言う诱惑にあっさりと屈し、ぎゅうぎゅうと强く缔め付けてくる絶妙な快楽の前に何度も何度も精を放つ事となった。

次の日、今日こそはギルドに、と言う俺の决意は、エミリアの太ももで责められて呆気なく云散雾消した。むっちりとした太ももで窒息寸前まで顔を挟まれたり、弾力ある肌に亀头を擦り付けたり、膝裏で扱かれたり、ニーハイと太ももの间に肉棒を挿入して腰を振りまくったりして、射精しまくった。


その次の日は、一日中乳首を开発された。
最后には、乳首を责められただけでがくがくと絶顶してしまうようになった。

その次の日は、髪コキだった。
绮丽で滑らかで、とてもいい匂いのする髪の毛が全身に络みつき、何が何だかわからないまま精を放ち続けた。

その次の日は、キス责めだった。
全身ありとあらゆるところに、キスマークをつけられた。

その次の日、ギルドに全然顔を出さない俺を心配してくれたメアリちゃんが様子を见に来てくれた。
だけど、昨日のキスマークが全身につけられている状态で、彼女に会う訳にもいかなかった。
そう言い訳をしながら、俺は快楽に溺れていった。
僕に代わって、エミリアがメアリちゃんと话したようだったが、二人の间でどんな会话が为されたのかは知らない。
だが、この日以降、メアリちゃんがやってくることはなかった。

その次の日、彼女はローションを持ち出してきた。
ぬるぬるの身体を重ね、一日中、ベッドをぎしぎしと言わせていた。

その次の日、ちょっと趣向を変えてみよう、という彼女の提案で、俺は彼女に踏まれる事となった。
形のいい足指に挟まれて扱かれて。
ぐりぐりと踏まれて。
これまでに感じたことのない高扬感に、俺はエミリアの足を白く汚しまくった。
彼女の事を様付けと呼ぶと、とても兴奋した。

その次の日、ひたすら一日中、アナルを开発された。
じっくりと皱を伸ばされ、ローションを垂らされ、指を入れられ、やがて张り型を挿入されて。
茜色の光が部屋に差し込む顷、俺はアナルだけで逝けるようになっていた。

その次の日、ぬるぬる、ぐちゅぐちゅのオナホで、俺は绞られまくった。

その次の日、エミリアは俺に、ひたすら「好き」と言う言叶を求めてきた。好きと言う言叶を口にする度に、ペニスを扱いてもらえる。连呼すればするほど激しく。
日が暮れる顷には、俺の心にはしっかりとエミリアへの恋情が刻み込まれていた。

その次の日、一日中、ちゅうちゅうとエミリアのおっぱいを吸った。
无论、お乳など出ない。
ちゅうちゅう、れろれろ、ちゅぱちゅぱとおっぱいを吸う。
エミリアは俺の肉棒を扱き、射精させてくる。
授乳手コキで、俺から精を搾り取りながら、エミリアは自分の事を「ママ」と呼ぶよう要求してきた。
ママと呼ぶ度、気持ちよくしてもらえる。
俺は、本当の母亲にもした事がないほど、エミリアに甘えまくった。

その次の日、ベッドに缚られ、射精を禁止させられた。
「エミリア様」と恳愿しても。
「好き」と言っても。
「ママ」と呼んでも。
一切、射精させてもらえなかった。

その次の日も、その次の日も、その次の日も。 copyright
ローション涂れにされた身体を、ぬるぬるとエミリアの手や舌、胸、足、髪が这う。
その感触に闷えながらも、决して射精させてもらえない日が続いた。

そして、今日。

「ふぅーっ?……ふぅーっ?……」
ベッドの上で缚られ、散々焦らされた俺は、血走った目で、エミリアに射精を恳愿していた。
しかし、猿辔のせいで、恳愿は言叶にはならなかった。
「ライちゃん……これ见て……」
エミリアが持ち出してきたのは、俺の财布。
エミリアがそれを逆さにして、中身を振る。
中身は空。
当然だろう。
エミリアを仲间にしてから、一度もクエストを受けていない。
にもかかわらず、エミリアには毎日银货10枚の报酬を支払っているのだ。
宿への支払いもある。
食事代もある。
収入がない中で、こんな生活を続けていれば、早晩お金が尽きることは予想できた。
これまで受けてきたクエストを通じてコツコツと贮金してきたお金も、Dランクへの昇格祝い金としてギルドから支给されたお金も、遂に底を突いてしまったのだ。
「どうしようか、ライちゃん。何かいい考えはないかしら?」
エミリアが猿辔を外す。
「はぁ、はぁ……だ、だから、クエストを受ければ……あひぃっ??」
根元を缚られ、射精を禁じられ、とろとろと我慢汁を流し続ける肉棒を、つぅーっとエミリアが抚で上げる。
「私、バニーガールだから。そういうのできないの?」
「な、何を……今更……んひゃぁっ??」
すっかり开発され、もはやそれだけでも絶顶に达してしまえるようになった乳首を弾かれて、情けない声が漏れる。
头の中で闪光が瞬き、危険な脳内麻薬が分泌される。
だが、それでも射精には至らない。
「だ、だったら……お、俺、だけでも……おふぉ?」
すっかり开発され、性感帯と化したアナルに指が侵入してきて、ぐりぐりとかき回される。
舌を突き出し、半ば白目を剥きながら喘ぎ声をあげることを强制される。
头が沸腾しそうなほどの射精冲动に袭われながら、喷き上がろうとする精液が肉棒の根元を缚る纽によって无理やり堰き止められる。
その苦しさに、目尻から涙が零れ落ちていく。
「だぁめ?私、ライちゃんと离れたくないの。ライちゃんはママの事嫌い?」
「しゅきっ、ママの事、しゅきぃっ??」
反射的に返事をする。
どろり、と头の中で何かが溶け出す感覚。
「嬉しい?ママも、ライちゃんの事好きよ?」
「えへへ?んっ、ぅんっ、ぁぁっ??」
エミリアに好きと一言嗫かれるだけで、どうしようもない幸福感が头の中一杯に広がっていく。
涙は乾き、自然と笑みが零れる。
「じゃあ、ライちゃん。こういうのはどうかしら?」
エミリアが添い寝するような形で横たわり、くるり、くるりと乳轮に指を这わせながら耳元に顔を寄せる。
「んっ?ふぁっ?あ、あぁっ?……な、なに……?」
「御実家にお愿いしてみるの?」
「っ………」
「いい考えだと思わない?ライオネル侯爵家のお坊ちゃま?」
「な、なんでそれを………」
ショックのあまり、仅かに正気を取り戻し、思わず声が震える。
亲の反対を押し切って、この辺境の町にやってきて冒険者となって半年。
俺の身分や家の事を気づかれたことなど一度もなかったのだ。
「ふふ?……ま、いろいろ情报网があって?うちのギルド、そういうの调べるの得意なの」
「ぎ、ギルド……」
そういえば、エミリアが冒険者であることはその証を持っている事からわかっていたが、どこのギルド所属であるのかまでは确认していなかった。
改めて、エミリアが冒険者の証を掲げて见せる。
「改めまして。ギルド《白鸟亭》所属のエミリアよ?」
「ギルド《白鸟亭》………」
闻いたことのあるギルドだった。
サキュバスがギルドマスターをしているとか。
あちこちで、駆け出し冒険者を袭っては身包みどころかレベルドレインで経験値さえ夺っているとか。
あまり良い噂を闻かないギルドだった。
「ね。困った时の実家頼み?きっと援助してくれるわ」
「そんな事……」
「御実家にお愿いしてくれたら……逝かせてあげる?」
「ぅ………」
至近距离から、エミリアに见つめられる。
ゆっくりと俺の身体を跨ぎ、我慢汁を垂れ流す肉棒に股间を擦り付ける。
射精したいという欲求が膨れ上がっていく。
「私の中にどぴゅどぴゅって………金玉に溜まっているもの、全部出したいでしょ???」
耐えられるはずもなかった。
「わかった、わかったから……ぁぁ……逝かせてぇ??」
「ふふ、ありがと、ライちゃん?」
エミリアが纸とペンを持ってくる。
ぬるぬると肉棒を扱かれ、耳たぶをしゃぶられながら、嗫かれるままに文言を纺いでいく。
手纸が完成した后、渐く拘束が解かれ、数日ぶりの精を思う存分エミリアの中に注ぎ来んだ。

数日后、実家からの援助が届いた。
お金と、手纸。
冒険者になる时には、あれほど反対していた癖に。
勘当だ、とまで口走っていたのに。
手纸には、子の身を案じる当たり前の亲らしい言叶が连ねられていて。
その手纸をエミリアが読み上げてくれる。
聴いているうちに、涙が込み上げてきた。
ああ、俺はいったい何をやってるんだろう。
情けなくて。
申し訳なくて。
それでも、もう俺はエミリアの赍す快楽に逆らうことなどできなくて。
エミリアが少し腰を动かすだけで、俺は喘ぎ声をあげ、その中に精を注いでしまう。
「素敌なご両亲?」
エミリアが手纸を折り畳み、俺と唇を重ねる。
涙を流しながら―――俺は、エミリアを抱きしめ、その最奥に精を放ち続けるのだった。

冒険者としての梦は溃えた、のかもしれない。
亲からの仕送りを、すべてエミリアに捧げながら、ただただ快楽を享受する怠惰で堕落した日々。

徐々に、俺はその生活に満足感を抱きつつあった。
もし、こんな俺が后辈冒険者たちに送れるアドバイスがあるとすれば唯一つ。

《仲间选びは慎重に》



月下美人
学校の七不思议と言えば、トイレの花子さんだったり、歩く二宫金次郎だったり、喋るベートーベンだったりと、どこの高校にでもあるありきたりな怪谈话だろう。
それは僕―――高月浩太の通う私立ヴェイン学园にも、やはり存在する。
だけど、よほどのオカルトマニアでない限り、普段の学校生活の中で七不思议を意识することなどないのではないだろうか。
この国でも有数の财阀であるヴェイン?グループの将来を担う优秀な人材を育成することを教育理念とするこの学园において、日々胃を握りつぶされるようなプレッシャーにさらされている僕は勿论、オカルトマニアではない。
残念ながら昨日の小テストに合格する事が出来なかった僕は、补修を受けるために贵重な休日を返上して学园に登校してくる羽目になった。
再テストに挑むこと実に5回目にして何とか合格点を出すことができ、渐く教室から解放された訳だが、辺りはすっかり夕阳色に染め上げられてしまっている。
早急に帰宅し、明日の予习に励まなければならない。
そう思い、人気のない廊下を足早に进んでいた时、ふと七不思议の事を思い出したのだ。

―――《月下美人》と呼ばれている七不思议の事を。

満月の日の夕方、人気のない廊下を歩いていると、ふととある香りに気づく。
甘くて上品、优美で浓厚な香り。
その香りに诱われるまま、近くの教室を开けると、そこには絶世の美女がおり、エッチなお愿いを何でも叶えてくれる―――。

そんな、思考のほとんどを性欲に占められた男子生徒の妄想としか言いようのない下らない与太话。
どうしてそんな七不思议の事が脳裏を掠めたのかと言えば、感じたからだ。 copyright

とても甘くて、上品で、优美で、浓厚な香りを―――。

ごくり、と思わず生唾を饮み込む音が无人の廊下に响く。
どくんどくん、と心臓が高鸣る。
感じているのは恐怖心か、好奇心か、それとも期待だったろうか。
香りは右手の教室から漂ってくるようだ。
(きっと、七不思议をネタにしたイタズラだろう………)
淫らな欲望に期待を膨らませながら扉を开ければ、浴びるのは嘲笑。
スケベの烙印を押され、今后の学园生活を肩身狭く暮らさなければならなくなる。
いや、もっとひどい事になるかもしれない。
ただでさえこの学园には、人を陥穽に堕とし、支配しようとする辈が多すぎるのだ。
社会人として生きるには、他者を蹴落とすことも必要。
その为に、蹴落とす术も蹴落とされない术も、蹴落とされたとしても这いあがる术も学ぶ必要がある。
この学园の初代生徒会长?佐伯真央という女生徒が提唱したそんな考えを、学园侧も推奨しているというのだから世も末だ。
とはいっても、そんな何年も前の卒业生を恨んでも仕方がない。
とても健全とは思えないが、それがルールならば従うしかないのだから。
つまり、罠の可能性を考虑するのであれば、何も気づかずに通り过ぎるのが正しい判断というものだろう。
无用なリスクは可能な限り回避する、それも生き残るための立派な知恵というものなのだから。
このまま帰って、いつものように好きな人の事を―――片思いに胸を焦がしているあの人の事を思いながら自慰に耽る。
そうやってすっきりしてから、明日の予习に励むのだ。
いつものように。昨日までと同じように。
そこで、どくんっ、と心臓が大きく跳ねた。
(この教室………)
気付いてしまった。
香りが漂ってくるこの教室が、あの人の教室だという事に。
(絶世の美女………)
自分より1个上の学年であるこの教室の生徒を全员见知っているわけではない。
だけれども、今、脳裏に思い浮かべた言叶に、きっとあの人以上に相応しい生徒は居ないのではないだろうか。
そう思った时にはもう―――手が扉にかかっていた。
さして力を入れたわけでもないのに、横开きの扉が滑らかにスライドしていく。
隙间から、さらに浓くなった香りが溢れ出し、鼻腔をくすぐり、鼓动がどうしようもなく高鸣っていく。
教室の中を覗き込んで―――僕ははっ、と息を饮み込み、硬直してしまった。
まるで一幅の絵画のような、美しい光景だと思った。
どんな表现でも言い表せないような、可爱さ、美しさ。
头脳明晰、运动神経抜群、谁にでも分け隔てなく接し、谁をも癒す、まさに絶世の美女という表现にもっとも相応しい女性。
そして―――僕の、初恋の人。
「こんにちは。2年生?」
微かに小首を倾げながら、姫月先辈が闻いてくる。
天上の铃のような可怜な声。
「は、はい。2年の高月浩太と言います!」
势い込んで名乗る。
入学式の日に见かけた瞬间、月并みな表现だが、まさに电撃を浴びたが如く恋に落ちた僕だったが、言叶を交わしたことなど一度もない。
いつも、远くから目で追っていた。
そして―――自慰をする时には、いつも彼女の事を思い描いていた。
可怜な容姿とは裏腹に、制服の上からでもわかる豊満な胸やきゅっと引き缔まった腰、スカートから伸びる健康的な脚线美まで、どんな名建筑家でも表现しえないのではないかと思うほど完璧な肢体を、己の欲望で汚す様を、何百回も妄想してきた。
「そっか。高月君」
その唇から自分の名前が発せられただけで、どうしようもなく幸福感を感じてしまう。
だが、确かめねばならない。
肯定してほしいのか、否定してほしいのか、それすらもわからないままに。
僕は质问を口にする。
「その、姫月先辈が………《月下美人》………なんですか?」
唇が渇き、喉がひりひりする。
呼吸すらも忘れて、先辈の答えを待つ。
先辈はなんとも言えない表情のまま、窓の傍を离れ、僕のすぐ近くにまでやってくる。
手を伸ばせば届きそうな位置に、恋焦がれる相手がいる。
紧张と兴奋で、头がどうにかなりそうだった。
「ふふ?」
そんな僕の様子がおかしかったのか、先辈は微かに笑みを零し、
「そう。私が《月下美人》だよ?」
楽しそうな声音で肯定した。
「そ、そう、なんですね………」
惊いていた先辈は、やがて穏やかな微笑みを浮かべる。
「ありがと。でも、いいの?私は《月下美人》だよ?…高月君が好きになってくれた私は、本当の私ではないんだよ?それでも―――」
「それでも好きです!」
先辈の言叶を遮るように、大きな声を出す。
「确かにびっくりしましたっ、で、でも、僕、やっぱり、先辈の事が好きなんですっ。こんなに谁かを好きになったのは先辈が初めてで、きっとこれから先もありません。だから―――」
「そっか」
ちょっとだけ困ったような、嬉しいような複雑な阴影の微笑を浮かべて颔いた先辈が、そっと両手で僕の頬に触れる。
柔らかくてすべすべで、ちょっとひんやりとした手。
そして、先辈の顔が近づいてきて―――。
僕の唇と静かに重ねられる。
优しく、一瞬のキス。
唇を离した先辈が、优しく微笑む。
「いいよ、高月君。そのお愿い、《月下美人》が叶えてあげる」
惊きに硬直している僕が何か反応を示すよりも早く、再び唇が夺われる。
柔らかな唇の感触。
(キスをしている……のか………僕が、姫月先辈と………?)
「高月君、キスは初めて?」
「は……い……」
「そっか。ふふ、それにしても紧张しすぎ。ほら、座って」
促されるまま、近くの席まで引っ张っていかれ、椅子に座る。
零れ落ちる髪を耳に挂けながら、先辈が再び僕の唇に、自身のそれを重ねる。
鸟が啄むような优しい口づけが何度も何度も缲り返される。
徐々に紧张が解れていくにつれ、僕の鼓动はどんどん早くなっていく。
考えれば考えるほど、この状况が现実のものとは思えなくなってくる。
もしかしたら、これは自分の妄想なのではないか。
勉强の途中で寝落ちしてしまって梦でも见ているのではないだろうか。
そんな気さえしてくる。
「口、开けて」
优しく嗫かれるまま口を开く。
上から覆いかぶさるように重ねられた唇から、桜色の舌が伸ばされてきて、甘い唾液と共に僕の口内に入り込んでくる。
(凄く……甘い……)
こくり、と唾を饮み込む。
かっ、と全身が热くなっていく。
(梦なら……どうかこのまま…醒めないで欲しい……)
思わずそんなことを愿いながら、僕の方からも积极的に舌を络めていく。
二人しかいない教室に、ちゅぱっちゅぱっと厌らしい音が响く。
僕の紧张を解そうとするかのように、先辈の手が穏やかに僕の体を抚でてくれる。
抚でられたところから、まるで魔法のようにどんどん力が抜けていく。
「―――んんっ!」
びくん、と身体が跳ねる。
いつの间にかシャツのボタンが外されて、先辈の手が隙间から入り込んで僕の胸板を抚でまわしている。
ひんやりとした手がとても心地いい。
乳首を抚でられて、ぴくん、と身体が震える。
(もう、いいや………)
どうして、姫月先辈が《月下美人》なのか、とか。
もしかしたら、これはやっぱり罠なのではないだろうか、とか。
帰って明日の予习をしなくちゃだとか。
そんな事、もうどうでもいい。
ただ、今、姫月先辈と触れ合っている。
それだけが、何よりも大事だった。
姫月先辈の唇が离れると银色の桥が架かった。
「はぁはぁ……先辈、好きです……」
「ふふ、ありがと?」
溢れ出す思いが、自然と言叶となって口から零れ落ちる。
その言叶を、先辈は优しく掬い取って微笑んでくれる。
その绮丽な手が、ズボンの上から股间を抚でまわしてくる。
「固くなってる?」
嬉しそうに嗫かれて、頬が热くなる。
チャックが下ろされ、中にひんやりとした手が入ってきて、パンツの中から僕のおちんちんを优しく掴みだす。
「先辈……耻ずかしい……」
「ふふ、可爱い。でも、おちんちんはとても立派だよ。固くて、热くて、びくんびくんって震えてる」
姫月先辈が膝立ちになって、僕のおちんちんに顔を近づける。
くんくんと形のいい鼻をひくつかせながら、匂いを确かめる。
「エッチな匂い。ね、高月君。もしかして、普段オナニーする时は私をおかずにしてくれていたりするの?」
「そっ、それはっ………」
如実に动揺する僕の様子は言叶よりも遥かに雄弁な答えとなっていた。
「ふふっ、そーなんだ。嬉しい?ありがと」
「い、いえっ………」
世の中の女性は、自分がおかずになっていると闻いて嬉しいと感じるものなのだろうか。
それとも、姫月先辈がやはり特殊なのか。
「高月君の妄想の中で、私は君に何をしてあげているのかな?」
おちんちんに鼻が触れそうなほどの距离から上目遣いに见つめられて、全身の血が沸腾しそうなほどの羞耻心に袭われる。
「どうせなら、高月君が一番好きな方法で、気持ちよくしてあげたいの。だから、ね?教えて?」
子どもに优しく言い闻かせるような微笑みを浮かべる姫月先辈。
「手で扱いているのかな?」
勿论、これまでに何十回も、妄想の中で姫月先辈の绮丽な手を汚してきた。
「舐めてほしい?咥えて、しゃぶってほしい?」
姫月先辈の小さくて可爱らしい口におちんちんをねじ込んで、喉奥一杯に白浊液をぶちまける。
やはり、何度も何度も脳裏に思い描いた光景だった。
「ちょっとマイナーかもだけど、踏まれたい、とか?」
答えられない。
だが、この场合の无言は肯定と同义だ。
「ふふ、ヘンタイさん」
笑みを浮かべたまま、悪戯っぽく嗫く。
どくん、と心臓が跳ねる。
「でも、やっぱり………おっぱいかな?」
びくん。
そのワードが、可怜な声で嗫かれた途端、おちんちんが大きく跳ねてしまった。
「正解みたいだね?やっぱり、男の子はみんなおっぱいが好きなんだね」
これまでに、何百回も思い描いてきた妄想。
その中でも一番多かったのが、おっぱいに包まれて射精するシーンだった。
どの部位を切り取っても可爱いとさえ思える姫月先辈だったが、その中でも大きなおっぱいは特に魅力的だった。
「じゃあ、おっぱいでしてあげるね?」
何度も妄想してきた光景。
それが実现する。
兴奋で、头がどうにかなってしまいそうだ。
姫月先辈が、ブラウスの第四ボタンを外す。
深く、魅惑的な胸の谷间が眼前に広がる。
「っ………」
视线が吸い寄せられ、思わず呼吸も忘れてしまう。
さらに、第五ボタンを外すと、もはやブラウスでは乳房を服の中に押しとどめておく事が出来ず、溢れ出てくる。

ぷよんっ。

闻えるはずもない、そんな拟音が脳裏に鸣り响く。
「高月君。さ、入れていいよ?」
「っ………」
ブラウスによる圧迫で、より深さが强调される谷间。
その谷间に、おちんちんを挿入する、着衣ぱいずり。
(こんなの、どんだけ気持ちいいんだっ………)
膨れ上がる期待の中に、仅かばかりの恐怖心さえ芽生える。
今まで、何度も何度も妄想してきた。
おっぱいとは、どんな感触なのだろうか、と。
走る车の窓から手を出して受ける风圧がおっぱいに近いというから确かめてみたこともある。
太っている友人の胸を揉んでみたこともあるし、膨らませたほっぺを一生悬命揉んだこともある。
だけれども、そのいずれとも全く违っていた。
言叶にするならば、柔らかくて温かくて気持ちいい。
だけど、その感触はそのような言语表现だけではとても表现しえないものだった。
天国。极楽。桃源郷。
もう一生、このままでいたい。
「ふふ、どう?おっぱい」
「き、気持ちいいれすぅぅぅ………」
全身の筋肉という筋肉が弛缓していく。
「良かった?……でも、まだ入れただけだよ?」
「ふぇ?」
「気持ちよくなるのは、まだまだこれからって事?」
姫月先辈が、おっぱいを両侧から圧迫し始める。

もにゅぅぅぅぅっ………。

「あっ、あぁっ、ふあぁぁぁっ………」
圧力が高まるにつれて、谷间でおちんちんが押しつぶされていく。
まるでこのまま溶けてなくなってしまうのではないかと错覚する。
おっぱいがどんどん形を変えていく。
だというのに、痛みなどまるでない。
感じるのは、途辙もないほどの快楽。
口を闭じておくことさえできず、涎が溢れ出す。
「力を入れて、抜いて、入れて~、抜いて~」
先辈が楽しそうに嗫きながら、圧迫する力を入れたり、抜いたりする。
それによっておっぱいの感触が刻一刻と変化し、赍される快楽もまたどんどん複雑なものになっていく。

もにゅっ。ふにゅっ。もにゅっ。ふにゅっ。

まるで、おっぱいに食べられているような。
おちんちんの先端から、どんどん我慢汁が溢れ出していくのがわかる。
それがまた、润滑油となっておっぱいの感触を変貌させていく。

もちゅっ。ずにゅっ。もちゅっ。ずにゅっ。

先辈が手の动きを変化させ、まるで円を描くように、互い违いに动かす。
感触の変化が更なる快楽を赍していく。

みちゅっ。ぱちゅっ。むにゅんっ。もにょん。

今度は上下に动かし、激しく扱き上げてくる。

たぱっ。もゅんっ。たぱんっ。もっちゅっ。

変幻自在な胸捌きから生み出される快楽。
もはや、おちんちんがどのような状态なのかも定かではない。
普段のオナニーでは决して得られることのない、それどころか、これまでに想像した事すらないほどの快楽に、全身の细胞という细胞が悲鸣を上げる。
今まで自分が味わってきたオナニーによる快楽など、この快楽の前には鸿毛にも等しい。
快楽の深渊。
ばっくりと穴をあけた新たな世界への门。
その先を知る事に踌躇いさえも覚える。
だが、もはや引き返すことなどできるはずもなかった。
これほどの快楽に长く耐えられようはずもなく、身体の奥底から、射精感が込み上げてくる。
これまでの人生で味わったことのない快楽の予感に、ぞくぞくと身体が震える。
「ふふ、イキそう?」
これほどの快楽を生み出しながら、先辈の微笑みは一切変わらない。
「は、ひぃぃっ、も、もう、いきまひゅうぅぅっ!!」
ただ、僕だけがどんどん追い诘められていく。
「いいよ。私のおっぱいに、い~っぱい出して?」
身の危険さえ感じるほどの快楽に、燃やし尽くされていく。
「だ、出しまひゅっ!、へ、へんぱいのおっひゃいにっっ!」
「ふふ。もう、高月君ってば。ダメになっちゃってるよ」
「なってまひゅぅぅっ、こ、こんなにょ、耐えられ、耐えられないでひゅうぅ……!」
ダメになる。
姫月先辈の言叶が脳裏を駆け巡る。
このまま射精すれば、もはや自分はかつての自分ではいられなくなる。
予感ではなく、确信だった。
だけどもう、ここから引き返すことなどできない。
込み上げてくる射精感に身を任せ、僕はありったけの力を振り绞っておっぱいの最奥めがけて腰を押し付ける。
それに合わせるように、先辈も両侧から思い切りおっぱいを缔め付ける。
これまでに感じた事のない缔め付けの中で、僕は射精した。

どっびゅぅぅぅぅうっっ、びゅるるるるっ、びゅくんっびゅくんっ、びゅるるるっぅぅぅ………!!!

信じられないほどの势いと量の白浊液が、おちんちんを通って先辈の胸の谷间へと吐き出され、隙间からびゅくびゅくと溢れ出し、先辈の顔や制服をも白く汚していく。
体内のすべてを振り绞るような射精。
头の中がすべて白く涂りつぶされる。
人生観が変わってしまうような圧倒的な幸福感、満足感。
びくんっびくんっと体を震わせながら精を吐き出し続ける事、実に2分以上。
教室中に浓厚な精の匂いが充満する。
どさっ、と力を失った体が椅子の座面に落ちる。
にゅぽんっ、と胸の谷间から抜け落ちたおちんちんからは汤気が立っていた。
「ふふ、一杯出たね?」
先辈が胸の谷间を开くと、そこは信じられないような量の白浊液で染め上げられていた。
先辈が机の中からボックスティッシュを取り出し、手早く胸元の白浊液をふき取る。
僕は先辈の手惯れた様子を见つめながら、何とか呼吸を整える。
改めて、先辈が《月下美人》だという事を思い知る。
(こうやって、先辈はいったい何人の男と………)
憧れていた先辈の、真実の姿を知って、複雑な感情が込み上げてくる。
悲しみ。
怒り。
絶望。
屈辱。
そして―――欲望。
どんな事情があるのかはわからない。
闻いて、答えてくれるのかどうかも。
闻いて、自分に何かできるのかどうかも。
だけど、ただひとつわかっている事は―――。

彼女が、《月下美人》だという事。
エッチなお愿いを叶えてくれるという事。

もう元には戻れない。
恋情が、腐り、崩れていく。
暗い欲望の炎がめらめらと燃え上がっていく。
むくむくと、あれだけ大量に精を放ったばかりだというのに、おちんちんが屹立していく。

その様子に、姫月先辈も気づいた。
绮丽な瞳が、僕の瞳と合わさる。
僕の心の変化を読み取ったのだろうか。
何も言わず、ただ穏やかで、优しそうな微笑みを浮かべる。

「―――ね、高月君。《月下美人》の花言叶って知ってる?」
「………」
ぎらぎらと欲望に歪んだ光を瞳に宿しながら、僕は何も答えない。
「『儚い恋』。月下美人は夜に咲き、夜明けを待たずに萎んでしまう花だから、そういう花言叶なの。だから―――」
いつの间にか太阳が沈み、月光が差し込む教室の中、さっきまでは开いていなかった月下美人の花が开花していた。
白くてきれいな、大轮の花が月光に照らされている。
同じように、冴え冴えとした光に照らされた姫月先辈は美しく、妖しささえ漂わせながら、ただ优しく、儚く、微笑む。
空中に掲げた先辈の手から、丸まったテッシュが空に解き放たれ、くるくるとまるで花弁のように舞いながら、教室の床に落ちる。
僕はその行く末を目で追ってから、先辈の瞳を见つめ、彼女の言叶を待った。
可爱い唇が开き、可怜な声が言叶を纺ぐ。
「―――次は、どうして欲しい?」

僕が愿い事を口にする。
先辈が优しく颔き、愿いを叶えてくれる。

手でも。
口でも。
足でも。
髪でも。
太ももでも。
セックスだって、正常位から骑乗位、后背位、対面座位でも。
アナルセックスさえも。

何度も何度も、僕は精を吐き出し続けた。
気付けば、僕の瞳からは涙が流れ落ちていた。
さらに、何度も何度も、僕は先辈を白く汚した。
次に気づいた时、涙は乾いていた。
饱きることもなく、僕は先辈を汚し続けた。
自分のどこにこんなに体力や性の知识があったのか呆れてしまうほどに、快楽を贪るためのアイディアは尽きることなく涌いてきた。
気づいた时、僕はタガが外れたように笑っていた。
教室の床は、さながら月下美人の花びらを敷き诘めたかのように、僕の精を吸ったティッシュで覆われていた。

僕の愿望を、先辈は穏やかで优しく、儚い微笑を浮かべながら、そのすべてを叶えてくれた。
月下美人の花が萎み、とても甘くて、上品で、优美で、浓厚な香りが消えるまで―――。



15

现代日本を代表する文豪の一人、雾生门左卫门。
ミステリーや歴史物を中心に、数々の作品を世に出し、数多の赏を受赏してきた彼はまた、新兴财阀ヴェイン?グループの広报に身を置くサラリーマンでもある。
多忙なサラリーマン生活の傍ら数々の作品を生み出し続ける彼だったが、その活跃を支える影の存在がいる事は、谁も知らなかった。
その影の名は风间雄司。
高校を卒业すると同时に、雾生の元に弟子入りした小説家の卵である。
雾生の元で研钻を积んだ风间はめきめきと腕を上げた。
その作品は雾生の名で上梓され、多くのヒットを生み、ドラマ化や映画化されたものも数多い。
そう、雾生の活跃を支える风间雄司―――彼は、いわゆるゴーストライターと呼ばれる存在であった。

***

文豪雾生门左卫门の潇洒な邸宅。
都内の一等地に建つその豪邸は、メディアにも取り上げられ、推定10数亿円と世间では羡ましがられていた。
そのもっとも中心にあるのが、雾生の书斎である。
この日、风间はいつになく紧张した面持ちで、雾生と向きあっていた。
27歳の风间と向きあう56歳の雾生は穏やかそうな风貌の中に、言い知れぬ迫力を湛えた光を宿す瞳を持ち、じっと风间を见つめている。
「―――先生、お话があります」
カラカラに乾いた喉を震わせながら、风间が渐く切り出す。
雾生はパイプを咥え、紫烟をくゆらせながら、微かに小首を倾げる。
「なんですか?」
穏やかだが、有无を言わさぬ声音である。
风间はごくりと唾を饮み込み、ぎゅっと拳を握りしめ、
「高卒で先生の元に飞び込んでから早9年。温かいご指导を戴き、恐れ多い事に先生のお名前をお借りして几つかの作品を世に出す事が出来ました。心から感谢しております。しかし、僕は自分の名前で作品を世に出したいと思うのです。そこで、独立する许可を戴きたいのです。10日后が〆切のヴェイン赏に、私の作品を出させていただきたいんです」
一気に口にしてから、血の気の失せた顔を伏せる。
雾生の顔を见ることなどできなかった。
この恩知らずめが!と怒鸣られる事を想像していた。
雾生の名で出せばこそ売れたのであって、名もない若造の名で出したところで売れるものかと骂倒される事を覚悟していた。
永远にも似た数秒が流れた后、雾生はゆっくりと烟を吐き出し、
「―――わかりました」
拍子抜けするほどあっさりと、承诺の言叶を口にした。
「え?」
これには、思わず风间も惊いて顔をあげてしまった。
愤怒の表情を浮かべているかと思った雾生は、微かな微笑さえ浮かべていた。
「何を惊いているんです、风间君。君の実力は僕がよく知っている。僕の方こそ、今まで君に多く助けられてきたのだから。君が更なる活跃を求めて高みを目指すというのならば、僕は応援しますよ、心からね」
「せ、先生………」
思いもよらない温かな言叶に、思わず涙腺が缓んでしまう。
溢れる涙を拳で拭い、决然とした表情を浮かべる。
「先生の弟子であった事は僕の一生の夸りです。先生の名に耻じぬよう、更なる研钻に努めたく思います!」
「期待しています。とはいえ、君もよく知っているように、小説家という职业はなかなか一人でできるものではありません。几ら君の笔が早くとも、后10日で作品を仕上げると言うのであれば犹更ね。僕に君の支えがあったように、君にも公私にわたって支えてくれる者の存在が重要です。なので、君の巣立ちの饯に、デビュー作を书き上げるまで手伝ってくれる优秀なアシスタントを绍介しますよ」
「ありがとうございます、先生!この御恩は一生忘れません」
「顽张ってください」
穏やかな师の言叶に、感激の面持ちで、风间は书斎を出て行った。
自分の荷物を缠め、早々に雾生家を出ていく。
书斎の窓から、屋敷を巣立っていく爱弟子の姿を见送って、师はふと、呟いた。
「………可哀相に………」

〆切まで―――あと10日。

***

3日后―――。
一先ず、都内の安アパートに引っ越しの荷を解いた风间は、早速书きためておいたアイデアノートを元に赏に出す作品の构想を练り始めていた。
そこへ―――。

ぴんぽーん。

「―――ん?」
突然のチャイム。
とはいえ、东京に特に亲しい友人もいないので、谁かが访ねてくる当てもない。
(―――いや、先生がおっしゃっていたアシスタントが来たのか……?)
先生には、新居の场所も知らせてある。
そんな事を考えながら、
「はい、今、开けます」
玄関を开けると、そこに立っていたのは、
「!」
思わずびっくりしてしまうほど、可爱い女性だった。
もこもこしたファー付きのニット帽に、セーター、スカートに、二ーソックスと言う冬の女性らしさをこれでもかと诘め込んだような服装をした女の子。
年齢は20代前半ぐらいだろうか。
亜麻色の髪は柔らかそうで、ふわぁっとシャンプーの优しい香りが漂ってくる。
少し垂れ目っぽい瞳には、わくわくと期待が星のように瞬いており、何か嬉しい事でもあったかのような笑顔が、初対面であるにもかかわらず、风间の心をほっこりとさせる。
可爱いだけでなく、スタイルも抜群だった。
セーターを着込んでいるにもかかわらず、胸の膨らみがはっきりとわかるし、白くすべすべの太ももにもむっちりと程良く脂がのっている。
だが、腰からお尻にかけてのラインはきゅっと引き缔まり、思わずごくりと生唾を饮み込んでしまう。
全身から「女の子!」を主张しているような、そんな女の子だった。
「あの、风间雄司さん………ですよね?」
玄関を开けた格好のまま、凝固している风间に、女の子が微かに首を倾げつつ、不安げな上目遣いで寻ねてくる。
(ぐわぁっ………)
そんな、可爱らしさ満点の仕草に、内心で鼻血を喷き出しながら、风间は慌ててかくかくと颔く。
「そ、そそそ、そうです!」
「よかった?」
ほっとしたように笑う女の子に、胸がきゅんっとしてしまう。
「あっ、申し遅れました。私、雾生先生から风间先生のお手伝いをするように言われてやって参りました、ヴェイン出版の小泉志保と申します。今日からよろしくお愿い致します、先生!」 内容来自
「せ、先生なんてやめて下さいよ。まだまだ僕は何の実绩もない新人なんですから」
差し出された名刺を大切に受け取りながら、はにかむ。
今まで、先生と呼ぶ事はあっても、呼ばれることなどなかったのだ。
しかも、高校までは根暗な文系少年を地でいき、卒业した后は雾生のもとで修业に明け暮れてきたため、女の子と言う存在に対する免疫などまるでない风间である。
全身がくすぐったくて仕方ない。
そこで、はっ、とした表情になり、
「ごめんなさい、こんな外でずっと立ち话ちゃって。寒いですよね?どうぞ中に入ってください、お茶淹れますから」
「ありがとうございます、先生。でも、お茶は私が淹れますよ。先生のアシスタントをするのが私のお仕事ですから?先生は座ってて下さい」
にっこりと笑って头を下げ、入室した志保は早速台所に向かう。 copyright
とりあえず座布団に腰を下ろし、台所で手际よくお茶を淹れる志保の背中を见诘めながら、
(先生……ほんとにほんとに、ありがとうございます!!)
内心で、雾生の面影に手を合わせる风间であった。

***

「―――さて、お茶も顶いた事ですし、早速お仕事に取り挂かると致しましょうか?」
お茶を呑み、自己绍介などを简単に済ませた処で、ぽんと手を合わせて志保が言う。
「そうだね」
风间としてはもう少しお喋りをしていたかった所ではあるが、志保は仕事で来ているのだから、あまり怠けてもいられない。
それに、彼女はアシスタントである。
これからでも、互いをよく知る为の机会はいくらでもあるだろう。
「次回作については何かお考えですか?」
「うん、一応プロットを少しね」
「拝见させていただいてもよろしいですか?」
「う………」
「何か不都合でも?」
「いや、そう言うわけではないんだけど……なんというか、アシスタントはてっきり男性だと思っていて……」
「アシスタントに男性も女性もありませんよ。どのような内容でも気にしませんので、ご安心ください。頼りなく见えるかもしれませんけど、これでもプロですよ?」
そう言って軽く自分の胸を叩く志保。
风间は彼女の言叶よりも、叩いた拍子にふよんと大きく弾んだ胸に视线を夺われながらも、なんとか颔きを返し、プロットを书いたノートを差し出す。
「拝见します」
志保がノートを开く。
(あぁ……なんでこんな内容にしたんだろう……)
后悔しながら、志保の反応を窥う。
読み进めるうちに志保が怒りださないかと気が気でない。
しかし、志保はさして表情を変えるでもなく読み终えると、ノートを闭じてテーブルの上にそっと置く。
「次回作はラブロマンスと言う事でよろしいんですね?」
「うん、まぁ……」
「と言うよりも、ほとんど官能小説に近いですね。かなり浓密な男女の性交シーンがあるようですが。しかも、プロットの段阶で既にかなり细かく书かれてますね」
「うっ……ごめんなさい」
「谢る必要はないですよ。书きたい作品を决めるのは、作者である先生自身です。私は作品をよりよいものにする为お手伝いするのが仕事です」
耻ずかしくて消えてしまいたいほど顔を真っ赤にして小さくなる风间に、志保は朗らかに笑いかける。
雾生の元では一度も书いた事のない分野に挑戦してみようと思ったのだ。
それは、雾生の作品の猿マネと评価される事や、或いは风间が雾生のゴーストライターであった事が露见するのを防ぐ目的もある。
だが、これを机に思春期の顷からの妄想を具现化したいという欲望があった事は否めない。
「ところで、先生。この作品を书き上げられる上で、确认させていただきたい事があるんですが、よろしいですか?」
「な、なんでしょう……?」
「先生は、性交の経験はおありですか?」
「ぶっ―――」
一瞬身构えたとはいえ、想像の遥上を行く质问に思わず口の中の茶を喷き出してしまう。
「な、ななな、何を―――!!」
慌ててテーブルを拭きながら、顔面を真っ赤にさせて、うろたえてしまう。
答えるまでもなく、明快な反応であった。
志保はそんな风间を见て、一つ颔くと、
「では、决まりですね」
「え、何が?」
「まず、私が先生の为にして差し上げられる事です」
「な、何………を………っ!?」
志保はにっこりと笑うと、突然、セーターをめくり上げた。
风间の眼前に、ぷるん、とブラに包まれた大きな乳房が晒される。
余りの事态に脳が追い付かず、愕然とした表情で固まる风间の手を取り、己が胸に诱导する志保。
その手の柔らかさに一瞬どきっとしたのも束の间、さらに柔らかな、幸福感に満ち溢れた感触に手が包まれる。
「しましょう、センセイ?」
先生、と言う同じ言叶なのに、仅かにイントネーションが変わるだけで、途端にこうも淫らに闻こえるものか。
そんな事を思い浮かべつつ、だらだらと脂汗を流しながら、それでも确认しないではいられなかった。
万が一、と言う事もあり得るのだから。 copyright
「す、すすす、するって、な、何を……?」
「决まってますでしょう?性交です?……より、正确に表现する为には、実际に体験してみるのが一番ですから?」
「そ、そそそ、それはそーかもだけど………」
「私のおっぱい、如何ですか?」
「う、その……凄く柔らかくて……温かい……」
「お好きなだけ揉んでください?」
许しの言叶に、思わず手に力が笼る。
「あん、最初はもっと优しくしてください」
「あ、ご、ごめんっ……」
「ふふ、先生、凄く可爱いですよ?……さて、先生のプロットによれば、まずはキス、ですね。先生、キスのご経験は?」
「な、ななな、ない、です………」
「では、経験してみましょう?」
「や、やっぱ、だ、ダメだよ……まだ、僕たちは初めて会ったばかりじゃないか……」
弱弱しく抵抗を试みるが、その手は志保の胸を揉み続けている。
そんな様では、説得力など欠片もない。
「くす?ダメですよ、先生。キスに幻想を抱いているのは、経験がない証拠。キスをしたからと言って、何かが変わるわけではありません。それに、これは饱くまでもよりよい作品を生み出す为の作业です。雾生先生も、风间先生には期待されているんです。その期待に応える为にも、耻ずかしいかもしれませんが、顽张りましょう?」
穏やかな微笑みを浮かべながらの志保の説得に、心が揺さぶられる。
(そう、か……これは、雾生先生の期待に応える为でもあるんだ………)
风间はごくり、と大きく生唾を饮み込み、
「わ、わかった………」
「では?」
志保の、瑞々しい唇がゆっくりと风间のそれに近づき―――重なる。
ちゅっ?
(や、やわらかっ………これが、女の子の唇……)
はじめての経験に感动していると、
「んふ?」
志保が、风间の后头部を抱え込むようにして、强く唇を押し付けてくる。
さらに、唇を割り、舌を挿入してくる。
「んんっ!?」
(こ、これがディープキス……!)
口の中を、志保の舌が、まるでそれ自体が生きているかのように縦横无尽に动き回る。
頬粘膜を舐められ、舌を络みとられ、唇を吸われ、そして甘味さえ感じる唾液を流し込まれる。
视界がちかちかと明灭する。
脳髄の辺りがじーんと痺れ、全身に幸福感が満ち溢れていく。
んちゅっ、くちゅっ、ちゅぅっ、ちゅるるっ……??
いつしか、风间も梦中になって舌を伸ばし、志保の口中を味わっていた。
互いに唾液を交换し合う。
まるで2つの身体が溶けあっていくような幸福感。
(こんな感覚……知らない……)
めくるめく陶酔感の中で、风间はどこまでも堕ちていくような感覚を存分に味わった。
―――ぷはっ。
「如何でしたか、初めてのキスは?」
「はぁ、はぁ、はぁ………す、凄かった………」
20分以上もキスをし続け、渐く顔を放した时、风间は既に息絶え絶えと言う様子だった。
一方の志保は仅かに頬を上気させている程度で、さほどの変化は见られない。
拙い风间の技能では、必死の応戦にもかかわらず、たいして感じさせる事ができなかった事は明白だった。
「キス一つとっても、やはり実际の体験があるのとないのとでは、云泥の差が出てくる、と言う事がお分かりいただけましたか?」
「う、うん………」
「では、続けて参りましょう。次は………この、大きくなっている先生のおちんちんを私の手でシコシコしますね?」 copyright
はっきりとテントを作ってしまっている股间を、ズボンの上から抚でながら、志保が宣言する。
ごくり、と大きな生唾を饮み込んでしまう。
志保のほっそりとした指がジッパーを下げ、パンツの中から屹立したペニスを取り出す。
「もうギンギン……キスだけで、こんなにしちゃったんですか?」
「う……」
ペニスの硬さを确かめるかのように握りながら、上目使いにこちらを见てくる志保。
その表情の淫らさに、鼓动がどくんと大きく脉动する。
「我慢汁もこんなにたくさん………?」
先端から溢れだした大量の我慢汁を指に络ませながら、志保がうっとりと笑みを浮かべる。
ただの错覚だろうが、その瞳に?マークが浮かんでいるような気さえする。
「热くて……硬くて……素敌です、センセイ?……こんな立派なものを、今まで使っていなかったなんて、勿体ないです?」
うっとりと嗫きながら、リズミカルに扱きだす。
「うぁぁ……」
思わず、声が漏れてしまう。
风间とて男だ。
自分でする事もある。
だが、志保の手は自分の手とはまるで异なった。
その柔らかで繊细で巧みな技巧が赍す快楽は、思わず腰がびくびくと动いてしまう程だった。
次から次に溢れだす我慢汁を络ませ、润滑油としながら、だんだんと扱く速度が上がっていく。
「ぁぁあぅ……」
さらに捻りまで効かせながら、カリ首や裏筋など敏感な部分を责め立てられる。
「ほら、センセイ、闻こえますか?センセイのおちんちん、くちゅくちゅ、ぐちょぐちょって、凄く厌らしい音がしてますよ~?」 内容来自
「ぁぁ、んぁぁぁ………!」
志保の言叶に反応する余力もなく、ただ喘がされる。
「ふふ、もう喋る事もできませんか。でも、もぉっと気持ち良くしてあげます。私の唾で、もっとぬるぬるにしてあげます?……ほぉら……私の唾で、ぐっちょぐっちょ……気持ちいいですか?」
志保が垂らした唾液が、我慢汁と混じってさらにぬめりと快楽を増していく。
头の中でぱちぱちと火花が散る。
身体の奥底から、射精感が込み上げてくる。
直感で分かった。
この射精が、今までに経験した事のないものになるであろうと言う事が。
「あああっ、も、もう、いくっ、出ちゃうっ、出ちゃうぅぅぅっ……!!」
「どうぞ、イッてください?私の手で、どびゅどびゅ射精しちゃってください?」
「いぐぅぅぅっっ……!!」
どびゅっ、びゅるるるっ、びゅううっ、どびゅぅっ……!! 本文来自
腰を突き上げ、思い切り精を吹き上げる。
白い放物线を描いて、精液が志保の顔や胸や手を汚していく。
志保は徐々にスピードを落としながら、最后の一滴まで搾り取ってくれた。
「如何でしたか、初めての女性による手コキは?」
「こんなに気持ちいい射精……初めてだった……」
脱力し、仰向けになって大きく肩で息をする风间。
「いい场面が书けそうですか、先生?」
「うん……顽张る……」
そう言いつつ、疲労感に包まれて、风间は眠りの中に落ちていった。
志保は手早く身缮いし、简単な夕食を作って冷蔵库に仕舞ってから、帰っていった。

〆切まで―――あと7日。

***

翌日―――。
「おはようございます、先生?」
朝9时かっきりに、志保がやってきた。
「お、おはよう……」
対する风间は、昨日の夜、志保が作り置きしてくれていた食事を食べている処だった。
「昨日は召し上がられなかったんですか?」
そんな风间の様子に、首を倾げる志保。
「うん、実はあのまま眠っちゃって………さっき起きたんだ」
「そうだったんですか」
纳得したように志保は颔き、风间が食べ终えた食器を手早く洗う。
そして―――风间の傍らに座る。
「さ、それでは昨日実际に体験したキスと手コキの场面を仕上げてしまいましょう?」
「う、うん………」
すぐ间近にある志保の顔、その髪の香り、时折触れる肢体の柔らかさに幻惑されながらも、原稿を书き上げていく。
书き上げた原稿を志保に确认してもらい、推敲を受けながら话を进めていく。
実际に体験したこともあり、よりリアリティのある文章が缀れる。
夕方ごろまで挂って、なんとかキスと手コキのシーンを书き上げる事が出来た。
「ふぅ……ありがとう、志保さん。おかげでいい感じに书けたよ」
充実感に包まれながら额の汗を拭っていると、志保がぐいっと身体を近づけてくる。
「それでは……次のプロットの确认をなさいますか?」
「ぅ………」
そう寻ねながら、そっと风间の股间を抚でてくる。
実を言えば、朝志保がやってきてから、风间のそこは勃起したままだったのだ。
気づかれないようになんとか误魔化し误魔化しやってきたが、すぐ近くに志保の体温を感じる状况では、完全に镇めることなど到底できなかった。
テントの先端をくにくにと抚でられて、ますます硬く张りつめていく。
「先生の小説をよりよくするためには、先生にもっと気持ちいい事を体験していただくのが一番だと思うのです。とても、重要な事だと思うのですが……」
ぴったりと身を寄せながら、耳元に嗫き、ふぅっと吐息を吹きかけてくる。
全身の鸟肌が立ち、ぞくぞくと震える。
腕に、ふにょん、と当たって溃れる胸の感触を、否応なく意识せざるを得ない。
なぜなら、次のプロットは―――。
「次は……おっぱいを、体験してみると言うのは如何ですか?」
志保の诱惑に、风间が断る术はなかった。
「さ、横になってください……?」
促されるまま、横になると、志保は风间の腰を、自分の太ももの上に引き上げる。
ズボンから取り出され、天を鋭く突き上げるペニスのすぐそばに、肌蹴られた志保の乳房が迫る。
「っ、あっ……」
不意に、电流が走ったかのような快楽が背筋を贯く。
自分で乳房を持ち上げた志保が、悪戯っぽい笑みを浮かべつつ、その乳首を、风间の裏筋にこすりつけていた。
少しだけ硬さを感じる乳首になぞりあげられて、ペニスがびくんびくんと震える。
さらに、乳房を亀头の上に乗っける。
柔らかな肉块の中に、亀头がずぶずぶとのめりこんでいく。
「な、なに、これっ……」
未知の快感に、恐怖すら感じる。
乗せられているだけでこれでは、挟まれたらどうなるのか………。
「ふふ、お游びはこれぐらいにして………それじゃ、おっぱいで挟んじゃいますね?」
志保が両侧の乳房を手に持ち、谷间を広げて、ペニスの両侧からゆっくりと包み込んでいく。
「ほぉら、挟んじゃいました?」
「う、はぁ………」
昇天、と言う言叶の意味を、风间は今、その身を以て味わっていた。 本文来自
ふわふわの、极上のスポンジケーキに包まれているような………。
全身の细胞が、はうぅっと溜息を漏らすような安堵感。
力と言う力が强制的に抜き取られ、全てを委ねてしまうような心地よさ。
きめ细かい肌の柔らかく、温かな感触に包まれて、まるで―――。
「と、溶けるぅぅ………」
「ふふ、幸せそうな顔?……私まで、嬉しくなっちゃいます……もっと、気持ち良くしてあげますからね?」
満面の笑顔を浮かべながら、志保が胸の谷间に唾液を垂らす。
「あ、あぁぁっ……」
唾液と我慢汁が混じり合い、胸の感触が変化する。
ふわふわから、もっちもちに。
包み込むような感触から、络みつく感触に。
「ぎゅぅってしちゃいます?」
さらに、両侧から乳房を押さえると、乳圧が高まり、さらに快感が増す。
「ぁぁぁぁぁぁっ………」
どぴゅっ、ぴゅるるるっ、ぴゅうっ………
我慢なんて一瞬たりともできず、风间は射精に追い込まれていた。
静かな射精によって、志保の谷间に精液が充満する。
「あは、出ちゃいましたか………でも、これからもぉっと気持ち良くなりますよ?」
笑顔のまま、志保がおっぱいを大きく上下に动かし、ペニスを扱き上げる。
「あああっ、そ、そんな、イッたばかりなのにっ……!!」
大量の精液によってさらに滑りを増したおっぱいが、もっちゅもっちゅとまるで咀嚼するかのようにペニスを揉みたてる。
その强烈すぎる快楽に、风间は海老のように身体を反らしながら喘ぐ。
雷に打たれたかのようにびくびくと身体が震え、头の中が真っ白になっていく。
さらに硬度を増すペニスを、どこまでも柔らかなおっぱいが揉みたて、扱き上げ、精液を搾り取っていく。
「ずっちゅずっちゅ、もっちゅもっちゅ、凄く厌らしい音がしてますよ、センセイ?……ふふっ、涙と涎と鼻水でひどい顔?……わかってますよ、溺れてしまいそうなほど、気持ちいいんですよね?………安心して、溺れてください。このまま眠ってしまうまで、何回でもイかせてあげます?」
穏やかな笑顔を浮かべたまま、しかし容赦なく胸で扱き上げながら、优しく语りかける志保。
その言叶に、风间が反応する余力はなかった。
「さぁ、トドメです?」
志保が思い切り、奥までペニスを挿入すると谷间から先端が飞び出してくる。
その、赤黒く膨らみきった先端を咥えこみ、
ずりゅりゅりゅりゅりゅっ………
舌を络めながら、思い切り吸い上げる。
「あひぃぃぃぃっ……!!!!」
半ば白目を剥きながら、びくびくと暴れる风间の身体を抑え込みながら、その身体から最后の一滴まで精液を搾り取っていく。
やがて、风间は意识を失った。
それを见届けた志保は身缮いをし、部屋の扫除を済ませ、再び食事の作り置きをしてから、帰っていった。

〆切まで―――あと6日。

***

翌日。
「さぁ、昨日の体験を元にいい作品を书きましょう!」
9时きっかりにやってきた志保の朗らかな号令に従い、风间は原稿用纸に向かう。
昨日同様に、すぐそばに志保を感じながら、执笔を続ける。
ペニスは勃起しっぱなしで、ズボンに我慢汁の染みさえ浮かんでいたが、血走った目で原稿用纸に向かう风间には気にしている余裕もなかった。
よりよい作品を、より早く书き上げる事。
それだけが、风间の念头にはあった。
〆切まで日数が少ないという事もある。
だが、それよりも、原稿を书き上げれば、再び志保に快楽を与えて贳えるという事の方が动机としては大きかった。
昨日よりも1时间以上早く、パイズリが関わるシーンの执笔が完了した。
「终わった~………!その、志保さん……」
「わかってますよ、センセイ?」
志保が、ズボンのジッパーを下ろし、我慢汁でぬるぬるになったペニスを取り出すと、
「あ~ん?」
大きく口を开けて、頬张る。
「おほぉ……」
待ち望んだ悦楽に、思わず変な声が漏れてしまう。
そう―――今日のプロットはフェラチオである。
唇で缔め付け、舌を棹に络ませながら、铃口から吸い上げる。
頬粘膜に包まれながら、风间はあっという间に、志保の口中に精を吐き出した。
それを、志保は仅かに苦しそうな顔をしながらも、全て饮み干す。
さらに、头全体を上下に动かしながら、ペニスを爱抚していく。
「あぁぁっ、し、志保さんっ、気持ちいいっ、志保さんのお口、気持ちいいよぉッ……」
情けない顔で喘ぎ、志保の髪を手に络めながら、びくんびくんと腰を跳ねさせて精液を吐き出し続ける。
上目使いに、そんな风间の様子を窥いながら、笑う志保。
その目は、无言であっても、雄弁に语っていた。
―――さぁ、センセイ、今日もタマタマの中、ぜぇんぶ吸い尽くしてあげます?

〆切まで―――あと5日。

***

翌日。
书き终えた原稿を片付けると、志保はテーブルに座り、ゆっくりと风间の眼前で両足を开いていった。
二ーソックスから覗く絶対领域―――さらに、その奥、女性の圣域を包む布が眼前に露わになり、风间は正座したまま目を血走らせ、鼻息を荒くする。
その眼前に、志保が左足を差し出す。
「―――好きにしていいわよ」
いつもの笑顔、穏やかな声音とはまるで违う、无表情、冷たい声音での言叶に、身体全体が痺れるような陶酔感を感じつつ、风间は差し出された足の指先にむしゃぶりついた。
足の指一本一本を丁宁に舐め、しゃぶっていく。
微かな匂いさえ、媚薬のように感じる。
志保は右足を使って、器用にジッパーを下げ、赤黒く勃起したペニスを取り出す。
足先を巧みに使って裏筋、カリ、亀头を爱抚していく。
溢れだした我慢汁が、瞬く间に足先を濡らしていく。
「濡れて気持ち悪いわ、脱がして」
「は、はいぃぃっ……」
二ーソックスの先端をそっと唇に挟み、ゆっくりと引っ张っていく。
徐々に、徐々に、志保の白く美しい脚が露わになるにつれ、风间の呼吸も狂おしいほどに荒くなっていく。 copyright
左足を脱がしてから、右足を脱がしていく。
その间、ペニスは左足によってぐりぐりと踏まれる。
だが、それすらも、甘美な快感として风间の脳裏に刻まれていく。
志保に―――そして、彼女の赍す快楽に溺れきった男の脳裏に。
やがて、2本の美しい素足が、ペニスを両侧から挟むようにして扱き上げる。
「ぁぁぁぁっ、い、逝きますっ、逝っちゃいますぅぅうぅぅっ!!」
涎を垂らしながら叫び、そして白浊液を吹き上げる。
白いザーメンが、志保の脚を点々と汚していく。
「舐めて奇丽になさい」
その命令は、もはやご褒美と同义。
风间は自分の出した白浊液を、喜び勇んで舐め、吸いとっていく。
志保の素肌の感触、その甘美さに酔い痴れながら。
白浊を追って、足から胀胫、膝、太ももへと舌を这わせていく。
这いあがっていくにつれ、だんだんと强くなっていく女の香り。
眼を血走らせ、そこを目指す风间。
やがて、その头がスカートの中に入り込み、悬命に伸ばした舌が下着に触れる。
「そこまで」
だが、无情にも志保がストップを挂ける。
风间は、くぅん、とまるで犬のような鸣き声を上げながら、渋々と引きさがる。
「仰向けになりなさい」
命じられるまま、仰向けになると、志保は风间の顔を跨ぎ―――そして、见せつけるようにゆっくりと、下着を脱ぎ捨てる。
ぽたぽた、と滴る爱液が頬を濡らす。
ゆっくりと―――焦らすように、志保が风间の顔面に秘所を押し付ける。
「―――!!」
あまりの歓喜に、声にならない声を発しながら、风间は舌を伸ばし、悬命に奉仕する。
舐めれば舐めるほどに溢れだしてくる爱液の甘露な味わいはどのような美味にも増して、风间の味覚を満足させてくれた。
侧头部を缔め付ける内腿の柔らかさ。
敏感な场所に当たった时に微かに震えるその肢体に、自らが志保を感じさせているのだという喜びを感じて、さらに舌を悬命に伸ばし、必死に爱液を啜る。
そんな风间の献身に报いるかのように、我慢汁を垂れ流すペニスを、志保の伸ばした足が挟み、扱き上げる。
「あぁっ、いい、もうすぐ逝くわ、逝く、逝く―――さぁ、贵方も一绪に逝くのよっ!!」
がくがくと震え、大量の爱液を喷き出す志保。
同时に、风间のペニスからも、信じられないほどの量の白浊液が喷き出した。

〆切まで―――あと4日。

***

原稿を书き终えた风间に、志保が提案した。 本文来自
「一绪にお风吕に入りませんか?」
先に入って待っていると、
「お待たせしました、センセイ?」
裸の姿で、志保が入ってきた。
はじめてみる志保の裸体に、鼓动の高鸣りが止まらない。
「さ、お背中お流しします?」
促されるまま、风吕椅子に腰を下ろすと、志保は当然の如く自分の身体にたっぷりと泡を缠わせ、抱きついてきた。
むにょんとおっぱいが背中で溃れ、泡に涂れた全身を使って、风间の全身を爱抚する。
「うあぁっ、ちょ、そこはっ……」
ぬるぬるの手で乳首を抚でられて、思わず上ずった声が漏れてしまう。
「あら、センセイ、乳首が感じるんですか?じゃあ、念入りに洗ってあげますね?」
「はぁうっ……」
勃起した乳首を、抚でられ、つままれ、引っ掻かれ、どんどん开発されていく。
今まで、乳首がこんなに気持ちがいいものだとは思いもよらなかった。
さらに、前に回り込んだ志保が风间の腰を跨ぐ。
「えぇっ……」
股间に走ったぬめった快楽に、まさかと思い目を凝らせば―――
「残念でした、挿れてませんよ?」
ぬるぬるの秘所で、ペニスを扱き上げる。
素股とはいえ、风间にとっては今までに感じた事のない悦楽。
瞬く间に上り诘め、志保の身体を白く染め上げる事になった。
さらに、汤船に身を浸せば、足元に潜り込んだ志保がペニスを口中に含む、いわゆる潜望镜と言う奴で精を吸いとられ、さらに、双乳に包まれてお汤が白く浊るまで搾り取られた。

〆切まで―――あと3日。

***

「さぁ!いよいよですね。顺调に执笔も进んでますので、明日中には书き上げて、明后日午前中に全体をもう一度入念に推敲して、午后には提出!というスケジュールでいけそうですね。遂に、先生が作家デビューを果たされるわけです?」
るんるん?という様子の志保。
彼女の言うとおり、彼女の献身的な协力のおかげで、执笔は顺调に进んでいる。
だが、〆切が近づくにつれて、风间の胸中には暗云が垂れ込め始めていた。
无论、〆切というものはいつも胃の痛いものではある。
だが、今、风间を暗澹たる思いにしているのは、これまでに経験した事のない感情だった。
なにせ、志保は、风间が作家デビューするまでの间、アシスタントをする为に派遣されてきているのだ。
すなわち、この作品を书き上げ、作家デビューを遂げるという事は―――。
(志保さんとのこの関係が终わってしまうという事………)
だが、作家になるのは幼い顷からの梦であり、雾生の元で修业してきたのも全てはこの时の为なのだ。
ジレンマを抱えつつも、风间は原稿を书き进めていく―――。
と、同时に、ジレンマとは异なる感情がどうしようもなく膨れ上がっていく。
ふんふんと鼻歌を歌いながら推敲作业を进める志保の様子をちらちらと窥ってしまう。
原稿を仕上げるにはどうしても最后に―――やらなければならない事がある。

そして、今日の原稿を书き终える。
「さて、センセイ。それでは―――最后に、しましょうか?」
「うん」
弾んだ声で、志保が告げてくるのに、思わず势い込んで颔いてしまう。
「ふふ、もう待ちきれないって感じですね?」
ズボンの膨らみをそっと抚でて笑い、
「では、裸になってベッドに横になってください?」
言われるまま、すぐさま服を脱ぎ捨て、ベッドに横たわる。
焦らすように、身体をくねらせながら、志保が1枚1枚服を脱いでいく。
露わになる、素晴らしい肢体に、视线も意识も全て钉づけになる。
どくどくと鼓动が高鸣り、ペニスがぴくぴくと跃动する。
「お待たせしました、センセイ?」
全裸になった志保が、ベッドに上がり、ゆっくりと风间を跨ぐ。
既にその秘所もぐっしょりと濡れそぼっている。
「センセイの逞しいおちんちんで満たされるのが、私も待ち远しくて、今日はずっと濡れてたんですよ?」
舌なめずりをするその様は、さながら1匹の女豹。
狙われた获物は、その美しい獣に全てを夺われるのを心待ちにして胸ときめかせている。
(遂に、志保さんとひとつになる………)
「いきますよ、センセイ………」
「うん」
ゆっくりと、志保が腰を落としていく。
「あぁ、はぁ、し、志保さんっ、溶ける、僕、溶けるぅぅっ……!」
「あんっ、あんっ、ぜ、全部っ、くださいっ!溶けたセンセイのザーメン、全部私の膣に出してぇっ!!」
「あっぁぁぁっっ、いぐぅぅぅっ!!」
「私も、ダメっ、逝っちゃうぅぅぅうっ……!!」
二人同时に、身体を反らせ、びくびくと震えながら絶顶に达する。
どびゅどびゅと大量の精液が、志保の最奥に注ぎ込まれる。
「あっはぁ………?」
汗だくの顔を蕩けさせ、志保がぐったりと风间の胸板に頬を预ける。
「はぁはぁ……これで、ラストシーンが书きますね、センセイ………」
「いや………もっと……もっと、したいよ、志保さん……」
未だ硬さを失わぬペニスで、ごりごりと志保の膣を抉る。
「あんっ、もう………センセイったらぁ……?」
口の端から涎を垂らし、微妙に焦点のあっていない瞳で笑い、志保もペニスを缔め付ける。
二人は深夜遅くまで、互いの身体を贪る事をやめようとはしなかった。

〆切まで―――あと2日。

***

「できた!」
昼过ぎに起きた二人は軽く食事を済ませてから、ラストスパートに挂り、そして遂に、风间雄司浑身のデビュー作を书き上げた。
「おめでとうございます?先生!」
志保も心から祝福の笑顔を浮かべる。
「こんなリアリティのある作品にできたのも、全部志保さんのおかげだよ」
「いえいえ、お手伝いできて、光栄でした、センセイ!でも、念には念を入れて、明日はしっかりと原稿をチェックしましょう!」
「うん!」
高らかにハイタッチをする二人。
「じゃあ、今回は今までのおさらいをしましょう?」
そして、いかにも当然という流れで、风间を押し倒す志保。
「え………?」
思わずきょとんとする风间の顔を见下ろして、志保が舌なめずり。
「まずはキスからです?」
「ちょっ、あぁぁっ……??」
その日、一晩中、风间の娇声が絶える事はなかった。

〆切前日。
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